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2010年10月

2010/10/28

『SETTEMBRINI セッテンブリーニ』祝レストラン&カフェオープン

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先月発売されたばかりの[ESPRESSO I RISTORANTI D' ITALIA 2011 
エスプレッソイタリアンレストランガイド]でベストワインセラーのレストラン
に選ばれたセッテンブリーニ。
ソムリエのルカ(写真中央)のワインの薦め方の素晴らしさはイタリアでも稀
に見るポエジー。イタリアワイン、フランスワイン無名から有名ワイナリーまで
一貫したルカのワイン選びの哲学が感じられます。しょっちゅうワイナリー訪問
に行っていて、直で取引しているものも多いので価格も妥当。

シェフ(写真左)はルイジ・ナストリ氏。イタリアの有名レストランで修行したあと
このレストランへ。日本料理に興味がありちょくちょく日本へ勉強に出かけています。
メニューにも昆布出汁を使ったり煎茶を使った和のテイストの料理がたまに出て
きます。ただし決してフュージョンではなくしっかりイタリア料理として一皿を完成
させています。「chef シェフ」という言葉が嫌いで、自分は「cuoco料理をする人」
という名の職業とのこと。

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いつもはディナーに行きますが、お天気がいいこともあって食いしん坊
の女友達2人と初めてランチに。外のテーブルを予約。
ここは高級住宅街で週末は住人はほとんどが郊外の別荘へ行くために
平日の方が混みます。

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まずはフランチャコルタでアペリティーボ。
周りがほとんど住宅なので、またランチの時間帯からか犬を散歩する
人々が多く、外のテーブル席では犬の博覧会でも見ているような光景。
と、犬を観察していたら隣のテーブルにいつの間にかヴィッサーニ氏が。
スタッフとランチを楽しんでおられました。

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まずは突き出し。モッツァレッラのムースとトマトソース。
趣向を変えたカプレーゼ。

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パスタはアヒルとポルチーニきのこのタリオリーニ。手打ちパスタです。
アヒルときのこの出汁がしっかり麺にしみこんでいます。
秋を感じる1品。

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友人達が注文したパスタ。
左はイカと黒オリーブのリガトーニ。右はムールとエビの手打ちパスタ。

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フランチャコルタのボトルも空いたので今度は赤ワインを。
当然ルカのお勧めで。
BARTOLO MASCARELLOの BARBERA D'ALBA -VIGNA
SAN LORENZO 2006」。
ピエモンテはバローロ村にある大好きな古典派ワイナリーのもの。
畑違いで数種類のバローロ、バルベーラを生産しています。
伝統的な醸造を貫いていてセメント樽と大樽しか使わないところが
個人的に好み。数年前、某ワインジャーナリストから「バローロ99」
を頂いたことがあるのですが、いまだに自宅のセラーに大切に寝か
せてあります。

Mascarello_etichetta_no_barrique

2004年に亡くなったオーナーのバルトロ氏は頑固な哲学者としても
知られていたようですが、その彼が作ったこのラベル。
”バリック反対、ベルルスコーニ反対”
実際にベルルスコーニが地元に来た時に知り合いのワインショップ
並べたそうで、警察からお叱りがあったそう。
でもこのラベルを見て彼のファンになった人は多いかも。

話はそれましたが、このバルベーラ、めまいがするほどのおいしさ!
まずは香りで陶酔。よくある甘ったるいもしくは水っぽいバルベーラとは
似て非なるもの。ピノノワールやネッビオーロ派の人でも好きそうな、エレ
ガントさが素晴らしいワイン。すごい高級感。

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この赤ワインとこの一品。
和牛のグリル、ポルチーニきのこ添え。
やわらかいお肉をバルベーラがソースのようにからんで至福の味。

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食事が終わって、この夏にレストランの隣にオープンしたカフェへ。
小さなケーキがたくさんならんだショーケース、ちょっと日本みたいな
雰囲気。ノンストップで開いているため近所のオフィスで働いている
人たちや友達同士でランチをしているお洒落マダムたちでぎっしり。

