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2010年5月

2010/05/31

あこがれのサルデニアへ

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長い間憧憬していた島、サルデニア。
イタリアの最北端から反対側まですみずみまで旅をしましたが
サルデニアだけは行く機会に恵まれず、このたび初めてこの異国
の島に足を踏み入れることに。
いやー最高に面白かった!楽しかった!!!

サルデニアに入ってすぐに気がついたのは、この土地の人の話す
きれいな”標準”イタリア語。
サルデニア人にとってイタリア語は外国語。
ローマやフィレンツェの人のようにイタリア語がにごった”方言”では
なく、「SARDO=サルデニア語」という別の言語を持っています。
言葉全体が全く変わるのSARDOで話されると100%わからない状態。
サルデニアの人は学校でイタリア語を外国語のように習うので、標準
語がとてもきれいなのでした。

ここからもいかにサルデニアがイタリアと全く違う文化を持った地方と
いうことがわかります。サルデニアの人たちは自分達のことをイタリア
人としては認識しておらず、だれもが誇りあるサルデニア人なのでした。

ここの特殊な食文化を知りたくて以前からいつも心の中にサルデニア
という文字が潜んでいたのですが、簡単にツーリストとしていく気がしな
かったのです。こんなすごい島に行くからには現地の人の案内でここの
文化が目の当たりに感じられるような旅がしたいと思っていました。
それが今回ある小さな村の”自家製ワインコンテスト”のイヴェントにゲスト
として招待され、やっと願いが叶いました。

気候も1年で最も美しいといわれるこの時期に訪れたサルデニアの旅。
毎日が驚きの連続!
追ってご報告します!

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2010/05/27

DANIELE CERNILLI ダニエレ・チェルニッリによる『ZENATO ゼナート社』ワインセミナー

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ローマの老舗ワイン店「TRIMANIトリマー二」で行われたヴェネト州
のメーカー『ZENATOゼナート社』のセミナーへ。
本日の講師はイタリアワイン界の大物といえばこの人、ガンベロロッソ
編集長ダニエレ・チェルニッリ氏。
『ZENATOゼナート社』は今年で50周年を迎えるアマローネの有名
生産者。

今回のセミナーの主役はアマローネではなく、”ルガーナ”
という白ブドウのワイン。
”ルガーナ”はロンバルディア州とヴェネト州のちょうど境にあるガルダ湖
のふもとで作られるDOCワイン。特徴はヴェルディッキオ品種に似ている
といわれています。ヴェネトのこの無名の白ワイン、軽く見てはいけません。
これは長寿タイプの白で、セミナーでは2007から1999まで4種類
のヴィンテージを縦飲みしました。

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LUGANA DOC 2007
この地域ではよい天候に恵まれたヴィンテージ。
3週間バリック内で発酵、その後4ヶ月間熟成。
心地よいバルサミコ臭。赤ワインのような塩っぽいミネラル感。
しかし香りが弱く物足りないのが気になるところ。

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LUGANA DOC 2004
これもよいヴィンテージ。
2007に比べて色が濃く、同ヴィンテージにあったバルサミコ臭
は消え、トロピカルフルーツの香りが広がる。
酸のバランスよくマンゴのような味わいがおいしい。

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LUGANA DOC 2002
赤ワインでは最悪のヴィンテージの2002。
収穫時期に大雨に見舞われた。赤ブドウより収穫時期の早かった
ルガーナは被害を逃れ、素晴らしいワインが誕生したヴィンテージ
となった。
ミントの香りにエキゾチックなフルーツ香が混ざり合う。
チェルニッリ氏がブルゴーニュの白ワインのようと絶賛。
4種類のヴィンテージの中で一番エレガントで印象に残った1本。

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LUGANA DOC 1999
黄金色の液体。
ミントの香りは消え、スパイシーでエキゾチックな香りが漂う。
チェルニッリ氏の「ムルソーのよう」という感想。
これはイタリアの偉大な赤ワインに匹敵する、もしくうはそれ以上の
品格を持つワイン。

