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2012年4月

2012/04/27

『割烹よしこ』の鯛めし

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友人のあいだで待ちに待っていた、よしこさんから夕食のお誘い。
イタリアにてまさに日本の料亭にいるのとまったく同じ体験ができる
という、和食の聖地『割烹よしこ』へ。マンションのドアがあいて一歩
踏み入れると白木のカウンターと魚を焼く匂い。あちこちに無造作に
センスよく飾られた季節の花々といっしょによしこさんが迎えてくれま
した。

イタリアの旬の食材と日本のこだわり調味料でていねいに仕上げた
あらゆるご馳走がこれでもかというほどでてきたあと、本日のメインは
朝市で仕入れた新鮮な鯛と、日本から到着したばかりの精米機で精
米したての米を土鍋で炊いた鯛めし!くつくつと火にかけられていた
鍋から出汁の蒸気がぶわーっと噴いて出来上がり。
ふんわりしっとりとした鯛の身をお箸でくずして、いい出汁のしみ込ん
だごはんに混ぜ込むときのこの匂い。鯛は米と炊く前に火であぶって
ついた焦げ目が香ばしさをかもしだし、いいアクセントに。鍋底のごは
んのおこげがこれまたいい仕事してます。こんなものをローマで食べ
られると思っていなかったので感動もひとしお。
みんな涙目でたいらげました。

イタリアも日本と同じく海に囲まれた国。魚はおいしいといえど日本
の魚介類の多様さと新鮮さには劣るものがあります。たとえばマグロ
やイカ、イワシなんかはなかなかあのイキイキと今にも跳ねるような
新鮮なものは一般の魚屋ではみかけません。魚屋に行くと魚屋の
おやじに「サシミ!スシ!」とマグロをよくすすめられるのですが、色
も悪いし生臭い。一方イタリアの魚でこりゃうまい!と思うのは、スズ
キや鯛。
イタリアの家庭ではスズキや鯛は丸ごと買ってオーブン焼きにするの
が一般的ですが、よしこさんの鯛めしでも本領発揮した地中海産の鯛。

ローマにある『割烹よしこ』は和食の殿堂であるからこそいつもの日常とは
まったく異なる空間。古い日本の家具や陶器に囲まれて、普段とはまた違う
時間と空気が流れているようでした。

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2012/04/21

スロベニアワインに萌え『MOVIA モヴィア』

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このところスロベニアワインにはまっています。

イタリアの酒屋でも、このごろはフリウリワインの棚にスロベニア
ワインがたくさん並ぶようになりました。それらは中堅どころの
ブルネッロやバローロと変わらない値段で販売されているものも
あり高級ワインの位置付けです。

四国と同じくらいの大きさの国スロベニア共和国。
ここは紀元前6世紀ごろから行われていたワイン造りの古い歴史が
あります。北にはアルプス、西にはアドリア海、地形と気候は変化に
富んで、ブドウ造りに適した土地条件がそろっています。
さらに北はオーストリア、西にイタリア、東にクロアチアと異なる国に
囲まれていろいろな文化的影響をうけているのもワインに反映して
いておもしろい。
スロベニアワインはヨーロッパにある他のワイン名産国と違い、大企業
メーカーが少なく、ほとんどが家族経営の小さなつくり手がほとんど。
またその生産量も大半が国内で消費されているというのも、ますます
興味をひかれるところ。アメリカ市場向けのワインつくりをするワイナリー
がたくさんあるどこかのお国とはぜんぜん違うのです。
SUTORスートール』や『EDI SIMCIC エディ・シムチッチ』を初めて
飲んだ時のショック。隣接するフリウリ州のワインより格段にレベル
が高い!高すぎる!またそのラベルデザインのセンスのよさ。
ワインもラベルも芸術の域!「これってこれってどういうこと!?」と頭
の中がグルグルしました。

