マルバシアの収穫
ちょうどこの時期島ではいっせいにマルバシアの収穫中。
白ブドウのマルバシアとコリントネーロとよばれる赤ブドウの2種類があります。
エオリア諸島で紀元前500年前には造られていたというワイン『マルバシア・ディ・リーパリ』
に使われる在来品種です。
今年は昨年より10%収穫量が多いそう。畑では早朝から1日中収穫がすすめられています。
大体15日間ほど収穫が続き、ワイナリーに持ち込まれたブドウはCANNUZZIカンヌッツィと
よばれる”すのこ”のような木の枠の板に並べられさらに15日間天日干しにされます。
イタリアのパッシートは各地で造られていますが扇風機を設置した室内干しという方法が多い中
風の島サリーナでは天日干しです。
ここでは海からくる風と太陽によってブドウの一粒一粒が腐ることなくゆっくりと凝縮されていきます。
どんなに太陽に照らされても汗をかかない体験をしてみると、この地方のワインつくりを体で理解
できるのです。
もうすぐ始まる天日干しの作業のため高々と積み上げられたカンヌッツィ。
このあとサリーナのワイナリー訪問へ!
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