同じワインでも4つのヴィンテージが全く違う表情を持ち、それぞれが

時間の経過によって百面相のようなあらゆる顔を見せるルガーノ。

最後にアマローネが出てきましたが、この白ワインの魅力に赤ワインの
王様も影に薄れた感じでした。

面白かったのがチェルニッリ氏のセミナーの進めかた。
昔、高校か何かの教師をしていただけあって、しゃべりがうまいんです
この人。たとえば大樽と小樽で熟成したときの違いとか、シャンパーニュ
方式の醸造法などというややこしいことも1分くらいの短時間で説明。
それが、なーるほど!とワイン初心者から上級者までだれにでもわかり
やすく、かつ面白く説明できる人。彼も初めて飲むヴィンテージがあったの
ですが、いろいろな特徴の分析が早く的確。さすがです。

ワインの欠点も生産者に失礼のないように、かつ事実は指摘するみたいな

ワイナリーのPRに徹底することなく公平目線でコメントしていたのも好感持てました。

今回のチェルニッリ氏の試飲会の模様は次号のガンベロロッソ誌に掲載
されるそうです。

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ZENATO

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2010/05/23

五月雲のトレンティーノ

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某農園の訪問のため、パルマから大雨の中、北へ車を走らせ
トレンティーノ州へ。ガルダ湖付近まで1時間半ほどのドライブ。
それまではエミリアロマーニャ州独特の平野続きだったのが
北へ行くほど山がだんだん高くなっていきます。
そしてこの山のふもとにはびっしりとブドウ畑が。
現在高速道路になっているこの道はその昔『ワイン街道』と呼ば
れていました。アルプスを超え、ドイツまでワインが運ばれていた
という由緒ある道なのです。

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さらに山の上へ登っていくと、だんだん雲が下の方に見えてきました。
秘境の地にいるような、中国の水墨画の中にいるような景色。
遠くにはアルプス山脈が見えます。

トレンティーノのロヴェレート村に到着。ここはイタリア語が公用語
である最北端の地域です。ここから隣の州、イタリア最北端アルトアディジェ
州に行くともうみんなドイツ語を話すのです。
雨が止まないため、訪問も早めに切り上げてUターン。
早々とパルマ空港へ。
寒々とした黒雲の下に見え隠れする、垂直に立つごつごつした岩山。
そのふもとに立ち並ぶ南チロルスタイルの背の高い教会。
同じイタリアにいながらなんだか違う国に来たような1日でした。


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2010/05/11

『BRUNO GIACOSA SPUMANTE METODO CLASSICO EXTRA BRUT 2005 ブルーノ・ジャコーザ スプマンテ メトドクラシコ』

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セルジョの店にてプルーノ・ジャコーザを注文。
この生産者は、ピエモンテはネイヴェ村にある最高のバルバレスコ
バローロの作り手。個人的に得に好きなメーカーです。
イタリアのワイナリーで好きな生産者は?と聞かれたらすぐに
頭に浮かぶ名前です。
このジャコーザがスプマンテも作っているのですが、イタリアの一般的
なスプマンテの醸造と違い、シャンパンを作る方法と同じ逆さまにした
ボトル内で2次発酵を行っています。
洋梨や白桃、ビスケットのような香りでフレッシュな辛口。
セルジョのお店でボトルワインを頼む前のとりあえずの一杯、待ち合わせ
時間に遅れている友達を待っているときの一杯もこれ。
いつの間にか定番ワインになっていました。

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いつもは混みあう店内も、たまにガランとするときがあります。
そんな時、セルジョは常連客と必ずトランプをしています。

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BRUNO GIACOSA

ブルーノ・ジャコーザ

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2010/05/08

自然派ワイン試飲会『BERE BIO』

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ローマはバルベリーニ広場にある「HOTEL BRISTOL」にて
行われたビオワインの試飲会『BERE BIO』へ。
ビオロジック、ビオディナミのワイナリーが33社集まりました。
ミラノとNYでも行われたこのイヴェントはWINE DREAMERSという
ワインのマーケティング会社が主催。