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ミルフィーユとカフェラッテを注文してまたまた外のソファー席へ。

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さらに!
ちょうど座った席の前でバールマンがカクテルを作り出し。。。

これを目の前に我慢するのは辛すぎ。と、カクテルも注文。

ここはまた映画関係、TV関係の人々も多く、なんとモニカ・ベルルッチ
が常連だそう。そういえばお茶を飲んでいたら映画監督のナンニ・モレ
ッティがカフェに入っていきました。
おいしい料理、ワイン、犬の博覧会にVIP !!!
セッテンブリーニ。
なんと素晴らしい空間!

久しぶりの贅沢な午後に心身ともにリラックス。

そのまままた横のレストランにディナーに戻りたい気持ちはぐっとがま
んして帰宅。

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RISTORANTE SETTEMBRINI

レストランは土曜昼・日曜定休
カフェは日曜のみ定休

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2010/10/20

ワイン卸業者『ENOPOLI社』 試飲会

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ローマにあるワインの卸業者『エノポリ社』主催の試飲会が
ローマから30分ほど南へ下がった位置にあるモンテ・ポルツィオ
カトーネ村のヴィッラにて行われました。
『エノポリ社』が取り扱う50社以上の国内・海外のワイナリーが出展。
業者から一般客までかなりの入場者でにぎわいました。
ほとんどのワインを試飲しましたがその中で面白かったものをピックアップ。

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ファッション誌から抜け出したようなステキなマダムがオーナーの
ブレーシャ県はガルダ湖近くにあるワイナリー『CA' LOJERA カ・ロエーラ』。

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白ワインはイマイチでしたが、この「GALDA CLASSICO CHIARETTO
ガルダ・クラッシコ・キアレット」というロゼDOCが野原の花が咲いたような
さわやかなおいしさ。キアレットというこの地方独特のブドウ品種100%。
たとえば暑い日の午後にお茶の代わりに冷たくひやしたこのワイン。
そんな飲み方がしたくなるような軽くて心地よい飲み口なのです。

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女性オーナーで知られるトレンティーノ州の『FORADORIフォラードリ』。
この地方の在来品種テロルデコ100%のワインをイタリアを代表する
高級ワインに仲間入りさせたこの造り手。
トップワイン「GRANATO」のエレガンスさも素晴らしいですが個人的には
もう少し若飲みタイプの「FORADORI」が好き。
このメーカーのテロルデコはピノネーロに匹敵するほどの品格と、そして
香りや味わいの変化の早さあり、ダイナミックさあり、小さな栽培地域の
無名ワインでもすごいパワーを感じるのです。
スタッフのTシャツがかわいい!

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LA CROTTA DI VEGNERON』はスイスとの国境、ヴァッレ・ダ
アオスタ州にある協同組合のワイナリー。
NUS MALVOISIEというブドウ品種やPETIT ROUGE、FUMIN品種
など聞いたこともないような在来品種を使用した面白いワインたち。
飲んでみると北のワインらしくすっきりときれいなミネラルと酸味で
どれも甲乙つけがたいおいしさ。さらにこれらのワインがイタリアの
ワインショップで10ユーロ以下だそうで、これは要注目ワイナリー。

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この日最も衝撃的だったこのワイン。
リグーリア州のビオディナミワイナリー『WALTER DE BATTE
PRIMA TERRA』。
「CARLAZ VDT BIANCO」 ヴェルメンティーノ100%。(左)
「CERICO VDT ROSSO」 グレナーシュ20%、シラー20%。
この造り手、メールもWEBサイトもありません。注文の受付は
電話だけ。数種類生産していますが、全生産本数は5000本
ほど。全て手作業での栽培、家のガレージで醸造。
この日の注目ワインだったため、両方ともほんの一口しか味わえ
なかったのですが、一緒に飲んでいた某レストランのソムリエ
の友達が「狂ってる!」と驚喜、絶賛していました。

