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2012年7月

2012/07/29

ローマワイン狂の宵

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昼間は猛暑でも少し夜は涼しくなるローマ。
ワイン商を営む友人クリスティアーナ宅のテラスでおうちディナー。
元舞台女優のクリスティアーナは誰もが振り返るその美貌もさること
ながら、すごいテイスティング能力の持ち主。

モダンアートがさりげなく飾られたリビングの壁一面にはレストラン
顔負けの豪華ワインセラーが。
そして酒豪の友人5人で飲んだワインはダブルマグナムボトル2本に

このピエモンテワイン2種。

GAJAガヤ 「SORI SANLORENZO 2007」
GIACOMO CONTERNOジャコモ・コンテルノ「BAROLO CASCINA
FRANCIA 2006」

この2本を同時に飲み比べ。
どちらもブルゴーニュと同じくらいの価格のするイタリアを代表する
高級ワイン。どちらもネッビオーロ。
にもかかわらずこの2本、両極端に違う表情を見せてくれました。

ガヤはもうグラスに注いだ瞬間から香りの広がりが鮮やかで、赤い果実
味とまろやかでやわらかいタンニンが見事な仕上がり。
完璧なワインと言えるけど、逆を言うと完璧すぎるのが欠点かも。
一方コンテルノのバローロはグラスに注いでもガヤのようにすぐに香りが
立ち上ってくるような勢いはないものの、その後時間とともにアロマの
グラデーションがものすごい変化をみせて、ネッビオーロ独特の酸味と
終わりのないエレガントさを表現。
1本はボトルをあけた瞬間から最後まで一定のおいしさで、驚きはないが
安心して飲めるワイン。
もう1本はボトルを開けた瞬間はベールをかぶっているけれど時間ととも
にゆっくりと意外な展開をみせ驚きを与えてくれるワイン。
この2本は色からして紫っぽいルビー色とガーネット色でまったく違うワイン
でしたが、プロのワイン狂たちはこの違いについて、なぜ違うのか、なにが
違うのか、などなど白熱した議論を展開しているのでした。
イタリア人のサッカー狂も話に終わりがなく、この人たちいつまでしゃべって
いるんだろう?と思うことがよくあるけれど、今宵の集まりも同じこと。
そこには正解も間違いもなく、答えを探すのではなく、”ウンチクを語る”という

ような生やさしいものではなく、ワインが好きすぎておもしろすぎて、飲んで

いるワインに対し自分の意見を言わずにおれない!というような熱い想いが

あふれているのでした。

クリスティアーナ宅のテラスにてワイン狂たちと朝の3時まで飲みつくした
ローマの夏の週末。
いやー楽しかった!!!





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2012/07/10

ウンブリア週末バーベキューパーティー

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ワイン25リットル、ビール11リットル、鶏肉9kg、キアニーナ牛8kg
ソーセージが50本。
週末に友人チェザレのウンブリアの別荘でのバーベキューパーティで
みんなで延々と飲みつくし食べつくした量。
チェザレの奥サマがアメリカ人なので7月4日のアメリカ独立記念日の
お祝いに毎年恒例の行事になっているのがこのバーベキューパーティー。

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40度近くまであがったトーディ。
ローマやウンブリアから続々とチェザレの友だちが集まってきました。
みーんな筋金入りの酒飲みなので、マグナムボトルのオンパレード。

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まずはバーベキューの前の夏野菜のアンティパストから。
パプリカのマリネ、麦のサラダアーモンド入り、ナスのグリルの
マリネにトマトのサラダ。
チェザレの90歳のお母さんが用意してきてくれたもの。

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そして本日のアンティパストのヒットがこれ。
エドアルドが作ったラディッキオとゴルゴンゾーラ、洋ナシのタルト。
ゴルゴンゾーラチーズは甘口と辛口2種類を入れています。
あまりにもおいしいのでここで簡単にレシピ紹介。
フライパンでたまねぎみじん切りとラディッキオを炒め、そこへ
ゴルゴンゾーラ2種類をたっぷり(300gr)ほどいれ炒めます。
タルト型にパイ生地をひき、そこにこの具をいれ、最後に洋ナシ
と上にのせ15分ほど焼きます。最後にまた上から洋ナシそして
クルミをのせてできあがり。
冷えてもおいしいのです。
みんなで取り合い、一瞬にしてなくなりました。

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そこへ今年もやってきました!
ゲストの中でも毎年大人気なのがこの人。
ウンブリアのワイナリー『CAPRAIカプライ』の専属料理人サルヴァトーレ。
この日もバーベキュー用の食材をいろいろ準備してもってきてくれました。
これはネギを豚のパンチェッタで巻いたもの。おいしそー。

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別荘の庭に石で囲んで作った炭火焼のコーナー。
真夏の炎天下の下、ひたすら肉を焼くサルヴァトーレ。
彼の背中もまっかっか!!!