ローマの高級住宅地パリオリにある老舗酒屋『BULZONI ブルツォー
ニ』であけたMOVIAモヴィア『SAUVIGNON ソヴィニオン2007』。
このモヴィアのワインは98年ごろ、ローマの酒屋『TRIMANI トリマーニ』
の試飲会で初めて飲んだスロベニアワインであり、自然派ワイン。
そのころ、スロベニアワインも自然派ワインもまったく注目されておらず
わけがわからないまま参加したのですが、職人的なワイン造りのすごさ
ワインのおいしさ、何よりも生産者のアレスの人柄のおもしろさにもう目
からウロコ状態のセミナーだったのです。アレスがしゃべりすぎ
て2時間の予定のセミナーが4時間になり、30人ほどの参加者は爆笑
しっぱなしで、みんなくの字になりながら涙目でワインを飲んでいました。
14年前のこの試飲会、あとにもさきにもこんなにおもしろく盛り上がった
セミナーはなかったという忘れられない思い出。今考えると、アレスのよう
な人にワインの道に引き込まれたのかも。

イタリアワインの名産地フリウリ州の中でもトップクラスのワインが生産され
ている、ゴリツィア地区があります。ここにくっついてすぐとなりがスロベニア
の3大ワイン名産地の一つプリモルエ地域。MOVIAモヴィアはイタリアのゴリ
ツィアとプリモルエ地域のブルダにまたがった形で畑を所有しています。
つまりワイナリーはイタリアとスロベニアの国境上にあるのです。

『SAUVIGNON ソヴィニオン2007』を抜栓。
アロマがすごい!
その芳香も”トマトの葉”や”ネコのおしっこ”と言われる典型的なあのグリーン
系の香りではなく、もっとトロピカルかつ柑橘ジャム系。言われなければ
ソービニオンと思わないかもしれません。
MOVIAの徹底した造りとは、まずブドウを収獲時から2時間以内に発酵作業
を開始。発酵はステンレスタンクでなくバリックで。その後18ヶ月バリックで
熟成。
ブドウを遅摘みをしていることからもこの凝縮感があるのかも。
変化し続ける芳香に、ブドウの生命力を感じる複雑味、口の中での味わいの
広がり、グラデーションがすごい!

萌えー!!!

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MOVIA モヴィア

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2012/04/16

BOURGOGNE NIGHT

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バローロナイトに続き週末は少人数でフレンチワイン会。
GOSSETの『GRAND ROSE グラン・ロゼ』で開始。
一般的にシャンパンではロゼが好きだけど、ゴッセのグラン・ロゼ
は独特。まず色からして普通のロゼ色ではなく、うすーいサーモン
ピンク。いい色してます。しっかりしたミネラル感にきれいなブーケ
力強い泡立ちで期待どおりの飲み心地。

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ヴォーヌ・ロマネやジュヴレ・シャンベルタンが人気のブルゴーニュ
のドメーヌDOMAIN DUJACの白。あえて赤でなく白。
『MOREY SAINT DENIS 2008 モレ・サン・ドニ』。
これ、かなり惹かれました。
最初から最後までミネラル感のグラデーションがすごい。若干樽を通
しているにもかかわらず、ほとんんど感じられずそのエレガントさに
うなりました。

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そしてニュイ・サン・ジョルジュの自然派ワインの赤。
DOMAIN PRIEURE ROCH『NUIS SAINT GEORGES 2008
1er CRU』。
これはすごかったー!
色は少しにごりがあるルビー色。
最高級ウーロン茶のような芳しさ、ワインの細胞が1つ1つ
イキイキしているような迫力あり、またどこまでも繊細で
しなやか。そしてこの飲みやすさ。
こんなピノ・ノワールができる地ブルゴーニュの驚異にため息。

このあとまだもう1本のブルゴーニュがあったのですが
このワインがあまりに素晴らしく印象薄。
最後にトスカーナはビービ・グレーツの、3つ星レストラン『ラ・ペル
ゴラ』用に瓶詰めした限定ワイン『BALOCCHI DI TESTA MATTA』
が出てきたのですが、ずっと高級ウーロンを飲んでいたところへ急
にエスプレッソコーヒーを飲んだような感覚。

日本人の私、ロマーノの友人たち、みんな愛国心を忘れて今宵は
フランスの美酒に酔いました。




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2012/04/14

BAROLO NIGHT

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ワインコレクターのパオロ宅にてバローロの飲み会。
パオロは某企業の人事部長。ワインには何の関係もない仕事
をしているけれど趣味はワイン収集。マンションの1室をセラー
にしたこの部屋、1年のうち半分はクーラーつけっぱなし。
オーブリオンなどの5大シャトーからイタリア高級ワインマッセート
の年代ものまでぎっしり。この部屋をみせびらかしたのはいいけど
「バローロだけじゃなくもっといいワインあけろー!ケチ」と来客から
騒がれていたパオロ。

