昔の匂いのする食堂『SORA MARGHERITA ソーラ・マルゲリータ』の家庭料理
お気に入りのトラットリアの1つ『SORA MARGHERITAソーラ・マルゲリータ』へ。
ローマはユダヤ人街ゲットーにある、トラットリアというよりお隣さんの台所で
食べるような小さな小さな食堂。
お店が狭い上に、人気店なのでいつも行列ができています。
必ず予約するようにしますが、当日に電話してもとれないことがしょっちゅう
あります。みんな安くておいしいところにはしっかりおさえているのですね。
昼は日曜除く毎日、夜は金曜と土曜だけの営業です。
メニューは絵描きのご主人の手書きです。
店が狭いので席がつめつめなのですが、みんなそんなことお構いなし。
お勧めの季節料理から定番料理までメニューはこのゲットー地区の
お母さんと呼ばれていた故マルゲリータさんのレシピ。
ローマの典型的な家庭料理です。
手打ちパスタ、フェットチーネ ラグーソース。
セコンドピアットの肉を煮込んだトマトソースをパスタに絡めたもの。
このパスタの食感がなんかレストランというよりも、家庭の味なんです。
ムチッっとしています。
これはこれでとてもおいしいです。
あまりにソースがおいしいので、パスタを食べたあとのお皿をパン
でぬぐっていたら、ボンッとソースだけお皿に持って来てくれました。
この辺もなんだか家にいるみたいです。
手打ちパスタ カーチョ・エ・ぺぺ・エ・リコッタ。
同フェットチーネにリコッタチーズ、ペコリーノチーズ、胡椒をかけたもの。
これも典型的なローマのパスタです。
底から混ぜてフェットチーネにたっぷりチーズを絡めながら食べます。
アーティチョークのローマ風。
地域柄、ユダヤ料理であるアーティチョークを素揚げにした”ユダヤ風”
があるのですが、ポテトチップスみたいな味であまり好きではないので
オリーブオイルと白ワイン、にんにくで煮たローマ風を注文。
タラのトマトソース煮込み。
これは食べる価値あり!!!
一度フライにした塩タラをマルゲリータさん秘伝のトマトソースで煮込んだもの。
ソースには干しブドウと松の実が入っているときもあります。
塩タラは塩をうまく抜かないと、辛すぎたり、味に締りがなかったりなかなか
難しいのですが、ここのタラは塩加減が絶妙でタラの身もふっくらとやわらかく
絶品。またトマトソースとの相性も抜群です。
ミートボールのトマトソース煮込み。
これも定番メニューの1つ。
長時間煮込んであるからなのか、材料のせいなのか肉がとても柔らかく
どうやったらこんなにまろやかになるのか聞いてみたいところです。
またどうやったらこんなにボールみたいに真ん丸のまま仕上げられるのかも
不思議です。
こんな料理が自分でも作れるようになったらなーといつも食べながら思うのですが
こういう本当の家庭料理の味は外国人である限り、たとえどんな腕のいいシェフ
でも作れないような気がします。
子供のころからこの味を食べて育ってきた人、毎日毎日何年も何年も家族のために
作ってきた人にしかできない何かがあるような気がします。
ローマでは洗練されたトラットリアはかなり増えましたが、逆にこういう昔の匂いが
するお母さんの料理を食べさせてくれるお店は本当に貴重になりました。
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SORA MARGHERTITA
ソーラ・マルゲリータ
P.zza delle Cinque Scole 30
Roma
Tel 06 6874216
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