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会場ではチーズやサラミの業者も出展。

閉館時間の7時になったのでフラスカーティの小さなトラットリアへ。
みんなでポルチーニきのこと豚のローストを食べて帰宅。

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2010/10/17

べヴァーニャ村の小さなオステリア『LA BOTTEGA DI ASSU ラ・ボッテガ・ディ・アッス』

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べヴァーニャ村でローマに帰る前にランチに立ち寄ったのはチェーザレ
がよく来るお店『ラ・ボッテガ・ディ・アッス』。
前を通っただけで「かわいい!」と叫んでしまう、雑貨屋さんみたいな
小さなオステリア。

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店内は本当に狭くて、3つくらい小さな小さなテーブル席があるだけ。
その奥がキッチンになっているのですが、おままごとの人形の家に
入り込んだようなキッチュなインテリア。ここに入って来る人は誰も
がしばらくキャッキャいいながら店内の雑貨や本に見入ってしまいます。

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雨が降ってきそうでしたが、古い教会のある広場の眺めながら食事を
したかったので外のテーブル席へ。
目に飛び込んできたこのお皿とフォークナイフのセット!!!ステキすぎ。
陶器が大好きなのでこういうのを見ると「欲しい欲しい病」が全身に出て
きます。これらのお皿やコップはこの村の近くにあるデルタ村の名産品で
このお店がわざわざオーダーして作ってもらっているそう。
全部持って帰りたいかわいさ!

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手書きのメニューはやはりウンブリアの名物料理とサグランティーノワイン。

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やっぱりまた注文してしまいました。
あれほどサラミ専門店でいろいろ味見したにもかかわらずローマ
に帰る前の食べ収めということでもう一皿。

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シンプルなフレッシュトマトのスパゲッティ。

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新鮮な野菜もたっぷりと。

ランチ中にチェーザレの友人のロベルトさんと再会。ロベルトさんは
ローマ在住の元銀行支店長。趣味がワインで定年を迎えてすぐこの村
べヴァーニャが気に入って別荘を買い、彼も地下にワインセラーを作ったそう。
今度ウンブリアに来たらぜひうちの家でおいしいワインをいろいろ飲もうと
誘ってくれました。
みんないい人生送ってますね。

このランチを最後に、楽しすぎたウンブリアの小旅行が終わりました。
美しい大自然、おいしい郷土食材、時代映画のセットみたいな小さな村。
ウンブリアの魅力をたっぷり満喫しました。
もう一度このべヴァーニャに来ることそれから陶器の村デルタや地元の
人誰もがオススメしてくれたスペッロ村にも行くこと、心に固く誓ってウン
ブリアをあとにしたのでした。

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LA BOTTEGA DI ASSU

ラ・ボッテガ・ディ・アッス

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2010/10/14

精肉&サラミ専門店『DA TAGLIAVENTOダ・タリアヴェント』

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美しいウンブリアの中でもひときわ可憐な魅力を放つ小さな村
BEVAGNAベヴァーニャ。ここはウンブリアに詳しい人何人かから
必ず訪れるようにと念をおされていましたが本当にその通り、この
無名の村のかわいさにすっかり虜になってしまいました。
べヴァーニャは石畳の小道から教会、全ての建物が石でできて
おり中世の街に迷い込んだような錯覚を覚えるほどほとんどシュール
な風景。

チェザレがお気に入りのお肉屋さんで肉とサラミを買ってローマに
持って帰るというので、石畳の小道をお店のほうへブラブラと。

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到着したのはこの村一番いや、ウンブリア一番の精肉&サラミの
店『DA TAGLIAVENTOダ・タリアヴェント』。店の天井が今にも落ちて
きそうなほどみっしりとありとあらゆる肉の部分がサラミとなって吊る
されて熟成されていました。

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オーナー夫婦はそれぞれが実家が代々地元の老舗精肉屋出身。
「結婚してなかったら肉切包丁でケンカしてたかもね」と笑う奥さんの
ロジータさん。