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パオロの友だちもみんなそれぞれワインを手にやってきました。
その中でワイン商のジョルジョがもってきたのがこのバック。
ランドセルみたいな黒皮のカバン、なんでしょう。

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ワインケースでした!
2本入るこのバック、中はスエード製。ちょっとお棺みたい
ですがこんな高級感のあるワインバックはじめてみました。

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8名であけた7本のワインがこれ。

Gosset - Blanc de Blanc
Louis Moreau - Chablis Grand Cru 2006
Domenico Clerico - Barolo 2007
Gaja - Barolo Dagromis 2006
Gaja - Barbaresco 2004
Elio Grasso - Barolo 2004
Conterno Fantino - Barolo 2002

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最後におまけで出てきたのがこのワイン。
テスタマッタで日本でもよく知られるビービー・グレーツの
『SOFFOCONE DI VINCIGLIATA 2009』。
ビービーが美術学校時代に描いたというアートラベルがよく
紹介されますが、みんなこのワインの名前の意味は知って
いるのでしょうか?そのエゲツナイ意味を知り、ちょっとふき出し
ました。

集まった友だちはみんなワイン古豪ばかり。でも誰もワイン
ウンチクなんかをたれずに、ただただたのしく飲み明かしました。

それにしてもみんなの飲みっぷり。各自他人になんの遠慮なく自分

のグラスにドボドボ注ぐ酒豪たち。酔っ払う人も1人もなく、また次回

の飲み会でって感じでお開き。

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2012/04/10

ローマ郊外『OSTERIA IOTTO オステリア・イオット』

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ガンベロロッソレストランガイドの審査をしている友人が大のおススメ
ということで、昔訪れたことがある大好きなオステリア『イオット』。久しぶり
に友人とランチへ。ローマから車で40分ほど北に行ったカンパニャ
ーノ・ディ・ローマという小さな村にあるこじんまりしたレストラン。もうこの入
り口が見るからにいいレストラン相(人相があるようにお店にも相がある。)
してますね。

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30席もないほどの小さなお店の主はマルコさん。先日ローマで行われた
自然派ワインの試飲会でばったり会って以来。
お店のワインはほとんどが自然派ワインでそれもすべて彼がワイナリー
訪問をして選んだというものばかり。

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このお店の好きなところは何気ない普通のものにもこだわって
いるところ。たとえばこのカラフ。なぜかワインがもうおいしく見えますよ!
実際にここのテーブルワインはレベルが高い!
しかも安い!よく考えてみるとテーブルワインがおいしい店ってほとん
どないんです。
このきれいな黄金色は、ローマ南部にあるワイナリーのヴェッローネ
とトレッビアーノ品種。雨でむしっとしたお昼にキリッと冷えた辛口の白
サイコー!

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メニューは時間をかけて丁寧に作られた普通のローマ料理が中心。
悩みに悩んで、パスタはタラのトマトソース煮の”マルタリアーティ”に

決定。適度な大きさにちぎった手打ちパスタ。ちょっともちっとしています。

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マルコがガリガリと「PEPE MARICHA 」の黒胡椒をパスタの上から
たっぷりとかけてくれます。
パスタのアルデンテ加減、トマトソースのコクにパンチの効いた胡椒、すべて
のハーモニーが見事。
これにしっかりしたボディ感のある白ワインがバッチリ。

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どれもおいしかった料理の中でも一番のヒットはコレ!
レモン風味たっぷりのポルペッテ。
牛70%に豚30%のミンチに、松の実や干しブドウが入り、これに
レモンの皮の細切れがたくさん入っています。
肉のうまみにこのレモンのさわやかさがなんともいえない風味を
かもし出しておりました。これは家で試作してみる価値あり。

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乳飲み仔豚のロースト。サルデニアで食べて以来、やわらかく
とろけるような豚肉。この地元で野放しで飼われている豚だそう。

