2012/02/01

ミラノ『EAT'S イーツ』WINE BAR

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「48種類のワインの中からグラスワインが選べる」というのが売り文句
のイーツワインバーへ。
最近イタリアにも普及してきた、窒素ガスで酸化防止をし、コルクを抜いた
あとでも真空状態でワインが長く保管できるセラーが設置されていました。
フランスワインからイタリアものまで、そこそこの高級ブランドのワインセレクト。

ウキウキとセラー内のラインナップを眺めているところにカメリエーレがワイン
リストを持ってきてくれました。
すると、そこには1つのワインに3種類のプライスが書いてあります。
グラスにサーブしてもらえる量が1杯分、グラス半分、味見程度、と選べる
ようになっているのです。
これはなかなかいいアイデア!少量を注文し、いろいろな種類のワインが
楽しめるというコンセプト。

なーるほど!とまずはGAJAガヤのランゲ・ソーヴィニオン『ALTENI DI BRE
SSIA2008』のグラス半分(6,5ユーロ)を注文。

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カメリエーレのお兄さんが注いでくれます。
ところが。。持ってこられたグラスを見て「ナニコレー!!!」と笑って
しまいました。それはグラス半杯を頼んだのに二口分ほどしか
グラスに入っていないのです。本当に二口で飲み干しました。

次にブルゴーニュのLE ROYル・ロワ「BOURGONE ROUGE 2007」を注文。
これもグラス半分(6,5ユーロ)で頼んで持ってこられたワインはこれ。

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ちなみに同席の人の注文した「PERCARLO 2004」もグラス半分で
11ユーロ、これと同じ量でした。
さらに、では1杯分を注文しようということで出てきたのはグラス半分
の量!
価格的にも十分普通のグラス1杯分をとっているのに、これはない
よねーということで、カメリエーレのお兄さんに「ちょっといくらなんでも
少なく入れすぎじゃない?」と問いかけたところ、もうセラーにコン
ピューター設定してあるので誰が注いでもこの量になり、自分のせ
いじゃないとのこと。

たしかにワインリストを見ると、グラス1杯分が125ml、半分が 62ml
味見が 30mlと細かい数字が書いてあります。
でも125mlってグラス1杯分じゃないよー!
『イーツ』は何を基準にこの量を設定したのかわかりませんが、これは
あまりにもあまり。。。

グラスの奥底にうっすらとたたずむ液体を見て、ふと、ピエモンテのアル
バ村にある小さなワインバー『VINCAFE ヴィンカフェ』を思い出しました。
あそこは昔100種類のワインをグラスで出していました。今も続けている
のかわかりませんが、こんな真空セラーもなくずらりと見事にボトルが
そのままカンターに並べてありました。そしてワインを選ぶと並々とグラス
に注いでくれるのでした。
『イーツ』のワインバーを見て、実はあそこの消費量ってすごかったんだな
価格も良心的で本当にワインが好きな人のことを考えたいいサービスを
してたなーと懐かしさでじんわりしてしまいました。

『イーツ』のワインバーではグラス1杯を頼んでも本当にすぐになくなる
ので、また次ぎに注文するワインを考えなければならず、ゆっくりワインを
飲みながらおしゃべりを楽しめるという感じはありませんでした。よほど一気
にいろいろなワインを実験的に飲んでみたいという目的で行くならいいですが。
どうなんですかね?ミラネーゼの皆さんは。






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2012/01/30

ミラノ新グルメスポット『EAT'S イーツ』

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以前ミラノを訪れたときにはまだドゥオーモ正面が改装中だった
のが、すっかりニューフェイスで堂々のお目見え!
この街のあちこちで、あらゆる建物の新装やリニューアルが見か
けられ、2015年の世界万博に向けてじわじわと大きなものが
動いているのが見えました。

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昨年9月にオープンしたドゥオーモからすぐ近くのミラノ新スポット
『EAT'S イーツ』へ。
ファッションビルの地下にビストロ&ワインバー、地価2階に
食品販売コーナーがあります。
ちょっと『イータリー』を思い起こさせるものがありますがミラノ的
でスタイリッシュな空間。

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ランチに入ったビストロで
まず目に入るのはこの近代ミュージアムの中にいるような
ワインセラー。
ワインリストにはニッカウイスキー「余市」も。