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このロジータさん、美人で品よく、明るくて、細身の体で肉の塊を
持ち上げて運んでは大きな包丁でカットする姿のカッコいいこと。
老舗で育ってきただけあってその腕はプロそのものです。男顔負け
の仕事ぶり。イタリアでこういう女性は珍しいのです。

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と感動していると、ロジータさんが「試食してみる?」と言っていろいろ
なサラミを切ってくれました。
これはカポコッロ。豚の首の後ろの部分の肉のサラミ。

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こちらはパンチェッタ。豚の背脂。
この肉の艶。切りたての香ばしい匂い。噛む前にとろけてしまう脂の
やわらかさ!なんというまろやかな肉の甘さ!!!
子供のころからずっと今も肉の脂の部分の食感や味がキライなのですが
このお店の脂は別格です。というか大好物です!!!
高級バターを舐めているようなのです。
どうしたらこんなおいしいサラミが作れるのでしょうかー。

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実はこの店、有名シェフがおしのびでハムやサラミ作りを習いにくるそう。
あくまでお店としての経営で学校ではないので個人的に教えているそうです。
こんな小さな店で肉をさばいて塩漬け、熟成までやっているんですね。

いろいろなサラミを出された端から全部味見して、お店を出たころには自分の
おなかがパンチェッタになっていました。。。

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DA TAGLIAVENTO
Gran Maestro di Salumeria

Corso Amendola 15/A
06031 Bevagna (PG)
Tel 0742 360897

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2010/10/12

『GAMBEROROSSO RISTORANTI D' ITALIA 2011ガンベロロッソ レストランガイド2011』発表

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本日発売の『ガンベロロッソイタリアレストランガイド2011』(22ユーロ)。
全1870軒のお店が掲載。
そして恒例のトップレストランの表彰がガンベロロッソ本社にて行われました。

まずはお馴染みの①トレフォルケッテ(最高のレストランに対して与えら
れる3つのフォークのマーク。料理だけでなく、サービスやワインリストも判断
基準となる)と②トレガンベリ(最高のトラットリアに対して与えられる3つのエビ
のマーク)の表彰があり、そして今年から加わった③トレボッティーリエ(最高
のワインバーに対して与えられる3本のボトルのマーク)のお店が発表されま
した。

①のトレフォルケッテは『ラ・ペルゴラ(ローマ)』-『ヴィッサーニ(テルニ)』
『ラ・トッレ・デル・サラチーノ(ナポリ)』が100点中94点で横並びのトップ。
昨年に比べると『ラ・ペルゴラ』は93点から上昇、『ヴィッサーニ』は95点
から下がり『ラ・トッレ・デル・サラチーノ』は同点維持。
日本でもよく知られる『エノテカ・ピンキオーリ』はぎりぎりトレフォルケッテ
内に入ったという感じで、かなり後退していました。
それにしても。
昨日発表されたエスプレッソ社のイタリアレストランガイド。同じ店に対し全く
違う評価あり、まだ発売されていないミシュランもしかり。 ガイドごとにそれ
ぞれのお好みがあるということなんでしょう。
各ガイドの結果を見てやはりレストランの評価というのは主観的なものなんだ
なーと思わせられました。

ガンベロロッソの各カテゴリーの結果は下記の通り。

①トレフォルケッテの店(右の数字は100点満点中の評価)

La Pergola

de l’Hotel Rome Cavalieri - Roma 94

La Torre

del Saracino - Vico Equense 94

Vissani - Baschi 94

Combal.zero - Rivoli 93

Don Alfonso 1890 - Sant'Agata sui Due Golfi 93

Reale - Rivisondoli 93

Le Calandre - Rubano 92

Osteria Francescana - Modena 92

Laite - Sappada 92

Dal Pescatore Santini - Canneto sull'Oglio 92

Piazza Duomo - Alba 92

Villa Crespi - Orta San Giulio 92

Oasis Sapori Antichi - Vallesaccarda 91

Il Pagliaccio - Roma 91

Uliassi - Senigallia 91

Da Caino - Montemerano 90

Le Colline Ciociare - Acuto 90

Lorenzo - Forte dei Marmi 90

La Madia

- Licata 90

La Madonnina

del Pescatore - Senigallia 90

Miramonti L'Altro - Concesio 90

Enoteca Pinchiorri - Firenze 90

St. Hubertus de l'Hotel Rosa Alpina - San Cassiano 90

Trussardi alla Scala – Milano 90

②トレガンべリの店

Angiolina Pisciotta (SA)

