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2012年10月

2012/10/13

サリーナ島のネコ

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サリーナの旅の締めくくりは、この島でのびのび暮らす野良ネコたち。
コメントはなしで。

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映画『IL POSTINO』イル・ポスティーノのロケ地をたずねて

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サリーナ島にポッラーラという地区がある。
まわりを高山に囲まれ、真正面にはコバルトブルーの海を臨む
すごいローケーションに位置する小さな村。
ここに大好きなイタリア映画『イル・ポスティーノ』の撮影が行われた
海岸がある。村の青年マリオが敬愛するチリの詩人パブロ・ネルーダ
に贈る波の音を録音した場所。その海岸は高い絶壁に囲まれ、がけ
崩れの危険があるため、今は立ち入り禁止になっているけれど
ちょうどこの上の写真の陸地が終わっている下にその美しい海岸がある。

『イル・ポスティーノ』はナポリ近郊のプロチダという村でもロケが
行われたが、サリーナ島のポッラーラでは海岸とパブロ・ネルーダ
が滞在した家のシーンが撮影された。
この詩人の家がまだそのまま残っているということをサリーナの島の
人に聞きつけ、いざポッラーラへ!

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意気込んでポッラーラ村に着いたのはいいけれど、はて、どんな
形の家だったか思い出せないのである。最後のあの映画を見た
のは半年以上前だから記憶もあいまいで、どの家を見ても撮影
に使われた家に見えてくる。
とはいえ、島の人に大体の位置を教えてもらってはいたし、存在
する家の数自体かなり少ない。
木に隠れるようにして見つけたこの家。ベランダの感じがそっくり
ではないか!?「これだー!!!」と思い抜き足差し足で近くまで
行ってみた。でもちょっと小さいような気がする。映画ではもっと
家の部分が広かったような。。壁の色はくすんだオレンジだったけど
塗り替えられたのかな?
家の近くまで行ってじっくり確認したいものの、一応個人の邸宅
なので不法侵入になる。

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その近くにあるこの家も怪しい。
でもテラスの部分がこれほど狭くなかったような。。。
崩れたドアのところに【VENDESI】売出し中とある。
映画に使われた家は数年前に買い取られたということだったので
これではないはず。

もう炎天下で歩いて探し続けるのも疲れてきて、ポッラーラのバス停
に村のお兄ちゃんたちがやっている、小さなキヨスクみたいなバール
のできそこないみたいな小屋があったので、そこでまずはビールでも一
杯飲んで休もうということになった。
そこで聞いてみると、自分たちが探していた場所はぜんぜん的外れ
で、もっと坂をはるかに下って行った海の手前にある一軒家がそれだ
ということであった。
なーんだ!ということで冷えたビールとパニーノで腹ごしらえをし、いざ
再出発。

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「あったー!!!」
と喜んだものの、ほとんど見えない。。。
家の周りにたくさんの木を植え隠れ家のようになっているあこがれの
詩人の家。
写真の中央に見える肌色の四角いものがそれ。
坂を上ったり下ったり必死にやってきたわりにテラスも入り口も見えなかったけれど
ちょっと感動!「ここだったのかー!」
帰り道、この家の近くで息をのむような美しいポッラーラの海が見渡せた。
その海からは映画でマリオが録音したのと同じ波の音が聞こえてきた。

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2012/10/09

LIPARI 『RISTORANTE FILIPPINO』リストランテ・フィリッピーノ リーパリ

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エオリア諸島で一番大きな島リーパリ。エオリアに来るたいていの
観光客がこの島に滞在する。港に着くとハイヤーサービスのおじさん
たちが即座に寄ってきて、乗っていけとしつこい。まるでカプリ島と同じ
光景が繰り広げられていてちょっと辟易。サリーナ島にはこれはない。