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テーブルには『イーツ』のオリジナルラベルのオリーブオイルと
バルサミコ酢がセッティングされていました。
エキストラバージンオイルはまだグリーンが濃くフルーティー
でかなり美味。裏ラベルの生産者名にアブルッツォ州の「URSINI
ウルシーニ」とあり納得。ウルシーニは初めてMonocultivar(単一品種)
のオイルを作った生産者。もともとオリーブオイルはいろいろなオリーブ
品種をブレンドするのが当たり前でしたが、今でこそ一般的になっている
1種類のみのオリーブから絞られたオリーブオイルを最初に生産した
のがこのメーカー。またこのブランドはパッケージのきれいさも人気の
ひとつ。「ウルシーニ」が新製品を出すと必ず、パッケージをコピーする
メーカーがごろごろいます。
「ウルシーニ」を知ったのは10年ほど前だったと思いますが、そのころは
まだ小さな作り手だったのに今ではすっかり大きなメーカーになっていて
オリーブオイル以外にもパスタソースや野菜のオイル漬けなんかの商品
も生産しています。このオリーブオイルがあまりにおいしくオイルをつけな

がらパクパクとパンを大量に食べてしまいました。

お酢は「BORGO DEL BARSAMICOボルゴ・デル・バルサミコ」のもので
こちらも代々バルサミコ酢を作り続けるモデナの老舗のもの。

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ランチメニューはアマトリチャーナやチキンのフライなどミラノの郷土色は
なく、食べやすいイタリア定番メニューばかりで、味も可もなく不可もなく、と
いったところ。

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ミラノスカラ座のエトワール、ロベルト・ボッレそっくりのカメリエーレ。
イケメンは別にしても、このお店でよかったのはサービス。
ブショネのワインもすばやく変えてくれ、手を挙げなくともテーブルに
すぐ来てくれるし、料理の説明もしっかり教育されている感じ。
一流レストランでもこういうサービスがなっていないお店はたくさん
あるのです。

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ランチの後は、地下2階の食品売り場へ。 生鮮食品は精肉、魚も
ありまた瓶詰などの保存食品までなかなか幅広い品揃え。イタリア
産だけでなく輸入物も。

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ランチで味見した『イーツ』プライベートラベルの「ウルシーニ」のオリーブ
オイルが500mlで6,5ユーロ/本というお買い得価格で思わず2本まと
めてゲット。いろいろな食材メーカーの製品が『イーツ』のPBになってい
て、同オリジナル製品より低価格で販売していたのはなかなか画期的。

ショッピングのあとは48種類から選べるというグラスワインのコーナーへ!

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EAT'S - Excelsior

Galeria del Corso, Milano

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2012/01/25

『PORTHOS ポルトス』ワインセミナー

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1回のレッスンがみっちり4時間からなる「ポルトス」のワインセミナー

を4レッスン受けてきた。参加者は12人。「ポルトス」とは泣く子も

黙るサンドロ・サンジョルジ氏率いるワイン道場。本人もはっきり明言

するように、AISイタリアソムリエ協会やガンベロロッソ、パーカー

のワイン評価からはかけ離れた自然派ワイン哲学に基づいた人。AISや

ガンベロに比べると、まったくワインを分析する観点は異なり、よくも悪

くもかなり左よりでインテリで少数派なのがこのポルトス。

もう設立されたから何年にもなりますが、オタクな組織にもかかわらず

サンドロ氏の思想を慕って通い続ける人も。

イタリアにもいろいろなワイン団体があり、これが一番いいというのは

ないですが、いろいろなワインの哲学を知るために、また久しぶりにポルトス

ならではの濃い内容のワインの勉強をしたかったので思い切って受講してみま

した。この年になってもまだ高いお金を払ってでも勉強したいことがあるとい

うのはまあうれしいことです。そんな自分の中にある貴重なモチベーションの

ようなものを保ちたかったというのもあるかもしれません。

しかし。

いやー難しかったー。

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セミナーのテーマは「ワインの表現の仕方」。

毎回8種類のワインをブラインドテイスティングし、その全ワインにあてはまる

言葉を4つずつ用意された単語リストから選ぶ、というものや、ワインを説明した

文章がありそれを読み、全ワインがどれにあたるのかあてはめるというもの、また

各ワインに0から10までの点数をつけ、なぜその点数をつけるのか説明するというもの。

正解かどうかよりも、どう表現するか。ワインはすべて自然派ワインでイタリア

フランス産がミックスされています。コルシカ島のヴェルメンティーノやスイスのワイン

も出てきました。

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すべてブラインドテイスティングなので自分の五感だけに頼るのですが、たとえば

