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2012/04/06

『GIACOMO CONTERNO - BAROLO RISERVA MONFORTINO 2001』

Conterno_monfortino_1

とある平日の夜、セルジョの店で。
シャッターが下ろされ閉店の看板をたてたあと、数人残った店内で常連
の一人クリスティアーナが抜栓したのがこのワイン。
ピエモンテのバローロの最高峰の中の頂点を極めるジャコモ・コンテ
ルノの『モンフォルティーノ・リセルヴァ2001』。300ユーロなり。
モンフォルテ・ダ・アルバにあるこの作り手のバローロは、1ヶ月以上
のマセラシオン、大樽で7~8年の熟成を経た驚異的なワイン。
ちなみに、この2004ヴィンテージはロバート・パーカー主筆(現在のテイ
スターはアントニオ・ガッローニ氏)の「ワインアドヴォケイト誌」で100点中
100点の評価をえた歴史的な1本。

セルジョが大きな大きなグラスを出してきて注いでくれます。
まずは背筋を伸ばして香りを嗅いでみました。
深く芳香を吸い込んでみると、逆にこちらがワインに吸い込まれるような
錯覚におちいるほどもうそりゃすごい迫力。
スミレやバラ、木イチゴ、リクリツィアなんかのいろいろな香りがたち上って
なにかある種の生き物と対面しているような気配すら感じました。
そしてゆっくり飲んでみると、もっとすごい大波に襲われました。
自分の体の中に洪水がおこっているような感覚!おいしいとか、味の分析
うんぬんよりも”このワインは生きている”と体感しました。自分が飲んでいる
のに、なにかの生き物に体内を侵されていく感じ。
シルキーな口当たりでエレガント、一糸の狂いもないバランスに怖いほどの妖艶さ。
このルビーの怒涛には圧倒されました。

たしかに何の薬品も入れずに7年も8年も木の容器の中でぐんぐん勝手に
成長するブドウの液体って、それだけ考えてもすごい生命力。いろいろなミクロ
細胞が長い年月をかけてゆっくりゆっくり一人でに成長する、こんな飲み物が
他にあるでしょうか。こんなワインが他にあるでしょうか。そんな力のあるブドウ
ってどんなブドウなのでしょうか。そんなブドウを作っているこのワイナリーって
どんなところなのでしょうか。

シャッターが下ろされた店内では、セルジョ含めグラス片手にそんなみんなの
うめき声が延々とこだましているのでした。

















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