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あまりにもテーブルワインがおいしいので赤ワインもこれ。
モンテプルチャーノとサンジョヴェーゼ。こちらも口当たりよくカラフを
2回注文。

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これもヒットだったなー。牛テールの煮込み。トマトソースにはにんじんや
たまねぎ、セロリに松のみ、干しブドウ、そしてカカオまで入っているのです。
すごいコク。

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最後はマルコがすすめてくれたオリジナリティあふれる野菜料理。

アーティチョークのローマ&ユダヤ風。ローマとユダヤ流の伝統料理をミッ

クスしたものでオリジナリティの高い一品。まずはローマ風にアーティチョ

ークの中ににんにく、レモン、イタリアンパセリをつめます。それを煮込む

のではなく、ユダヤ風にフライにしたもの。

手作りデザートもいろいろありましたがもうお腹がはちきれそうでリタイヤ。

これ全部で25ユーロ/人なり。ローマではありえない料金!やっぱりイタリア

で本当においしいものを妥当な値段で食べるのは田舎に限る!と再認識。

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そんな意味でも『オステリア・イオット』は誰にでもおススメした本当に

いいお店。何よりもマルコのサービスがおもしろい。料理の材料の

仕入先からレシピ、ワイナリーの話と尽きることなく説明してくれます。

あまりにも居心地がいいので友だちとだらだら長居してしていたら

マルコの一家もいつの間にか隣のテーブルで普通にお昼ご飯を食べ

ていました。まかないでなくお客さんと同じメニューで。

こういうところも家庭的でいいのです。

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お店を出る前に、最近オープンしたという隣にあるマルコのエノテカに

案内してもらいました。ここもいい相してます。

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とっても小さな空間ですが、こちらも家庭的で長居したくなるよう

なステキなお店。ここではワインや地ビール、地元のサラミやチーズ

パニーノが食べられるそう。アペリティーボをして隣のレストランに食事

に流れ込むってのもいいな。今度はそうしようっと!

ローマから車で40分のこのお店。

週末には最適のグルメスポットです。

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OSTERIA IOTTO オステリア・イオット

Corso Vittorio Emanuele 96

Campagnano di Roma

Tel 069041746

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2012/04/06

『GIACOMO CONTERNO - BAROLO RISERVA MONFORTINO 2001』

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とある平日の夜、セルジョの店で。
シャッターが下ろされ閉店の看板をたてたあと、数人残った店内で常連
の一人クリスティアーナが抜栓したのがこのワイン。
ピエモンテのバローロの最高峰の中の頂点を極めるジャコモ・コンテ
ルノの『モンフォルティーノ・リセルヴァ2001』。300ユーロなり。
モンフォルテ・ダ・アルバにあるこの作り手のバローロは、1ヶ月以上
のマセラシオン、大樽で7~8年の熟成を経た驚異的なワイン。
ちなみに、この2004ヴィンテージはロバート・パーカー主筆(現在のテイ
スターはアントニオ・ガッローニ氏)の「ワインアドヴォケイト誌」で100点中
100点の評価をえた歴史的な1本。

セルジョが大きな大きなグラスを出してきて注いでくれます。
まずは背筋を伸ばして香りを嗅いでみました。
深く芳香を吸い込んでみると、逆にこちらがワインに吸い込まれるような
錯覚におちいるほどもうそりゃすごい迫力。
スミレやバラ、木イチゴ、リクリツィアなんかのいろいろな香りがたち上って
なにかある種の生き物と対面しているような気配すら感じました。
そしてゆっくり飲んでみると、もっとすごい大波に襲われました。
自分の体の中に洪水がおこっているような感覚!おいしいとか、味の分析
うんぬんよりも”このワインは生きている”と体感しました。自分が飲んでいる
のに、なにかの生き物に体内を侵されていく感じ。
シルキーな口当たりでエレガント、一糸の狂いもないバランスに怖いほどの妖艶さ。
このルビーの怒涛には圧倒されました。

たしかに何の薬品も入れずに7年も8年も木の容器の中でぐんぐん勝手に
成長するブドウの液体って、それだけ考えてもすごい生命力。いろいろなミクロ
細胞が長い年月をかけてゆっくりゆっくり一人でに成長する、こんな飲み物が
他にあるでしょうか。こんなワインが他にあるでしょうか。そんな力のあるブドウ
ってどんなブドウなのでしょうか。そんなブドウを作っているこのワイナリーって
どんなところなのでしょうか。

