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2011年1月

2011/01/30

『ANTICO FORNO ROSCIOLI アンティーコ・フォルノ・ロショーリ』のランチ

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働くイタリア人の一般的なランチはBARで食べるしおれたパニーノ
やサンドイッチ。でもカンポ・ディ・フィオーリ地区で働くロマーノは
違います。『アンティーコ・フォルノ・ロショーリ』があるのです。

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『ロショーリ』は1824年にはすでに存在していたという
ローマの老舗中の老舗のパン屋さん。すぐ近くに同経営者の『RISTO
RANTE ROSCIOLI』というレストランもあるのですが、こちらのお店は
パン屋さん。店内にはイートインコーナーがあり、ローマならではのパスタ
料理やお惣菜が食べられ、ランチタイムには行列のできる人気店。

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毎日変わるメニューは、パスタだと5ユーロほどでそのお手ごろ価格
も人気の秘密。スープパスタやラザニア、リゾットまでとプリモだけでも
その種類は豊富です。

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この店の自慢商品はピッツァ・ロッサ。
イタリア中どこにでもある食べ物ですが、このパン屋のものは
1級です。

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トマトソースのみと、モッツァレラチーズをのせたものがあります。
どちらも単純な原材料のシンプルな食べ物ですが、これがもう最高!
パリパリと薄いピッツァ生地に、甘く、コクのあるトマトソースがたっぷり。
一度食べると病みつきに。
ここのピッツァ・ロッサの熱烈なファンというロマーノがたくさんいるのです。

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近所のオフィスで働いている人はこんな本格パスタのテイクアウトも。

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もちろんグラスワインも。1杯3ユーロ!
ランチだけあって、軽い赤が揃っています。

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悩み抜いたあげく、魚介類のリゾットを注文。
1皿5ユーロなり。
米の加熱具合といい新鮮な海の幸の香りといい、米の芯まで味が
染み込んでその辺のレストランよりもはるかにおいしいリゾットでした。

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この店の自慢ピザ、食べずに帰るわけには行きません。
表面はソースがとろとろで、土台の生地はカリカリ。
こんなトマトソースが作ってみたい!

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ランチをすませ、夕食のパンを買って帰る人も。
ビスケットやパンケーキなど焼き菓子も豊富。

1時に行くとまだ人が少なく椅子に座って食べられるのですが、10分も
過ぎると店内は人でぎっしり、歩行不可能に。困ったことに、その頃が
一番いろいろなメニューが出揃う時間なので、食いしん坊族はおしくら
饅頭に突入するのがオススメ。

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ANTICO FORNO ROSCIOLI

アンティーコ・フォルノ・ロショーリ

Via dei Chiavari 34  Roma
Tel 06 6864045

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2011/01/26

VERAおばあちゃんの『CROSTATA DI MARMELLATA ジャムのクロスタータ』

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去年の夏から約束していたVERAおばあちゃんのお菓子教室。
足の痛みが長く治まらず伸び伸びになっていたところ、昨日私の
家に突然現れ「今日やるかい?」と聞きに来てくれたおばあちゃん。
きれいに櫛の通ったまとめ髪と、よそ行き風の服装からおばあ
ちゃんがいつもより元気なことがわかりました。
急いでおばあちゃんちに行くと、すっかりもう材料の準備がされて
いました。

クロスタータは昔はどこの家庭でもお母さんが普段に作っていたジャム
のタルト。トラットリアのデザートにもでてくる素朴な焼き菓子です。

材料(直径25cmのタルト型3台分):

薄力粉  750g
たまご   3個
マーガリン 300g
砂糖    300g
ベーキングパウダー 25g
牛乳  適量
ジャム(好きな味のもの)350g

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まずはタルト型にバターを塗り、薄力粉を全体にまぶします。

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オーブンで焼く時にタルトがくっつかないようにするため。

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薄力粉を山のようにし、その真ん中に穴をつくり、ジャム以外の
材料を全て入れます。

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材料をまぜ、かたまりになったらゆっくりこねていきます。

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もう60年近くも使っている大切な木のまな板で手際よく生地
をこねるおばあちゃん。さすが50年の料理人の腕が生きて
います。固すぎると牛乳をいれ調節します。

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生地ができあがったら、アルミのタルト型に薄く伸ばした生地を
しきつめていきます。

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脇の部分も生地で囲うようにし、おわん型にします。

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ジャムをのせます。あまりたくさんのせると焼いた時に溢れる
ので350gが適量。私の大好きないちご味のジャムで。

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ジャムの上に格子のように棒状にした生地をかぶせていきます。

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120度のオーブンで20分ほど焼いてできあがり。
壁に貼られた聖人やローマ法王さんの顔がちょっといつもより
うれしそう。

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1台目が焼きあがって休む間もなく、時々訪ねてくる甥のために
あんずジャムのタルトにとりかかるおばあちゃん。

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料理をしている時が一番イキイキしているおばあちゃん。
その手際のよさを見ると、なんだか歳も若返って、かわいさ
溢れています。と、おばあちゃんに言うと「Va Fanculo !(バカヤ
ロウ!)」といつものローマ弁で一喝されてしまいました。

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いちごジャムにあんずジャム。このあとチェリーのジャムを使った
おばあちゃん自身用のタルトも1台焼きました。

上記には分量を書きましたが、おばあちゃんは全て目分量。
材料も”こだわりのジャム”とか”高級バター”ではなく市場で買った
どこにでもあるジャムとマーガリン。
こんな素朴な作りからできあがったおばあちゃんのクロスタータ。
その特別なおいしさはちょっと忘れがたい体験でした。

