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2010/06/04

子豚の丸焼き『PURSEDDU プルセッドゥ』

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審査が終了し、外に出るともう1時。
じりじりと肌が痛いほどの太陽が。
「近くのお店を予約してあるからみんなで昼食に行こう!」という
主催者。このかけ声を聞いて「ヤッター!!!」と叫びました(心の中で)。
この時をどんなに待っていたことか!
いよいよ現地のサルデニア料理が!!!

歩いて10分のところにある小さなトラットリア『イル・リトローヴォ』
に到着。審査員メンバー全員だったので長いテーブルが用意されて
いました。

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まずは前菜から。
羊のチーズ『MERCAメルカ』。豆腐のような外観です。
やわらかいクリームチーズでパンに塗って食べます。
強い酸味が印象的。

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アツアツのパンが運ばれてきました。
ムチっとしたフォカッチャなようなパン(上)とサルデニアの典型的
な紙のように薄いパン『PANE CARASAU パーネカラサウ』。他の地方

にはよく似たパンで『CARTA MUSICA カルタムージカ=楽譜』という名

のものがあります。反対側が見えるほど薄いパンです。パリパリと食べ

心地がよく、これにはちょっと病みつきになりました。

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サルデニア産生ハムと『ペコリーノ・サルド』という羊のチーズ。
どれも味が濃い。じわじわと時間差でうまみが広がります。

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こういう料理、好きな人は好きなのでしょうが私は食べられません。
羊の内臓(腸)をグリンピースと煮込んだ料理『ZUTERRO ズテッロ』。

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サルデニアの典型的なパスタ『MALLODDUS マロドゥス』。
原料はセモリナ粉と水。
イタリア語には ”S”で終わる言葉はないのですがサルデニア
にはたくさんの”S”で終わる名前があって、それを耳にするだけ
で楽しいのです。
羊の肉のラグーソースでした。
上にはもちろんこの地方のチーズ『ペコリーノ・サルド』が。

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こちらはジャガイモのラビオリ。
これもラグーが羊肉なのでひとクセあります。

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でましたー!!!
『PURSEDDU プルセッドゥ』。
子豚の丸焼き。
今回のサルデニアの旅で一番感動したのは豚肉のおいしさ。
こちらは生まれて3ヶ月の子豚を丸焼きにしたもの。
サルデニアでは家族・友人が集まる週末ごとに子豚を丸焼きにします。
同じテーブルにいた人たちが、自分んちの豚は特別にうまいとか
やわらかとか口々に自慢していました。この島にはどれだけの子豚
が誕生するのでしょうか。
そして同じテーブルにいた人が面白いことを言っていました。
サルデニアではその昔から豚と共存し、たくさんの豚を食べるため
『PURSEDDU』という苗字の人がたくさんいるそうです。
お皿の上に見える緑はサルデニアのお酒で有名な『MIRTOミルト』
の葉です。

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フォークとナイフをつかってはおいしくありません。手で食べるのが
正当な食べ方。
噛み付いたとたんあふれる肉のエキス。肉質のジューシーさとやわ
らかさは全く初めての体験。香り、風味、食感の素晴らしさ。感無量。

今まで食べていた豚肉は何だったのでしょうか―。
そして皮。カリカリと音がするほど香ばしく、ここが一番おいしい部分!
と言ってみんなパリパリ食べていました。

ちなみにここでは大人の豚は肉が固くなるのでソーセージやハムなど

の加工に使います。

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デザートも独特。
チーズを入れてフライにしたタルト蜂蜜をたっぷりかけた伝統菓子『SEADAS
セアダス』。アツアツのうちに食べます。このチーズにも濃い酸味があります。
レモンやオレンジの皮を風味付けに入れたり、地域によってはプレッツェー
モロ(イタリアンパセリ)のみじん切りを入れるそう。

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大好きになったお菓子『PAPPASSINOパッパシーノ』。
干しブドウとアーモンドの入ったやわらかいクッキー。
素朴ながら忘れがたい味わい。

最後はもちろんミルト酒で締めました。

サルデニアの伝統料理。
なんと楽しい食のワインダーランド。
ひとつひとつの料理に不思議な響きの名前があって、その味わいには
昔から語り継がれてきた農民の歴史がこめられています。
イタリアの各地の郷土料理にはそれぞれの風土が感じられますが
サルデニアのそれはその中でも特殊で際立った存在感がありました。

広大な海のごとく目の前に広がるサルデニア料理の世界。
どぼん!と勢いよく飛び込んだ感動が全身にひしひしと広がりました。

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IL RITROVATO
VIa Nazionale 119
Caltelli Nuoro
Tel 078490680

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