ワインの色がもうオレンジがかったガーネット色だとすると、それはもうオールド

ヴィンテージだと認識してしまったり、香りがなかなか立たないワインを質の乏しい

ワインと判断したり、やわらかい丸みを帯びた甘みのあるワインを高評価したり

自動的に今までの経験から判断してしまうのですが、これが見事に外れる場合が多々

ありました。

色がこうだからこのタイプ、香りがこうだからこちらのタイプ、味がこうだからこの

地域といったように数学の式みたいにカテゴリー分けできるほどワインの世界は狭く

単純ではないということを体感。しかも自然派ワインだとよけいそうです。

ヴァレンティーニなんか同じワインでも1年のヴィンテージ違いでまったく別の地域

のワインと判断してしまうほど。

ヴァレンティーニがそうであると知識として頭では知っていましたが、今回のブライ

ンドテイスティングで、こういうことかーと体感しました。 

自分の中に持つワインに対する評価の基準がかなりゆらぎました。

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4回のセミナーを受けて思い知らされたのは、どれほど自分の中にワインに対して

先入観があったかということ。ブラインドテイスティングでこうなのだから、ましてや

普段はワインのラベルを見た地点で、ワインの名前やヴィンテージを知った地点で無意識

のうちに飲む前にもう先に頭で飲んでしまっているんですね。ワインを飲みすぎて逆に

ワインを裸にして飲むことが難しくなっていた自分がありました。

 

うーんますます面白いなー。ワインって。


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PORTHOS ポルトス

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2012/01/22

ほうれん草

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ローマに戻って最初に食べたかったもの。
ほうれん草。

16年前にローマで暮らし始めたころ、イタリアのおいしいもの
=パスタにピザ。という図式が頭の中にありました。
カルボナーラとかマルゲリータがいっぱい食べられるー!と意気
込んでいたのですが、実際に生活をし始めて劇的においしいと気
がついたのが意外にも”野菜”でした。中でもほうれん草のおいし
さといったら想像を超えていて、これに病みつきになりました。
そのころの毎朝の日課は青空市場に行って1キロのほうれん草
を買い、家に帰って2~3時間バケツの水につけること。
いっぱい土がついているので数時間は水につけ、時々水を替える。
そして土が落ちたら水を切って、生のほうれん草にオリーブオイル
と醤油をかけて食べていました。ほうれん草は葉が肉厚で甘く
これ一品をモリモリ食べて満足していました。昼もこれ。夜もこれ。

朝目が覚めると「あーイタリアにいる!」といううれしい実感のあと

「ほうれん草を買いに行こう!」が同時にやってきてなぜか体に

エネルギーがみなぎるのでした。八百屋のおじさんも私を見るなり

自動的に袋にほうれん草をつめてくれていました。

1キロのほうれん草を洗うだけでも半日仕事で、それを昼夜毎日
食べていたのですから今から考えると、よっぽどハマッていたんだと
思います。これを馬鹿のひとつ覚えみたいに1人で毎日毎日2ヶ月

やっていました。今までいろいろな食べ物に病みつきになりましたが

ほうれん草ほど、はまったことはないかもしれません。
イタリアに来てみるみる太っていく友達たちとは正反対に痩せていき
ダイエットをしてるつもりもないのに5キロも体重が落ちたときに、はっと

我にかえって他の料理も食べるようになったのでした。

今は茹でてオリーブオイルとレモン塩であえたりして食べます。
11月の絞りたての高級オリーブオイルがあるときなんかは感動的
な一品になります。
もうさすがに生で1キロは食べませんが、イタリアのほうれん草に
何か格別なおいしさがあるのは16年前から変わりありません。
イタリアの野菜はそれだけで立派なご馳走です。野菜そのものの味

が甘く濃い。だから味付けの強いドレッシングがイタリアに売ってい

ないのも納得です。普通の野菜がこんなにおいしい国ってそれだけで

豊かだなと思います。

京都からローマに戻ってほうれん草を食べながら16年前の自分を

思い出しました。








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2012/01/18

京都KYOTO →ローマROMA 

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あまりにも短すぎた一時帰国。
イタリアではありえない人ごみ、駅の階段を走る人の群れの怖さ
地下街の圧迫感。だんだん自分の体が外国の人になっているのを
実感した今回の滞在でしたが、でもやっぱり楽しかったおいしかっ
た日本!!!
夢みたいな毎日でした。

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いろんな食べものの匂いが詰まった思い出イタリアに持って帰ります。







