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2010/07/23

『ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂』の秘密

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この写真を見てください。
男の人達が馬の頭を囲んでいます。

ローマに来た人なら見たことがあると思うのですが街の中心の

ヴェネツィア広場に堂々と立っている「ヴィットリオ・エマヌエレ2世

記念堂」があります。その中央にあるのはイタリアの国を統一し初代

国王となったヴィットリオ・エマヌエレ2世の騎馬像。
写真にあるのはその馬の銅性の頭です。

その製作にあたったのがヴェーラおばあちゃんのお父さんの3つ違い
の弟、つまり叔父さんです。(左から2番目、ポケットに両手を入れて
いる人)1892年生まれの叔父さんは、もう8歳のころから働いていて
この写真はまだ成人していないくらいだそうですが、もう現場監督を
していたそう。

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この騎馬像、遠くから見るとそうでもないのですがかなり巨大な像なんです。
馬の頭だけでも叔父さんの背丈を越えているので2メートルはあるかと
思われます。この銅像が完成したとき(1911年)馬の胴体に20人の
人が入ってお祝いの午餐をしたそうで、その大きさに驚かされます。
そして叔父さんは子供のころからの長年の現場の仕事で悪性のものを
吸い込んでいたのか42歳という若さで亡くなられたそう。
「あの時代は読み書きさえできない人がたくさんいたけど、その無学の
人らが何百年も世界の人が写真を撮り続けるほどすごいものを造った
んだよ。今の人はテレビみたいな機械(コンピュータのこと)を使える
らしいが、なんぼのもんかね。」というおばあちゃんの一言。
確かにそう考えてみると、100年前にこんな緻密で美しい建築物を
命がけで造った昔の人のすごさ。
そう思うと日本のお寺や建築物も同じこと。
今までは何気に通り過ぎていたこの建物も、今は通るたびにおばあちゃんの
叔父さんのことを思い出してしまいます。
この白亜の建物、私にとっては叔父さんの記念館になりました。

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