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2012/04/02

男の手料理 プーリア版

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ほんとうに料理上手な友だち宅にディナーに招かれるのはレストランに
いくよりもうれしい。
まわりで料理上手のイタリア人の友だちを思い浮かべてみると、なんと
男友だちのほうが女子よりも多い。
週末はそんな男友だちの中でも”飲み食いが生きがい”ということを体形
で証明しているプーリア出身のファビオのディナーへ。

ちょくちょくプーリアに里帰りしている彼は大量に現地食材を調達し、ローマ
に戻ってくるとプーリア料理を友人たちにふるまってくれるのです。
ファビオの家に到着するなりトマトソースの甘いいい匂いが。
本日のディナーは半日煮込んだという3種類の肉肉肉。

まずはその肉を煮込んだトマトソースを絡めたパスタ。
プーリアの「SAGNE CANNULATE サーニィエ・カンヌッラーテ」という
サレント地方の名物。長い麺をくるくるっと回転させたもので、中は
空洞。この空洞にソースが入りよく絡むので、トマトソース系のパ
スタ料理にぴったりの麺です。ちなみにシチリアでは「BUSCIATEブシャ
ーテ」とよび、バジリカータ州などでも食べられている郷土パスタです。
これは文句なしにうますぎ。
パスタの茹で加減、肉のうまみが溶け込んだトマトソースにほろほろに
なった肉の破片がまざっていたりして、ディナーに来た友だち5人全員
おかわりしました。

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ワインはプーリア州マンドゥリアの『PRIMITIVO DI MANDURIA 2008』
の1リットルボトル。造り手は「ATTANASIOアッタナーシオ」で、プリミ
ティーヴォでは一番好きなワイナリー。
これは1000本の限定ボトルでワイナリーの10周年記念に作られた
もの。ここは80年以上の寿命をもつブドウからワインを作っていますが
その畑の中からさらにブドウを厳選してつくられたもの。
プリミティーヴォは一般的に果実味が凝縮されすぎた、できの悪いアマ
ローネのようなワインが多いですが、ここの作り手のものは、しっかりミ
ネラル感もあり、そのエレガントさに驚かされます。

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そして羊、豚、牛をぶつぎりにして6時間以上トマトソースで
煮込んだ本日のメイン。みじん切りにしたタマネギ、にんじん
セロリをオリーブオイルでいため、そこに肉をいれ、塩と
トマトソースだけで調理したという材料はいたってシンプル。
そのおいしさといい、迫力といい、まさに男の料理って感じで
大皿にどかーんと盛られて出てきました。
肉のうまみもさながら、この手の料理で一番の楽しみは”スカ
ルペッタ”。”スカルペッタ”とはお皿に残ったソースをパンで拭くよう
にして食べること。こんなおいしいトマトソースは1滴も残せません。

全員のお皿が”スカルペッタ”でまるでお皿を洗ったようにピカピカ
になったところでデザートへ。

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デザートはピスタチオのアイスクリーム。
「食後のアイスクリーム、ちょっと重いな。。」と思っていたらファビオが
「一度これをためしてみて」といって、上からこの茶色いリキュールを
たらりとたらしてくれました。「BORSCIボルシ」のリキュール
『サンマルツァーノ』。これは薬草からできているので苦味があるリキュ
ールでアルコール34度なのですが、このおかげでアイスクリームがも
のすごくさっぱりと食べられてしまいました。で、結局おかわり。

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最後にチェーリエ・メッサーピカ村にあるみんなのお気に入りレストラン

『CIBUSチーブス』のアーモンドのビスコット。中にチェリーを甘く煮詰め

たものが挟んであります。しっとりねっちょりとした歯ごたえがたまりません。

甘すぎず素朴な味わい。さすが『CIBUS』。お菓子もただものではありません。

ファビオみたいなお腹になったらイヤだなーと思いながら、いろいろおか
わりしてしまったプーリアディナー。
ごちそうさまでした!!!







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