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でもこの島には知る人ぞ知る、それはそれは素晴らしい考古学博物館
がある。ここを訪れるためだけでもリーパリに来る価値は大いにある。
エオリア諸島の海底やこの島から掘り出された紀元前の遺跡の数々が
ところ狭しと展示されている。博物館の建物は質素だし、館内は小さく
スペースがないのでみっちりと展示品が並べられているのだけれど、その
内容がすごい。一番古いもので紀元前16世紀の壺や皿があり、その
陶器の薄さや、当時の人々の生活を描いたデザインのおもしろさ、精密さ
に信じがたい技術がみられるのだ。中でも得におもしろいのは紀元前
数世紀前の人形劇のお面。写真撮影禁止なので残念ながらここに掲載
できないのだけれど、ものすごい数の登場人物のお面があって圧巻だった。
どれもゴルフボール大くらいかそれよりも小さいお面なのだけれど、表情
豊かで、日本や中国の民芸のお面にそっくりなのもいくつかあった。
ここのコレクションは、もう手のつけようのないくらい数があり
すぎて、博物館の地下にまだ未展示のものが大量に保管されているそう。
確かに展示品にはいちいち題名も説明もなく、骨董市
みたいにただただ並べられているショーケースもたくさんある。
でもこの5分の1でも日本に持ってきたら、素晴らしい『エオリア考古学展』
ができると思う。

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そんなわけでこの博物館に来るために朝からサリーナから
高速船でやってきた。
ちょうどお昼時間に到着し、まずは博物館の真横にあるレストラン
『フィリッピーノ』へ。1910年からある老舗で、エオリア諸島の
中でも一番有名なお店。

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10年ほど前に来たことがあったのっだけど、その時より改装
されて新しいインテリアになっていた。観光シーズンも終わった
ころなので、広い店内でゆっくり食事をすることができた。

お店のカメリエーレは全員が白い制服を着た白髪のおじさんたちで

数人がずらりとテーブルを囲んでとても丁寧なサービスしてくれた。

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店内にオリーブオイルがずらりと並べられている棚を発見!
シチリア産、そしてエオリア産のオリーブオイルがメーカー
違いでいっぱい!で、さっそく5,6本選んで味見。
こういうのはいいお店の証拠。試さないのはもったいない!
カメリエーレのおじさんがこれもあれもとたくさん持ってきて
くれてテーブルがオリーブオイルのボトルでいっぱいに。

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エオリアで食べるムール貝はふっくらとしていて新鮮で本当に
おいしい。

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ワインはキリリと冷えたシチリアの白『YRNMイルム』。
ズィビッボという甘口ワインを造るブドウからできた辛口の白。
アロマはデザートワインのようにトロピカルなのだが、飲むと
ドライでこのギャップがおもしろい。ムール貝でワインがすすむ!

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プリモは海老のタリオリーニ。アルデンテな麺で濃い味付けだったけど
満足の一品。

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エオリア諸島の名産『マルバシア・ディ・リーパリ』のデザートワイン
がメーカー違いでずらり。ここまで揃えているレストランはここくらい。

満腹になったところで大きなお腹をかかえて転がるように隣の博物館へ。

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MUSEO ARCHEOLOGICO LIPARI
リーパリ考古学博物館
Via del Castello Lipari
Tel 0909880174

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RISTORANTE FILIPPINO
リストランテ・フィリッピーノ

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2012/10/08

『FILICUDI - ALICUDI』 フィリクーディ島-アリクーディ島へ

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エオリア諸島の中でも最も未開の島、フィリクーディとアリクーディ島へ。
よっぽど好き者でもない限り観光客もほとんど来ないし、住民も極少で
諸島の中でもかなりマイナーな島である。5回目のエオリア諸島
の旅で今回はじめて訪れることができたのだけど、ここは前からものすごく
興味があった。なんせ25年前に初めて電気が通り、島の中では未だにロバ
が車の代わりというような別天地なんである。