おばあちゃんいつまでも元気でいてね。

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2011/01/22

『BOLLINGER SPECIAL CUVEE ボランジェ・スペシャル・キュヴェ』

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セルジョの店で。

ワイン商パオロとステファニアの3人で開けたシャンパーニュ「ボランジェ」。
142ヘクタールの大きな畑を所有し、現在も家族経営を続けるシャンパー
ニュの最高峰。今宵はピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエを使った
スペシャルキュヴェを注文。
樽で最低3年と、長期熟成された原酒で造られただけあって、この肉厚な
飲みごたえは見事。甘い蜜のスイーツを思わせる香りにイーストのような香ば
しさもたっぷり。気品あり可憐さあり。

セルジョや周りにいた常連にも配ってみんなでまたまた新年の乾杯。

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BOLLINGER

ボランジェ

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2011/01/19

朝も夜もおいしいべーカリー『PANNELLA パンネッラ』

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久しぶりに訪れたローマ市内コロッセオ近くにあるパン屋さん『パンネッラ』。
数え切れない種類のパンからジャムやソースなどの瓶詰製品、乾麺
香辛料、粉、ワインまで何でも揃い、さらにイートインコーナーもある
食のディズニーランド。

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店内にはお菓子パンから調理パンまでいろいろなパンがあるのですが
中でも目を引くのがこのローマのシンボルを模ったパンたち。

右はバチカンのサンピエトロ寺院、真ん中はローマ誕生のシンボル
左はコスタンティヌスの凱旋門。1個20ユーロほど。食べてみたい!

外にはテラス席あり、寒いこの時期でも外の朝食が気持ちいいのです。
冬ならではのお菓子「CASTAGNACCIOカスタナッチョ」に温かいカプチーノ
を注文。

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「カスタナッチョ」は栗の粉にミルクと砂糖、干しブドウに松の実を
混ぜた焼き菓子。さっくりした歯ごたえを想像していたら、食べて
みると”ういろう”そのもの。ミルクが入っているからかねっとりして
いました。

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朝食のおいしい「パンネッラ」、最近ランチ&ディナーの営業も始めました。
ディナーと言ってもビュッフェですが飲み物込みで1人10ユーロ。

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まだ始めたばかりなので皿数は少なかったですが、買い物がてら
に空きっ腹をおさめるには最適!

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このところあまり寒くないローマの夜を散歩しながら帰宅。
闇の中にくっきり立ち上がるコロッセオが目の前に。
「パンネッラ」のコロッセオの形をしたパンを思い出しました。

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PANNELLA - ARTE DEL PANE
パンネッラ - アルテ・デル・パーネ
Via Merulana 54 Roma
Tel 06 4872435

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2011/01/06

『イタリア料理-野菜のチカラ』発売

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京都烏丸のイタリアンレストラン「サルティンバンコ」の澤田シェフから
ローマに届いた出版ほやほやの「イタリア料理-野菜のチカラ」。

野菜使いのスペシャリスト、イタリアンのシェフ6人による200品の野菜レシピ
が紹介されています。登場する野菜はなんと190種類!イタリア野菜から
京野菜まで、野菜図鑑とも言えるこの本の面白さは、シェフたちの野菜のおいしさ
を引き出すテクニックと野菜使いのクリエイティブさ。
1ページを開くごとにその味の想像力に驚かされます。

澤田シェフの「一口前菜」は9種類の野菜前菜を一皿に盛り合わせたもの。
シェフが訪ねる農家や全国の生産者から直送される野菜で作られたその前菜は
シェフから食べる人に伝える季節のメッセージ。野菜の色や形、味を見て一口ごと
に季節を感じたり、京都野菜とイタリア素材の思わぬマリアージュに驚かされたり
1つのお皿にいろいろなメッセージが込められています。そのお皿を通してする
コミュニケーションの楽しさは、懐石の世界にも共通するものがあり、京都とローマ
で澤田シェフに教えていただいた崇高な娯楽です。またシェフのお店で楽しみたいな。

その他、特に心惹かれたのは、「クット・ドールクラッティーニ」の倉谷シェフ
による、”冷たい桃のスパゲッティーニ”。桃とフレッシュトマト、ミント絡めた
パスタ。それと「フィオッキ」の堀川シェフによる”ごぼうのアニョロッティ”。
じっくりレシピを見ながら味を想像してみたのですが、やっぱり実際に食べて
みたい!

シェフの創造力と野菜の魅力にどっぷり浸れる読み応えのある1冊。

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『イタリア料理-野菜のチカラ』
ISBN978-4-388-06102-0
柴田書店出版
2940円(税込)

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TRATTORIA SALTINBANCO
トラットリア・サルティンバンコ
京都市中京区押小路通両替町西入ル金吹町460
ベルメゾン1F
Tel 075-213-5046

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2011/01/01

BUON ANNO 2011 ! 謹賀新年 

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BUON ANNO 2011 !
新年あけましておめでとうございます!

旧年はこのブログを訪れていただきどうもありがとうございました。
おいしいものの探求、それを作った人との出会い、その感動を一緒に
分かち合った人々、etc etc...そういうことが年々自分の財産になって
いくのをシアワセに感じた年でした。
今年はこの和をもっともっと広げていきたいなと思っています。

どんな発見があることやら!?

では2011年もどうぞよろしくお願いします。

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