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2010/07/14

『SETTEMBRINI セッテンブリーニ』で祝いの宵

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いろいろなお祝い事あって、ローマの親友たち5人で『セッテンブリーニ』へ。
今日は午後6時半と早めに到着、まずは外のテーブル席のソファーでゆったり
アペリティフから。こういうステキなレストランのエントランスに入る瞬間、テーブル
に案内される瞬間、いつもなぜか恥ずかしいほどにワクワクうれしい気分。
これはもう自分の人生の醍醐味というか、こういう性格に生まれついたのか
子供のときからそうでした。食べてる時よりもこの”これから始まる”瞬間が大好き。
湿度が上がって体感温度が41度というローマでも、夕方にはやっと涼しい風が
ふいて、フランチャコルタのグラス片手にシアワセのひととき。

ちょうど私達のテーブルの横ではこの店のオーナーマルコ氏が隣のBARを
買い取る契約を交わしているところでした。秋ということだったのですが早まって
この8月にも『SETTEMBRINI BAR』がオープンするかも、とのこと。

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シチリア産の「Capo Collo=豚の首の肉のハム」のサンドイッチなどつまみながら
約2時間のアペリティフのあと野外から室内のテーブルに移動してディナーの
スタート。

本日は”仔牛のタタキ”や緑茶を取りいれたデザートなど”和”テイストのメニュ
ーが。みんなそれぞれに食べ物にはかなり頑固なので、5人全員が1品ずつ違う
メニューをオーダー。いろんなレストランではいやーな顔をされますが、このお店
では問題なくやってくれます。

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シェフの歓迎の突き出し、そして前菜、パスタはピエモンテのCASTEL JUVAL

のリースリング、このボトルが空いたところでルカが各自の料理にあわせた白

ワインをグラスで持って来てくれました。

私はPARASOCHOSパラスコス社の白ワイン「PONKA ポンカ2009」。
以前生産者パラスコス氏の試飲会に参加したこともあり、大好きな1本。
フリウリ州はスロヴェニア州との国境ゴリツィア村にある自然派ワイナリー。
4,5ヘクタールの畑は樹齢が平均50年。全て有機栽培。
「PONKA ポンカ2009」はソービニオン、シャルドネ、リボッラ、マルバシア
ピノ・ビアンコ、ピコリット、ヴェルドゥッツォとフリウリのありとあらゆる在来品種
をぜーんぶ混ぜてワイン。5日間皮をつけたままの浸漬、24ヶ月大樽で熟成。
フィルターなし、防腐剤なし。
ピンクがかった黄金色がステキ。
いろいろなブドウのそれぞれの味が繊細に調和、シェリーを思い起こさせる味わい。
ゴリツィアの土壌をそのままコンテでデッサンしたようなワイン。見事な描写。
このワインとパスタ「えんどう豆のラビオリ、ムール貝添え」の一品とは初々しい
出会いで新鮮、なかなか粋な組み合わせ。

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そしてセコンドピアットの登場。
中でも印象に残った料理は「豚の5つの味のヴァリエーション」。豚肉が焼き鳥の
串(この串京都寺町京極の100円ショップでも見かけたっけ?)にささっていて
それぞれに5つの味覚、つまり塩味、苦味、酸味、甘み、うまみの味が添えられて
います。左から塩味は塩であえたサラダ添え、苦味はコーヒーとチコリの細巻寿司
(1930年代ローマのファシズム時代には輸入品が禁止されおりコーヒーが輸入でき
なかったためチコリ(ういきょうの一種)でコーヒーのようなものをつくっていたことから由来)
酸味はオリジナルマヨネーズ、甘みはプチトマトのジャム、うまみは昆布だしの
吸い物。最後に5つ目の味覚として”うまみ”も考慮されていたところが面白かった
です。やわらかい豚肉とそれぞれの組み合わせを舌の上で堪能しました。

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この豚肉にあわせてTRINCHEROトリンケーロ社の「BARBERA D' ASTI
SUPERIORE 2003」が登場。
ピエモンテはアスティにあるワイナリー。100年近い歴史があるのにかなり
無名のワイナリー。発酵はセメントタンク、醸造は大樽に限ると、なかなか
ルカが選びそうな”渋め”の1本。
少し冷やしてサーブしてくれました。
赤ワインでもこれなら夏の食事に合います。ブルゴーニュのような洗練された
エレガントさに驚き!

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3種類も頼んだデザートにはドイツMEULENHOF社の「リースリング1994」。

それにしてもこのお店は本当にサービスがよく、日本の旅館みたいに痒い
ところに手が届きます。ソムリエのルカをはじめとしてチームワークのよさ
みんながそれぞれの役割を楽しんでいるところが伝わってくる対応です。
こんなお店、今時貴重です。

ディナー後にシェフのルイジ氏がテーブルに来てくれました。
ラップ歌手みたいな風貌の彼はアマルフィ出身、トスカーナはリボルノにあった

銘店「GAMBEROROSSO」(オーナーの人生転換のため人気店であったにもか

かわらず閉店)で働いていたそう。「日本は素晴らしい料理の伝統のある国。

1年に1,2回は料理の勉強のため訪れます」という彼。今月末から日本から

日本料理のシェフがこのキッチンに来られるそう。新たな料理の展開があるとの

こと。彼もどんなメニューができるか楽しみにしているとのこと。
思わずみんなで「私達も楽しみにしています!」と合唱。

食いしん坊の友達たち、ステキなインテリア、おいしいワインと料理。
ひとときのシアワセに心酔して帰宅。

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SETTEMBRINI セッテンブリーニ

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PARASCHOS  パラスコス

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TRINCHERO   トリンケーロ

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