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サリーナから小型船に揺られること1時間ちょいでフィリクーディが
見えてくる。船長の話では9,8kmの長さの島に現在の250人の島民
が暮らしているとのこと。ここまでくると島の上にまばらにぽつぽつと家
が見えるけれど、まともな道路も港のところだけで上部の方には道がない。
道路はないけれど見えてくるのは島中にある段々畑である。この畑は
古代ローマ以前のものらしく、ここでオリーブやワイン用のブドウを栽培
していたそう。この段々畑はかなり絶壁のところまでしっかり残っていて
しかも島全体に確認することができる。
こんな小さな島に見る見事な段々畑はもう神業としか思えない。

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フィリクーディ島の見所のひとつである洞窟。
もうこのあたりの海水の美しさには絶句した。単に水が透き通って
いるからきれいというのではない。島に近づくほどコバルトブルー
からエメラルドグリーンに変わっていく水の色の見事なグラデー
ションが素晴らしい。
そしてじっと目をこらすと船の上から、海中の魚の群れから下の
海底にある岩までくっきり見える。

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ここが洞窟の中。
カプリ島の青の洞窟みたいに観光客のボートで渋滞することもない
海の色は自分の目が水色になるのではと思うほどのまばゆさ。
魚や海底の岩にへばりつくウニまで丸見え。

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船から飛び込んでみました!
と、言いたいところだけれど、これはストロンボリの炎の祭りに
来ていた大道芸人たち。みんな海水の美しさにもう体が勝手に
反応してしまうという感じだった。

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洞窟の中から外を見た光景。どこを見ても絶景しかないという
お墨付きの世界自然遺産である。
水平線の上にはアリクーディ島が見える。

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洞窟を出たところで、船長がなにやら望遠鏡で島の上部を眺めている。
「あ、いるいる!」と興奮した声が聞こえてきたのでたずねてみると
島の絶壁に野生のヤギがいるという。望遠鏡をのぞいてみるとその
それは本当だった。肉眼で確認できるかどうかの大きさなのだけれど
この写真の中央と左上に白いヤギが見える。こんな絶壁で何を食べて
どうやって生きているのかわからないけれど親子みたいな群れも見えた。
普段には絶対に出くわさないすごい光景の連続で、頭がフラフラ
してくる。

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フィリクーディの港に到着。

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フィリクーディに上陸する前に船内の中ではランチの準備が着々
と進められ、トマトソースのいい匂いが食欲を呼び起こす。

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料理人はみんな船員なのだが、これがみんな慣れた手つきでけっこう
揺れる船の中でも、決してキャンプ料理でなくちゃんとしたトラットリアの
ような正当なエオリア料理をだしてくれるのだ。

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本日のメニューは前菜がメカジキのマリネに小魚のフライ。
プリモはメカジキをトマトソースで煮込んだパスタ。これに白ワインもつく。

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さっきまで甲板を走り回っていた船員がいつのまにかエプロン姿
になっていて手際よくパスタを配っている。いくら船の上と言っても
食べることにはみんな絶対に真剣になるのでやっぱりイタリア人って
おもしろい。こういうところでも絶対手を抜かない。

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これは絶品だった。こんな大盛り食べられないよー!と思っていたけど
ぺロリと平らげられた。メカジキとケイパーがトマトソースでじーっくり
煮込まれていておいしかったー。

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もう一度言うと、船の上といえど食事の手抜きはない。
最後のコーヒーも当然メニューのひとつ。
できあがったエスプレッソを鍋に入れて砂糖とシャカシャカと
かき混ぜクリーミーなコーヒーを配ってくれる副船長。

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ランチの後フィリクーディ島に上陸、アリクーディ島に行く前に
突如現れたのが海面から突き出た角。船に乗っていた人たちも
いっせいに驚きの声をあげていた。まさに自然の偉大さ、偶然の
おもしろさに度肝を抜く光景。この景色を表現できる言葉はない。
自分の存在がただただ小さく感じる。