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サルヴァトーレの鶏肉。特製のオリーブオイルとビネガーを、ローズ
マリーの枝を刷毛にして表面に塗りつけながら炭火の上で焼いたもの。
始め人間ギャートルズみたいに手でむさぼりつきました。
炭火で焼くとこの焦げ目がまたうまい!

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豚のあばら肉にソーセージ。

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キアニーナもこの通り。べヴァーニャ村の銘店である精肉屋
『タリアヴェント』のもの。

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こちらはチーズを炭火で焼いて黒胡椒をたっぷりかけたもの。
単純だけど炭火で焼くと文句なしに何でもおいしい。

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この暑さでも肉には赤でしょ、ということでダブルマグナム(3リットル)
やオールドヴンテージがどんどんチェザレの地下のサラーから引き
出されてきます。

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芝生で眠りこける人あり、ピンポンする人あり、料理する人あり(男子のみ

女子は見学)、食べ続け飲み続ける人あり(私)、みんな心底子供
にかえって好き勝手してました。こういうのって何歳になっても楽しいものですね。

夕焼けもしずみ”お開き”にしようと誰かが言ってもいつまでたってもお開き

にならないこの会。サルヴァトーレの犬も遊び疲れて眠りこけていました。

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2012/07/06

テスタッチョ新青空市場がオープン『NUOVO MERCATO DI TESTACCIO』

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私の住むテスタッチョ地区にはローマで最も古い青空市場があります。
12年前にこの地域に引越しを決めたのもこの市場が大きな理由のひとつ
でした。そんな大好きなテスタッチョの青空市場、以前にもこのブログの
コチラのページに掲載しています。

この青空市場に、もう3年ほど前から同じテスタッチョ地区内で移転の
話が持ちあがっていたのですが、なんせローマ市役所の管轄なので
新しい施設の工事が1年ほど前に完了していたにもかかわらず、○○の
書類におえらいさんのサインがまだない、とか電気配線に問題がある
とかで、お約束通りにオープンがのびのびになっていました。7月2日
リニューアルオープンという張り紙がこのあいだから市内中に張られた
のですが信じる人は誰一人なく「もう8月のバカンスに入るから秋以降に
なるに決まってる。」という暗黙の了解だったのが本当に2日に開いて
これにはみんな仰天していました。

そんなすったもんだがあったテスタッチョの新しい青空市場へ。
いざ到着するとそこには下町とは思えない白く新しい建物が!広い!
ついこのあいだまで通っていた古ーい青空市場からは見違えるよう
な変わりようで、ドキドキしてきました。ここでのくらしの大事な場所が
ヘンテコなものになっていたらどうしようという不安。
今まで毎日のように顔を合わせていたお肉やさんのチェーザレや八百屋
のマッテオもみんなちゃんといるのかなー!?大丈夫かなー!?

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中に一歩入っていつもの果物やのおじさんの威勢のいい声が聞こえて
ちょっとほっとする自分。
外の光が十分入るような天井になっていてなかなかいい感じ。
前の青空市場にあった101店舗のお店が全部ではないもののほとんど
同じメンバーでこちらに移動してきました。

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真っ先にいつもの精肉屋さんチェーザレの店へ。あったあった!
チェーザレがうれしそうに「チャオー!」と迎えてくれました。
売り場の後ろには前の2倍も3倍もある大きな冷蔵庫が!
当然温度調節もすべて最新のコンピューター管理です。
流し場も広く、なにもかもピカピカ。
それでもショーケースのおいしいお肉は同じ形で同じ値段。
よかったー。

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お次は八百屋のマッテオの店。いましたいました。
彼も新しい広くて新しいお店の前で「どう?気に入った僕の店?」
とうれしそうでした。
いつもの桃とトマト、ルーコラを大量に買ってここでもひと安心。

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前の市場ではいかにも”露店”という感じだったお店が、同じものを
売っているのに、新しいマーケットではどこも”ブティック”に見えるので
笑ってしまいました。

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市場にはレストランやBAR、ホテル&レジデンスまで完備しています。
地下には駐車場を建設中。

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真向かいには先日ローマの若手アーティストのエキシビジョンのあった
モダンアートミュージアム「MACROマクロ」。
市場は日曜を除く毎日7時半から午後2時まであいてます。
9月以降は週2回午後も開業するそう。

古代ローマ時代からあったテスタッチョ市場。2千年以上たった今でも
みんなが集まるエキサイティングな空間であることに変わりなく、やっ
ぱりテスタッチョって大好き!と再確認。
毎日の当たり前のくらしの習慣がいかに大切か身にしみた朝でした。






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