Antichi Sapori Andria (BA)

Osteria del Boccondivino Bra (CN)

La Brinca Ne(GE)

Ai Cacciatori Cavasso Nuovo (PN)

La Crepa Isola

Caffè Dovarese (CR)

Cibus Ceglie Messapica (BR)

Consorzio Torino

Locanda al Gambero Rosso Bagno di Romagna (FC)

Locanda Mariella Calestrano (PR)

Luna Rossa Terranova di Pollino (PZ)

Maso Cantanghel Civezzano (TN)

La Ragnatela Mirano(VE)

La Sangiovesa Santarcangelo di Romagna (RN)

Vecchia Marina Roseto degli Abruzzi (TE)

Osteria della Villetta dal 1900 Palazzolo sull'Oglio (BS)


③トレ・ボッティーリエの店

La Baita Faenza (RA)

Casa Bleve Roma

Le Case della Saracca Monforte d'Alba (CN)

Del Gatto Anzio (RM)

Enoteca Marcucci Pietrasanta (LU)

Ombre Rosse Preganziol (TV)

Oste della Mal'ora Terni

Picone Palermo

Roscioli Roma

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GAMBEROROSSO

ガンベロロッソ

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2010/10/09

『RISTORANTE ROCCAFIORE リストランテ・ロッカフィオーレ』

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「アントネッリ ワイナリー」でのピアノコンサートのあとTODIの近く
にあるホテル『RESIDENZA ROCCAFIORE』内のレストランへ。
オリーブ畑の広がるこの静かな丘に建てられたこのプチホテルは
美しい室内プールからあらゆるマッサージの受けられるスパもあり
リラックスには最高の空間。
サグランティーノやグレケットなどのこの地域のワインも生産して
おりレストランのプライベートラベルをつけて販売までしています。

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チェザレが自分のセラーからワインをレストランに持ち込みしてくれました。
左のグレケットの白ワイン以外の右3本がチェザレのセラーから引っ張り
出してきた今夜のワイン。
(右から)
GAJA - BARBARESCO 2004
CASANOVE DI NERI - BRUNELLO DI MONTALCINO 2004
CASTELLO DEI RAMPOLLA - D' ALCEO 2004

私とティーナ、チェザレと彼の友人夫婦、5人で空けたボトルです。
あれほど昼間サグランティーノを飲みあきたというのに懲りないメンバー。

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前菜はウンブリアの郷土食材を使った山羊のチーズとスペルト小麦
のサラダ。このスペルト小麦はプツプツしたお米とパスタの間みたいな
食感が面白く、素朴な味で、大好きな食材です。スープでもサラダでも
スペルト小麦が入っていると必ず注文してしまいます。
淡白な味わいのスペルト小麦と酸味のあるチーズがマッチしていました。

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パスタは迷いに迷い、グアンチャーレとタマネギのパスタにしま
した。あめ色に炒められた甘いタマネギがパスタによく絡んで最高!
GAJAのバルバレスコと。

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チーズの盛り合わせ。

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ホールマネージャー兼ソムリエ、LUCA ROSATI ルカ・ロザーティ氏。
この人、田舎においておくのがもったいないくらいの見事なソムリエ。
サグランティーノワイナリーの裏事情からヴィンテージ別の味の記憶
シェフサルバトーレ・デナーロとの飲み会の話などなど、近くに別荘を
持つチェザレとも仲よしなので後半は彼も交えてかなり盛り上がり。