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これも海底から爆発したときに形成されたもので”カンナ”と呼ばれる。
海上から見える部分が69メートル、海底に25メートル続いている。
このカンナのてっぺんに小さなマリア像が建てられていた。

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フィリクーディ島から小型船で約1時間、アリクーディ島が見えてくる。
エオリア諸島の中でも最西に位置する。フィリクーディよりもさらに小さく
面積は5,2kmの長さ。ここに90人の島民が住んでいる。

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島の表面をよく見ると黒い滑り台のような帯がある。
これは何万年も前に噴火した火山灰が海面に流れ落ちた跡。

アリクーディ島にも少し上陸時間があった。
小さな港にはホテルとレストランも1軒ずつあった。
ここに電気が通ったのはつい最近のこと。
それでも電気が通ることになったときには島の人々は大反対だったそうな。
その理由が今まで電気のない生活をしてきたのに、電気が通ることによって
新たに面倒なことが増え、不便になるから。
電気のない暮らしは「不便だけれどそれでいい」ということではなく、「便利
だった」のだ。だから電気が通ること、それは島の人にとってはひとつの
「あきらめ」だったそう。
実際に島にきてみるとその理屈がよくわかる。

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ここで出会った光景や人々の暮らしは自分が今まで経験してきた
それとはあまりにもスケールが違いすぎて、呆然とするばかりだった
けれど、この2つの島に行ったことは何かとても貴重な経験だった。
目から入ってくるもの、匂い、風、海を通して体感したもの。何がどう
とうまく言えないけれど、いままで
死んでいた自分の中の野生の部分の細胞が生き返ったような感じが
した。
サリーナに戻る船の中でそんなことを考えながら、疲れに襲われて

眠ってしまった。










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2012/10/06

大魚モスティーナ

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マルバシアをワイナリーの天井に並べているところを眺めていたら
ボアビッドの呼ぶ声がしたので下りてみる。するとこんな巨大な魚を
ぶらさげて満面の笑みで立っているボアビッド。「ナニコレー!!!」

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1年で一番多忙なこの時期、いつもより働き手も多くなるワイナリー
の今日のまかないがこれ。
この魚なんと4キロなり。フィリクーディ島で釣り上げたという漁師さん
の手でさばかれる大魚。「モスティーナ」という名前だそう。でも聞いた
こともないし、見たこともない。
洗い場が血だらけになって、魚をさばくというよりもう豚の解体!

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ちょっとタラに似た感じがあるこの白身魚は、フライにするそう。
内臓も見事で、それも煮込みにするらしい。
島の人の食生活は自給自足といってもこりゃすごいわ。




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2012/10/05

『FENECH フェネック』ワイナリー訪問

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サリーナからローマに戻ってっきたのだけれどあまりにもバタバタ
と多忙が続いて更新が遅くなりました。
これからどんどんアップしたいのですが。。。

エオリア諸島の中でも最もワイナリーの数が多いのがサリーナ島。
『CARLO HAUNER』-『CARAVAGLIO』-『COLOSI』-『TASCA D'AMERITA』
『D'AMICO』などなどこの小さな島に10社のワインメーカーがある。
島のワイン用ブドウ栽培総面積は100ヘクタールでうち90%が『マルバシア
ディ・リーパリ』と呼ばれる甘口のパッシートDOCワインをつくるブドウ
マルバシアとコリントネーロ。10%がカタラットとインツォーリアのシチリア品種
となる。今年はサリーナも異常気象の傾向があり、9月でもパラパラとしぐれ
模様の日が続き、収穫後なかなか天日干しが開始できなかったのが、ある日
『フェネック』のオーナーフランチェスコから電話がはいって、やっと天日干し
の作業に入ったから見においでとのこと。サリーナ島で3ヘクタールのブドウ畑
を持つこのワイナリーは海外でも国内人気があり、『マルバシアディ・リーパリ』
の生産者では最も知られるメーカーである。