シャッターが下ろされた店内では、セルジョ含めグラス片手にそんなみんなの
うめき声が延々とこだましているのでした。

















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2012/04/02

男の手料理 プーリア版

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ほんとうに料理上手な友だち宅にディナーに招かれるのはレストランに
いくよりもうれしい。
まわりで料理上手のイタリア人の友だちを思い浮かべてみると、なんと
男友だちのほうが女子よりも多い。
週末はそんな男友だちの中でも”飲み食いが生きがい”ということを体形
で証明しているプーリア出身のファビオのディナーへ。

ちょくちょくプーリアに里帰りしている彼は大量に現地食材を調達し、ローマ
に戻ってくるとプーリア料理を友人たちにふるまってくれるのです。
ファビオの家に到着するなりトマトソースの甘いいい匂いが。
本日のディナーは半日煮込んだという3種類の肉肉肉。

まずはその肉を煮込んだトマトソースを絡めたパスタ。
プーリアの「SAGNE CANNULATE サーニィエ・カンヌッラーテ」という
サレント地方の名物。長い麺をくるくるっと回転させたもので、中は
空洞。この空洞にソースが入りよく絡むので、トマトソース系のパ
スタ料理にぴったりの麺です。ちなみにシチリアでは「BUSCIATEブシャ
ーテ」とよび、バジリカータ州などでも食べられている郷土パスタです。
これは文句なしにうますぎ。
パスタの茹で加減、肉のうまみが溶け込んだトマトソースにほろほろに
なった肉の破片がまざっていたりして、ディナーに来た友だち5人全員
おかわりしました。

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ワインはプーリア州マンドゥリアの『PRIMITIVO DI MANDURIA 2008』
の1リットルボトル。造り手は「ATTANASIOアッタナーシオ」で、プリミ
ティーヴォでは一番好きなワイナリー。
これは1000本の限定ボトルでワイナリーの10周年記念に作られた
もの。ここは80年以上の寿命をもつブドウからワインを作っていますが
その畑の中からさらにブドウを厳選してつくられたもの。
プリミティーヴォは一般的に果実味が凝縮されすぎた、できの悪いアマ
ローネのようなワインが多いですが、ここの作り手のものは、しっかりミ
ネラル感もあり、そのエレガントさに驚かされます。

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そして羊、豚、牛をぶつぎりにして6時間以上トマトソースで
煮込んだ本日のメイン。みじん切りにしたタマネギ、にんじん
セロリをオリーブオイルでいため、そこに肉をいれ、塩と
トマトソースだけで調理したという材料はいたってシンプル。
そのおいしさといい、迫力といい、まさに男の料理って感じで
大皿にどかーんと盛られて出てきました。
肉のうまみもさながら、この手の料理で一番の楽しみは”スカ
ルペッタ”。”スカルペッタ”とはお皿に残ったソースをパンで拭くよう
にして食べること。こんなおいしいトマトソースは1滴も残せません。

全員のお皿が”スカルペッタ”でまるでお皿を洗ったようにピカピカ
になったところでデザートへ。

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デザートはピスタチオのアイスクリーム。
「食後のアイスクリーム、ちょっと重いな。。」と思っていたらファビオが
「一度これをためしてみて」といって、上からこの茶色いリキュールを
たらりとたらしてくれました。「BORSCIボルシ」のリキュール
『サンマルツァーノ』。これは薬草からできているので苦味があるリキュ
ールでアルコール34度なのですが、このおかげでアイスクリームがも
のすごくさっぱりと食べられてしまいました。で、結局おかわり。

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最後にチェーリエ・メッサーピカ村にあるみんなのお気に入りレストラン

『CIBUSチーブス』のアーモンドのビスコット。中にチェリーを甘く煮詰め

たものが挟んであります。しっとりねっちょりとした歯ごたえがたまりません。

甘すぎず素朴な味わい。さすが『CIBUS』。お菓子もただものではありません。

ファビオみたいなお腹になったらイヤだなーと思いながら、いろいろおか
わりしてしまったプーリアディナー。
ごちそうさまでした!!!







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