時間も忘れウンブリアの夜もまたまたワインの話で更けていくのでした。

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RISTORANTE ROCCAFIORE

リストランテ・ロッカフィオーレ

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2010/10/07

GIACOMO TACHISジャコモ・タキス新書『SAPERE DI VINO』

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イタリアワインの父、イタリアを代表する学者ジャコモ・タキス氏の新書
『SAPERE DI VINOワインを知る』(18ユーロ)が発売されました。
フィレンツェのウフッツィ美術館にあるカラヴァッジョの作品「BACCOバッコ」
の美しい表紙。
ワイン造りに纏わるあらゆる知識が綴ってあるのですが、彼が若かった
ころの話や、師匠であるフランス人エノロゴ、ペイノー氏との40年前の出会
い、彼が30年もエノロゴを務めたアンティノーリ社オーナーの知られざるエピ
ソードなど、わりとプライベートの話にもふれていて堅苦しくない内容になって
います。まだ読み始めたばかりですが、最近はワイン造りよりもマーケ
ティング力が行き過ぎているとか、バリックの使い方をイタリアのワイナリー
は考え直すべきなど、4月にお会いしたタキス氏の印象通り醸造学者として
の彼の思想やワイン造りの哲学が満載で引き込まれます。

若き頃のワインを学ぶ姿勢や、その後の長い年月をかけた醸造学の研究、

イタリアを歩き回り開拓した新しいワイン産地、どれを見ても常人が何かに

執着するレベルをはるかに超えた、タキス氏の生まれつきの威力みたいな

ものを感じました。

70代後半に入り健康状態が優れない彼のワイン界引退宣言の記事が

今年の4月に全国誌に掲載。その矢先の突然の本の出版で正直ちょっと

びっくりでしたが、本を手にとって、頭脳の冴えは全く退廃するどころか年月を

超えた存在感を放っており、改めて偉才な人ってこういう人のことなんだなー

と感動。

10月11日(月)15:30より、フィレンツェのジェオルゴフィーリアカデミーにて

カルロ・カンビ教授によるこの本の出版発表会が行われます。

タキス氏愛娘のイラリアも出席予定。

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SAPERE DI VINO

Mondadori 出版

ISBN 9788804600152

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2010/10/06

『ANTONELLI アントネッリ 』ブドウ畑でのピアノコンサート

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今回一番楽しみにしていたのはモンテファルコのワイナリー
『アントネッリ』のブドウ園で行われるピアノコンサート。
今まであらゆるワイナリー訪問をしてきましたが、ブドウ園でのライブ
は初めてです。
『アントネッリ』はモンテファルコワイナリーの中でもエレガントでかつ飲
みやすいサグランティーノを生産しています。
オーナーはモンテファルコの170ヘクタールの所有地でワインを生産。
ワイナリー内には結婚式なども行われる映画のセットのような美しいヴィッラも。
さらにローマ郊外にもラッツィオ州のワインを生産するカンティーナがあり、
さらに!ローマで最も美しい地区、カンポ・ディ・フィオーリ広場すぐ近くに
中庭つきの豪華なヴィッラ1軒を所有するという富豪の弁護士。

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ワイナリーでは収穫をすぐ目の前にひかえたサグランティーノの
ブドウがたっぷりと成長していました。一粒食べてみましたが甘かった!

今年はどんなできになるのか楽しみです。

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ワイナリーの中には屋外のレストランもあるのですが、面白いのが
キッチンの出口にたくさんの種類のハーブ園があり、時々厨房から
料理人のおばさんが出てきてハーブを摘んでいました。新鮮な香草
がいつでもたっぷり使えるようになっているのですね。

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ワイナリー内には試飲ルームと小売販売コーナーが。
ここでいくつかのワインをティスティングしました。

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『CONTRARIO UMBRIA ROSSO IGT 2008』

これはワイナリーの新製品。
ワイン名の”コントラーリオ”は[反対・逆]という意味があります。
サグランティーノは通常ポリフェノールが多く長寿タイプなため
木樽でじっくり熟成するのですが、これはこのワインの常識的な造り
の反対、つまりステンレスタンクのみの醸造なのです。
意外と飲みやすく親しみのあるワイン。

