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2011/08/12

夏のトマト愛

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毎年8月は日本に一時帰国するため、この前に夏をローマで過ご
した年がいつか思い出せないほど久しぶりに過ごす8月のイタリア。
この国はすっかりバカンスに入りローマもガラガラ。渋滞もなく、店
もBARもレストランも観光客が来そうなところ意外は見事に全部閉
まっています。日本からすると考えられないのですが、みんながみんな
2,3週間普通にバカンスを取ります。この時期に仕事している人は
逆にバカにされる感じです。経済状況がこれほど悪化しているという
のに本当に不思議な国です。
そしてローマでは1年で唯一この人のいない時期にここぞといろいろな
ことが行われます。まずは道路や広場の修復。
ものすごい渋滞があたり前のローマで道路の工事をするのは確か
に今しかないのです。今週は伸びに伸びきったテヴェレ通りの街路樹
も一斉に散髪されていました。高い木の上まで切るので大きなクレーン
に乗ってカットするのですが、これも縦列駐車天国のローマでは今しか
できないこと。同じことでいろいろなアパートの内装工事もバカンス中に
やるので、朝7時ごろから上から下から右から左から聞こえてくる工事
の音で起こされます。市内での映画の撮影なんかもあちこちでやってます。

さてイタリアの夏のおいしいものといえばトマト。同じ種類のトマトでも
この時期のものは本当に甘く、実もしまっておいしさが他の時期とは
全く違います。生で食べてもトマトソースにしてもそのおいしさを実感。
もうひとつすごいのはトマトのヴァリエーションの豊富さ。
写真上は”CUORE DI BUE クオーレ・ディ・ブエ ”といって牛の心臓

という名前のトマト。形がそれに似ていることから。サラダにむいています。

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こちらは”ZEBRINO ゼブリーノ”といって小さなシマウマという意味。
確かに赤と緑がしましまになっています。
これはかなり皮が厚くしっかりしていて噛み応えがあります。
甘みよりも酸味の方が強い。

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こちらは”DATTERINO ダッテリーノ”。ナツメヤシに似ていることからこの名前
がついているそう。これは甘くて実もしっかりしまっています。カプ
レーゼにしてもおいしい。半分に割っても中が空洞でなくみっちり
実がつまってます。

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そして最近ハマっているのがコレ”BRISCIOLE ブリショレ”。キャンディーみたい
な色と形。コレ、目を閉じて食べるとさくらんぼと間違えます!
皮も実もさくらんぼのようなフルーツの甘みがあって、実もみっちり
つまっていて種もありません。野菜の甘みでなく果実の糖分。
1キロ5ユーロと値段もさくらんぼのそれのように高価なのですが
買った袋に手を入れてポリポリ食べて家に着く前にはなくなっている
ほど美味。
塩もオイルもかけずにこのままおやつとして食べるのに最高。

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16年前ローマに来た当時、あるイタリア人の友人が「夏休みに
田舎のおばあちゃんちに行くとおやつにトマトがでてくるんだ!」と
うれしそうに話ていました。それを聞いて「お菓子がないってことな
のかな。どうして自慢気に話すのかな」と1人心の中でハテナマーク
をかかえていたのですが、今になってその意味がよくわかります。
冷たく冷やして食べる夏のトマト、最高のごちそうです。


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