ここ数年、自然派ワインの人気が高まりつつあり、ローマでも
ちょくちょくこのテーマの試飲会などをやっていますが、今回の
『BERE BIO』は1日だけしか行われなかったにもかかわらず
人の入りが少なくかなり寒々しいイヴェントでした。。。
マーケティングの会社が手配したにもかかわらず充分に宣伝が
できていなかったのでしょうか。遠くからはるばるローマまでやって
来た生産者の人たちがなんか哀れでした。
数ヶ月前にローマで行われた同じく自然派ワインのイヴェント
『VINI VERI』では3日間、会場内を歩くことも不可能なほどの
反響ぶりだったというのにこの違いはなんでしょうか。
さらに、これはちょっと2口目からは飲めませんよーというような
不味いワインも多々あり、出展ワイナリーのレベルに大きなばらつき
がありました。

その中で心に残った生産者が2社ほど。

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TENUTA SAN PIETRO社

http://www.tenutasanpietro.it/

ピエモンテの白ワイン「ガヴィ」の生産者。
畑違い、醸造違いの3種類のガヴィ。
①GAVI DOCG SAN PIETRO 2009
②GAVI DOCG IL MANDORLO 2009
③GAVI DOCG GORRINA 2007
全てコルテーゼ品種100%。

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このメーカーのワインはどれも香りが素晴らしくいいブドウ
を使っている感じがしました。
やはり畑が古いそうで、③は100年近い樹齢の木から作って
いるそう。生産量は1000本。発酵、熟成を樽で行ったもの。
生きているワインの味わいがありました。
またNIBIOという珍しい在来品種を使った赤ワインもつくって
います。
ある東京のレストラン1軒だけに卸しているそうですよ。

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FATTORIA CASTELLINA社

www.fattoriacastellina.it
ビオディナミワイナリー。
キャンティ地方にある11ヘクタールのわりと小さなメーカー。
7種類ほどのワインにビオディナミのオリーブオイルも生産しています。

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「「TERRA E CIELO」=土と空という名前のワイン。
ラベルに牛の絵がありますがトラクターの代わりに畑を耕す牛
を3頭飼っています。
牛に畑を耕させるのは土に空気を含ませたやわらかいままの土壌
をつくるため。トラクターだと土を押しつぶしてしまうから。
徹底しています。サンジョべーゼ100%。ブドウ果実のうまみが
しっかり感じられました。

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全種類の見ましたが、中でもメルロ100%の「DAINO BIANCO」
が素晴らしかったです。普段、メルロ品種にはあまり惹かれない
のですがこれはちょっと感動ものの味わいでした。
生産量は2500本。

個人的には特にビオやビオディナミワインが好きなわけではありません。
ビオでないワインも大好き。ビオだからおいしいというよりも、これは
おいしい!と思ったワインがたまたまビオだった、というのが理想です。
無農薬栽培などはやはり手間もコストもかかるのでよほどの情熱がなけ
ればできないこととは思いますが、ビオをウリにしている生産者は飲んで
みるとワインの味自体はイマイチというところが多い気がします。
ビオワイン、そうでないワイン。
要はおいしいかどうか。
これだけですね。

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WINE DEREAMERS

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2010/05/04

4月の訪問者

イタリアに住みながら出会う面白いできごと、興味深い人々
いい匂いのする食べ物に、魅惑のワイン。
日記のように普段の日々を記録として残したいと思いNICON COLPIX
P6000片手に始めたこのコラム。
早いもので8ヶ月がたちました。
どのくらいの人が見てくれているのか4月のアクセス解析をとったところ
1ヶ月で1038人もの訪問者があったことがわかりました。
1人でも多くの人にこの食記録を紹介したく、『にほんブログ村』の
ブログランキングやらに登録してみたところ、本日付けでイタリア料理
カテゴリーでは154サイト中31位に、ワインカテゴリーでは577サイト中
111位に入っていました。
あくまでも数字のこと、と思う反面1人でも訪問者数が増えていると
うれしいものです。
どこまでも個人的でちっちゃな記録ですが、わたしがまんまとはめられた