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『CHIUSA DI PANNONE SAGRANTINO DI MONTEFALCO
DOCG 2004』

このワイナリーの製品の中で一番好きなワイン。
最良のできのブドウをセレクト、中樽で6ヶ月大樽で15ヶ月熟成。
フィルターなし。
これを飲んでいたらキアーナ牛のステーキが食べたくなりました。
あと数年寝かせたらさらにおいしさが増しそうです。

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デザートワインまで飲んで、いろいろ話しているうちに日が暮れてきました。
ワイナリーの人は、コンサート開始時間の6時半を過ぎても誰も伝えてくれな
かったのでリラックスしていたのですが実は予定時間ちょうどにコンサートは
始まっていたのでした!
あわてて試飲ルームから会場のブドウ園へ。コンサートを聴くために来ていた
たくさんいた人々もどこにも見当たらず、あせって小走りでワイナリーを出て
ブドウ園へ。

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ところが歩いても歩いてもブドウ園に到着しない!!!

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夕焼けを見ながら聴こうと楽しみにしていたのに日が沈んできて
ますます焦り!ブドウ園広すぎ!!遠すぎ!!!

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15分ほどかかって森を抜けたところで畑に到着。ようやく遠くからピアノ
の音色が聞こえてきました。

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ピアニストはMAURIZIO MASTRINI マウリッツィオ・マストリーニ氏。
金髪のレゲエヘアに裸足という独特のスタイル。
マウリッツィオ氏は有名ピアノ曲を逆さまから弾く(楽譜の最後から最初へ
向かって逆に弾く)という、面白い発想で最近ちょっと話題になったピアニスト。
ワイナリーの新製品『CONTARIO』の意にちなんで、この人のコンサート
が行われたのです。

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開始には遅れたものの、夕焼け+星空を見ながらのコンサート実現
できました。澄んだ空気の中でしんしんと響きわたっていたピアノの音色。

美しいメロディーを吸い込んで、収穫前のブドウたちがさらにおいしくなって

いるような気がしました。

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ANTONELLI SAN MARCO

アントネッリ・サン・マルコ

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2010/10/04

『VINO DI MONTEFALCOモンテファルコワイン』試飲会

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モンテファルコワインフェスティバル『ENOLOGICA 31』の目玉
イヴェント、モンテファルコワインの大試飲会が村の中心にある
中世の元修道院の中で行われました。

90年代初めには9社しかなかったこの地域のワインメーカーも
現在ではその数倍に増えています。モンテファルコの「SAGRAN
TINODI MONTEFALCO DOCG サグランティーノ・ディ・モンテフ
ァルコDOCG」はブルネロやバローロと並ぶイタリアの高級ワイン
として海外にも多く輸出されています。この地方の在来品種である
サグランティーノは赤ブドウの中では最もポリフェノールが高く、その
ため長い寿命のあるワイン。ただタンニンが重く渋い味わいになり
安くなかなか難しい品種であります。個人的には最低でも10年は
寝かせないと飲み辛いワインではないかと思います。若いサグラ
ンティーノはそのボディ感に料理が負けてしまうような重圧があるの
です。97ヴィンテージを試飲しましたがこのあたりの年代でやっと
納得できる感じでした。

24社のモンテファルコのワイナリーの試飲会です。

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COLPETRONE コルペトローネ

トスカーナとピエモンテにも何軒かワイナリーを所有する
グループ会社SAIAGRICOLA社のワイン。
今回初めて『MONTEFALCO SAGRANTINO DOCG GOLD』
という当たり年のみに畑の中でも最もできのよいブドウだけで
作ったという1本を試飲しました。サグランティーノ100% 。
12ヶ月新オークで熟成。さらに2年瓶内熟成。濃い!