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2012/01/16

大阪『太庵』 会席料理とブルゴーニュワインの宵

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三つ星になってから初めて訪れた久々の『太庵』。
目に眩しい真っ白な割烹着姿の女将さん。
完璧な身のこなしなのに親しみのあるかわいい笑顔で
いつもほれぼれするのです。
白木とかつおだしのいい香りが漂う店内。
こちらも姿勢を正して席につきました。

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先付は蕪のすり流し、もずく、このわたと山芋など。
どれも澄んだ味わいで素晴らしかったのですが中でも
蕪のすり流しのなんとも甘くやさしい味わいが印象的。

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日本酒で新年の乾杯をしたあとは、シャンパン
「HENRI GIRAUD」。このお店のワインコレクションはご主人
による見事なセレクト。リストでなくてカウンターの向こうから
ご主人がワインのおススメをしてくださいます。その話ぶり
からかなりのワイン愛が伝わってきます。

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白味噌の碗もの。金箔が飾られうすーく切られた蕪が
透明になって下にある具が見えています。
目と舌で楽しみました。

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寒ブリのおつくりとてっさ。
ブリのバターのようなコクと甘さ!

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焼き物は数品ある中から選べるのですが、今回はさわらの
柚庵焼きに。味噌漬けのお魚は絶対に普段イタリアで食べられ
ない好物なので、やわらかくしっとりとしたさわらを一口一口脳裏
に焼き付けるように堪能しました。
この小さなにんじんは大阪野菜のひとつだそう。添えられた甘辛
い田楽味噌がいい仕事してました。

それにしても。
このブルゴーニュとさわらの焼き物。感動の出会いです。

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SEBASTIEN MAGNIENの『BEAUNE 1CRU LES AIGROTS
2007』。

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雲子の揚げ物。このピノノワールが口の中で一緒に溶け合って
抜群のハーモニーをかもし出していました。一つ一つのお料理
ワイン、その組み合わせ。一々感動。

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かにご飯!かにのうまみがご飯一粒一粒に。
大庵さんでいつも感動するのが椀物のお出汁の風味。
どんなお出汁のとり方をすればこれほどの品格がでるの
でしょう。

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デザートはイチゴのゼリーと白小豆。

最初から最後まで五感を研ぎ澄ませて堪能しました。
普段、イタリアでまったく違うものを食べているのでその
感動はひとしお。
日本人に生まれてよかったな。とこのお店に来たらいつも
思うのです。心からごちそうさまでした。

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2012/01/11

昭和の香りする『京都イノダコーヒー本店』の別館

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世界一大好きなカフェ『イノダコーヒー』。ここに来ると「あー京都に

帰ってきたー」とほっとします。

いつもは三条の丸テーブルですが、人数が多い時は本店の方へ。

本店には他店と違い、昭和の香りあふれる別館があるのです。

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70年前の創立当時のコーヒーメーカーやポット、壁時計がそのまま

何気なく置いてあります。そして昭和30年代の常連、谷崎潤一郎や

東映女優さん達の白黒写真が。数え切れないほと訪れた本店ですが

このタイムスリップしたような空間の別館で初めてコーヒーをいただき

ました。

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大好きなタマゴサンド。

このたっぷりしたタマゴの量がちょうどよいのです。

パンもふかふか。

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3センチはあるかと思われるフレンチトースト。

ふわふわすぎずクラシックなフレンチトーストです。

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別館の外にはイノダコーヒーと書かれた自転車が数台ありました。

この自転車で創業当時はコーヒーの出前をしていたそう。

今はもう錆ついているもののこのお店の歴史を象徴するオブジェ

となって誇らしく並んでいます。夏は蒸し暑く、冬はその冷えのする

京都で自転車こぎこぎコーヒーを運ぶ給仕さんの姿が目に浮かぶ

ようでした。

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イノダコーヒー本店

京都市中京区堺町三条下ル道祐町140

Tel 075 2110507
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2012/01/01

BUON ANNO 謹賀新年 2012

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あけましておめでとうございます。

今年も京都で新しい年を迎えます。

旧年は本当にたくさんの方々に訪問いただきありがとうございました。

世の中どんなことがあろうとも自分を救ってくれるのは美味しい食べ物

とワイン、それを囲む笑顔であるということ。そのありがたみが年々増え

いくようです。

今年もどうぞよろしくお願いします。

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2011/12/29

漁師の食堂『I RIZZARI イ・リッツァーリ』

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カターニャから南へ車で30分。BRUCOLIブルーコリという漁村へ。
昔大勢のシチリア人がアメリカに移民し、アメリカにの道や
地域にたくさんのイタリアの村の名前がつきましたが、このブルーコリ
はその逆バージョン。なんとこの村の名前の由来は”ブルックリン”。
嘘みたいな話ですが、他にもシチリアにはカナダの町”AUGUSTAアウ
グスタ”など他国の町の名をそのままつけた村もあるのです。