イタリアのおいしいものをこれからも楽しんでもらえたらと思います。

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2010/05/02

『DOMAINE MEYER-FONNE ドメーヌ・メイエー・フォンネ』試飲会

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ローマにあるフランスワイン専門店『COMPTOIR DE FRANCE』へ。
こじんまりした2階建てで、フランス人のオーナーのセンスのよい
素敵なお店。この小さな面積の中にぎっりしり厳選されたワインが
揃っており、フランス産チーズの量り売りのコーナーもあります。
店員さんも全員フランス人。
どちらかというと普段のみのテーブルワインが多く、買いやすい
価格帯が地元のローマっ子にもうけているようです。

ちなみにミラノにも同店舗があります。

週末このワインショップでアルザスの生産者『ドメーヌ・メイエー・フォンネ』
の試飲会が行われました。

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自社ワインのプレゼンテーションを行うのは、ドメーヌの3代目のオーナー
フェリックス・メイエ氏。
家族経営の小さなメーカーですが、自社農園をテロワールの特徴の異なる
7つの村に所有しています。全て有機栽培。畑面積は全部で13ヘクタールと
いうことなので小さな畑をあちこちにたくさん持っているということで、聞いただ
けでも大変そうなワイン作り。イタリアの生産者にはあまり見ないスタイル。
どんなワインが出てくるのか楽しみになってきました。

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1)CREMANT' D'ALSACE EXTRA BRUT 
(このお店での小売販売価格) 11、9ユーロ
シャンパーニュ法で作られたアルザスの発泡酒。
4種類のピノ品種のブレンド。
アロマの豊かさが印象的。

2)PINOT GRIS 2007   9,9ユーロ
イタリアでいうピノ・グリッジョ。
アルザス産の大樽で熟成。
どろっとしたアタックの油っぽさに驚きましたが、酸味、甘み
ミネラル感がしっかりあるので重たい感じはなくすっきりとした
のどごしでした。
ドライフルーツやハチミツを思い起こさせる味わい。
まだあと5年くらいはおいしく飲めるとのこと。
さすがフランスワイン!
1年以内に飲んでしまうタイプの白が多いイタリアワインに慣れると
こういうのが新鮮に感じます。
この味わいでこのお値段はお買い得。

3) RIESLING GRAND CRU SCHOENENBOURG 2008 24,2ユーロ
典型的なリースリングの石油のような香り。
ミネラル感が際立っています。
甘みと酸味もしっかりあり、これは遅摘み?と思ったのですが違い
ました。2008年は10月18日の収穫。
まだ20年はおいしく飲めるそう!

4)RIESLING GRAND CRU PFOELLWE VENDANGES TARDIVES 2007
10月29日に収穫したという、これが遅摘みのリースリング。
甘み、酸味、ミネラルがこれもしっかりしていますが、フレッシュ感にも
あふれ、完璧なバランス。
まさにグラン・クリュの風格。

5)GEWURZTRAMINER GRAND CRU KAEFFERKOPF 2007  26,2ユーロ
このゲヴェルツトラミーナーを生産している畑は貴腐菌のつく貴重な
気候の土地。
このワイナリーの自信作はこの貴腐ワインでした。
いつまでいつまでももうっとりする香りと味わいのハーモニー。
このようなワインにはどんな料理が合うのかと思い、フェリックスさんに
質問してみました。チーズはもちろん抜群の相性だけれど、カレーなど
のスパイスの効いた料理にもあいますよ、とのこと。
ほぅーそれはおもしろい!とっても試してみたくなりました。

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500mlのすっきりと細長いワインボトルもすてき。
いかにもアルザス的。

立ったままのカジュアルな試飲会でしたが、やっぱり生産者の人
が来て直接ワイン作りの話が聞けるのは説得力があって楽しいものです。
試飲会は本当は1時間のはずでしたが、フリックスさんの話が盛り上がり
結局2時間後に終了しました。

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DOMEINE MEYER - FONNE

ドメーヌ・メイエー・フォンネ

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COMPTOIR DE FRANCE

Via G.Vitelleschi 20-24 Roma
Tel 06 68301516

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