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CANTINE ADANTI カンティーネ・アダンティ

個人的にモンテファルコの中では一番お気に入りのワイナリー。
ここは他社とちがいバリックではなく大樽を使ったワイン作り
をしています。いろいろな種類のワインを生産していてサグラン
ティーノはもちろんいいのですが、中でも抜群においしいのが
ここの白。『GRECHETTO DI COLLI MARTANI』在来品種である
グレケット100%。これは1本6ユーロの安さで高級ワイン
嗜好の友人チェーザレもさっそくここでケース買いしていました。
他社でもグレケットを生産しているところはたくさんありますが
アダンティーのおいしさに右に出るものなし、でした。

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PERTICAIA ペルティカイア

ガンベロロッソや海外のワインガイドでも評価の高いこの
ワイナリー。2006年には日本の『ワインチェレンジ』でも
受賞しています。モダンで洗練された印象。しかし濃い!
普通のワインを醤油に例えるならこれは”たまり醤油”!

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FATTORIA COLLEALLODOLE ファットリア・コッレアッロドーレ

今回のベストワイナリー。
何ともいえない不思議なというかパッとしない手書き風のラベル。
ディスコのイメージガールみたいなおねえちゃん(経営者?)がソム
リエのおじさんとサーブしてくれていました。このちぐはぐさがさらに
不調和な空気をかもし出していたこのスタンドで「これはおいしい!」
というサグランティーノに出会いました。
濃いポリフェノールも高いアルコールも感じさせないしっとりと控えめで
やわらかくエレガントなサグランティーノ・ディ・モンテファルコ。
酒屋では1本48ユーロとのこと。

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みんなの唇がサグランティーノで紫になったころ、そろそろ引き上げ
ようと外に出たら中世の音楽の生演奏をやっていました。

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2010/10/02

COOKING CLASS WITH SALVATORE DENARO

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イタリアで最もツワモノキャラで知られる料理人といえばこの人
サルヴァトーレ・デナーロ。ウンブリア在住のシチリア人。
料理人としての腕はもちろん、それに加えて非凡なしゃべりの面白さ。
彼の周りにはいつも人が集まってきて爆笑の渦が。

『ENOTECA  IL BACCO FELICE』という郷土料理とワインの店を
フォリーニョ村で経営していた彼。漫画みたいなキャラの見かけに
よらずワインのエキスパートでもあります。フランスワインの薀蓄も
只者ではないそう。今回のウンブリアではあらゆるレストランの
シェフやソムリエの彼の稀に見るワインコレクションの話を耳にしま
した。厨房からホールに出てきて常連と一緒に食事したり、彼の
料理を残した客に説教をぶつけたり、朝の5時まで常連と愛犬ローザ
と踊ったり歌ったり。
あまりのハチャメチャ経営にお店は閉店、それならばとサルバ
トーレ氏の腕を買ったのが、彼の店の常連でもあり親友のマルコ・カプ
ライ氏(写真右)。

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シェフの住まいをワイナリーの中に用意し、料理教室の設備を
作り上げ、毎週末のサルバトーレのクッキングスクールを設立
したのです。『ENOLOGICA 31』の期間中にもレッスンが行われていました。

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メニューはウンブリアの郷土料理「PASTA E CECI」ひよこまめ
の冬のパスタ料理や野菜料理など。今回は時間的に無理だったの

ですがいつかぜひ参加してみたい!

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彼のキッチンにはいろいろ「何だコリャ?」と思わせるような食材
がごろごろ。

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これはバジリコの漬物。
粗塩とウンブリア産のオリーブオイルでバジリコを漬け込んで
います。パスタからセコンド料理にも何にでも使うそう。

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蓋を開けるとすごいバジリコの匂いが立ち込めました。
もちろん漬けた後の塩もオイルもバジリコの香りがついている
ので料理の万能調味料として活用するそう。

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人生をともにする愛犬ローザ。
シャンパンの詮が首輪の飾りになっていました。

こんな地味な田舎の村に突如現る猛烈料理人。
ウンブリアの魅力は計り知れません。

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COOKING CLASS CON SALVATORE DENARO
IN ARNALDO CAPRAI

サルヴァトーレ・デナーロのクッキングクラス
アルナルド・カプライワイナリー

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