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観光客は絶対来ないようなこの無名の漁村にある漁師さんが経営
する食堂『イ・リッツァーリ』。シチリアの魚料理には目がないです
がここはもうおいしさといい雰囲気といい穴場の穴場。

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店内は漁をするときの古い道具がいっぱい飾られています。

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今朝とれぴっちぴちの魚が無造作に並べられて。
あれもこれも全部全部食べたーい!!!

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前菜はBUZZONARIAブッツォナーリアというまぐろの内臓を
トマトソースで煮込んだもの(写真左)とウニのブルスケッタ。
ブッツォナーリアは意外にも臭みはなく、また身がものすごく
柔らかく煮込んであってとろとろ。ローマで豚や牛の内臓料理
があるようにここではまぐろの内臓が郷土料理になるのです。
ウニのブルスケッタもこの村ならでは。
他の地方ではこんな珍品食べられません。

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ミント、クミン、プレッツェーモロなどのハーブがかかった生の
赤えび。バターのようにとろける甘さ。

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ウニのパスタ。文句なしに大好きな料理。
磯の香りがパスタの芯までしみこんで。
おいしすぎて3口くらいで食べました。

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ここの名物タコの香草焼き。ミントとねぎ、バルサミコソースが
かかっています。このお店は本当にハーブ使いがうまいのです。
「添えてあるペコリーノチーズと一緒に食べろ」とのこと。
え!タコとチーズの組み合わせ?!と思って食べてみるとこれが
魚のクリームシチューを食べたような味わい。
なんと面白い味のハーモニー。

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この食堂以外は何もない静かな村ですが、ここに来るためだけに
カターニャから車を走らす価値のある料理でした。
食堂の裏手にある磯の香りがただようこのテラス席。
今度は夏の夕焼け時に来てみたいな。

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I RIZZARI イ・リッツァーリ

Via Liberta 63  Brucoli
Tel 0931 982709
水曜定休

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2011/12/26

シチリアオレンジ収穫真っ盛り

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シチリア東海岸側はイタリア一のオレンジの名産地。
オレンジの収穫が真っ盛りのこの時期シラクサにある某農家
を訪問。
畑に入ると向こうのほうから意気のいいシチリア弁が聞こえて
きました。農家のお兄さん達が本当に楽しそうに冗談をいいな
がら、歌を歌いながら収穫しているのです。

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これは赤いオレンジ品種”タロッコ”の収穫。まだオレンジですが
エトナ山地帯の独特の気候条件でこれから赤く染まっていきます。
カメラを向けるとみんなこっちによってきて写ろうとするお兄さん達。
今までこんな楽しそうに収穫をしている農園はあまり見たことあり
ませんが、これもシチリアの太陽のおかげ?

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いろいろな柑橘の畑の中でも一番きれいなのはグレープフルーツ
の農園。木が高いので木々の間から日の光が差し込み下から見
ていると本当に幻想的。イタリアでは意外とこの果実の消費量は
少なく、ほとんどが輸出もしくは果汁にされます。

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まだ緑のレモンの木々。これからだんだん黄色に染まってい
きます。木からもぎとって食べるレモンのフレッシュさとジューシー
さといったら、もうそのままかぶりついてもおいしいのです。

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つのの部分は他のレモンの皮を傷つけてしまうのでカットします。

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レモン畑にはハチがぶんぶんいっぱい飛んでいました。
このハチさんは今となっては生産量の少ない貴重なレモン
の蜂蜜をこうやってせっせと作ってくれるのです。

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この農園の畑では農薬をまいていないのでこうしてたくさんの野生の
ハーブが木の下に生えています。これはボッラージネ。

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農家のおじさんの家で見せてもらったシトロン。重たい!
グロテスクであまり食べる気にはなりませんが、皮がものすごく
分厚いフルーツで皮と果肉の間の白い部分をサラダにして食べ
ます。

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スペインやモロッコ、地中海でもあらゆるところでオレンジを生産
していますが、エトナ山あり火山土壌ありのこの特殊な気候条件
のおかげで風味はやっぱりシチリアのこの地方のものが最高なの
です。



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