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急いでかけつけてみると、ワイナリーで10年前ほど前から仕事をしている
というボアビッドがせっせと炎天下にブドウを並べている。ボアビッドはモロッコ
出身の26歳。エオリア諸島では農業やいわゆる肉体労働といえる仕事
はほとんどがモロッコ人だ。イタリア人は皆無。ボアビッドはまだ少年の
ころにゴムボートでイタリアに渡ってきた筋金入りの難民である。いろいろな
移民施設を経てサリーナ島にやってきた彼はこのワイナリーのオーナーに
目をつけられて働くようになる。ボアビッドのまじめさ、イタリア人とは比べ
ものにならない仕事ぶり、その人柄がかわれてワイナリーが滞在許可証を
世話してくれ、今ではここの跡取り息子のような存在になっている。
最近はサリーナに小さな家も買うことができたというボアビッド。
フェネックのオーナーも「今もし彼にやめられたらワイナリーはつぶれるよ。」と
笑っていたけど、その言葉通りワイナリーすべての業務をほぼ一人でこなす。
イタリア人のようにすぐにコーヒーブレイクもしないし、賃金の愚痴も言わない。
無言でせっせと作業するのみ。他のワイナリーも「ボアビッドのような人材が見つ
かればなー。」とつぶやいていたのを聞いたけれど、島では本当に優秀な人材
確保することほど難しいことはない。エオリア諸島に限らずイタリアがどんどん
移民を受け入れているのはこのような背景があって、もう彼らなしには経済が
成りたたないからだ。

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こんな目をおおうような危険な作業もお茶の子さいさい。
「ボアビッド気をつけてー!」と叫ぶと、笑いながら手をふる余裕。

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ワインに話を戻すと、『マルバシア・ディ・リーパリ』をつくるブドウは
マルバシア品種だけではない。ワインに黄金色をだすように少し
コリントネーロという赤ブドウもいれる。『FENECHフェネック』では
ブドウのBRIXが30になったところで収獲し天日干しにする。干した
あとのブドウは収穫時よりも約50%まで量が減る。

ワイナリーの天井部分にずらりと”カンヌッツィ”とよばれる”すのこ”が
ずらーっと並べられた光景にはちょっと感動するものがある。マルバシアの
甘いにおいがふわふわと漂って、ハチが狂ったように飛び回る。
海に面してカンヌッツィが並べられるのは、太陽と海からの風両方でブドウを
乾かしていくため。これは湿度の高い地方でやると瞬く間にブドウは腐って
しまう。15日間も外に干しっぱなしにできるというのは、風の島
サリーナならではのワインつくりで、なんと紀元前から行われていたそう。
確かに説明されなくとも、このワインが誕生したエピソードはたやすく想像が
つく。
サリーナに一歩足をふみいれたときからこの島を去るまで、本当に1度も風が
やんだことはなかった。肌をなでるようなやわらかい風に毎日包まれた。
風の威力はブドウだけでなく人間の体にも影響し、35度以上ある日でも
本当に汗がでない。このワインつくりが自分からだを通して納得でき
たとっても不思議な体験だった。

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タンクにねかせてある2010ヴィンテージを味見させてくれるオーナーの
フランチェスコ。
天日干しにした後、ブドウを搾り発酵。その後ワインは2年間タンクでねか
せられる。

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キリリと冷やして飲む『マルバシア・ディ・リーパリ DOC』。この色!
甘口ワインというとべったりした甘ったるい味を想像してしまうかもしれ
ないけれど、これはすっきりときれいな酸味もある飲み心地で、香ばしい
後味が長く残る。

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『フェネック』ではパッシート以外にも白(シャルドネ100%)と赤
(ネーロ・ダ・アーボラ)、そしてグラッパもつくっている。
白&赤のワインラベルはサリーナに別荘を持つイタリアの画家
リッカルド・フィオーレ氏のデザイン。

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FENECH フェネック

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