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2012/10/09

LIPARI 『RISTORANTE FILIPPINO』リストランテ・フィリッピーノ リーパリ

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エオリア諸島で一番大きな島リーパリ。エオリアに来るたいていの
観光客がこの島に滞在する。港に着くとハイヤーサービスのおじさん
たちが即座に寄ってきて、乗っていけとしつこい。まるでカプリ島と同じ
光景が繰り広げられていてちょっと辟易。サリーナ島にはこれはない。

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でもこの島には知る人ぞ知る、それはそれは素晴らしい考古学博物館
がある。ここを訪れるためだけでもリーパリに来る価値は大いにある。
エオリア諸島の海底やこの島から掘り出された紀元前の遺跡の数々が
ところ狭しと展示されている。博物館の建物は質素だし、館内は小さく
スペースがないのでみっちりと展示品が並べられているのだけれど、その
内容がすごい。一番古いもので紀元前16世紀の壺や皿があり、その
陶器の薄さや、当時の人々の生活を描いたデザインのおもしろさ、精密さ
に信じがたい技術がみられるのだ。中でも得におもしろいのは紀元前
数世紀前の人形劇のお面。写真撮影禁止なので残念ながらここに掲載
できないのだけれど、ものすごい数の登場人物のお面があって圧巻だった。
どれもゴルフボール大くらいかそれよりも小さいお面なのだけれど、表情
豊かで、日本や中国の民芸のお面にそっくりなのもいくつかあった。
ここのコレクションは、もう手のつけようのないくらい数があり
すぎて、博物館の地下にまだ未展示のものが大量に保管されているそう。
確かに展示品にはいちいち題名も説明もなく、骨董市
みたいにただただ並べられているショーケースもたくさんある。
でもこの5分の1でも日本に持ってきたら、素晴らしい『エオリア考古学展』
ができると思う。

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そんなわけでこの博物館に来るために朝からサリーナから
高速船でやってきた。
ちょうどお昼時間に到着し、まずは博物館の真横にあるレストラン
『フィリッピーノ』へ。1910年からある老舗で、エオリア諸島の
中でも一番有名なお店。

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10年ほど前に来たことがあったのっだけど、その時より改装
されて新しいインテリアになっていた。観光シーズンも終わった
ころなので、広い店内でゆっくり食事をすることができた。

お店のカメリエーレは全員が白い制服を着た白髪のおじさんたちで

数人がずらりとテーブルを囲んでとても丁寧なサービスしてくれた。

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店内にオリーブオイルがずらりと並べられている棚を発見!
シチリア産、そしてエオリア産のオリーブオイルがメーカー
違いでいっぱい!で、さっそく5,6本選んで味見。
こういうのはいいお店の証拠。試さないのはもったいない!
カメリエーレのおじさんがこれもあれもとたくさん持ってきて
くれてテーブルがオリーブオイルのボトルでいっぱいに。

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エオリアで食べるムール貝はふっくらとしていて新鮮で本当に
おいしい。

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ワインはキリリと冷えたシチリアの白『YRNMイルム』。
ズィビッボという甘口ワインを造るブドウからできた辛口の白。
アロマはデザートワインのようにトロピカルなのだが、飲むと
ドライでこのギャップがおもしろい。ムール貝でワインがすすむ!

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プリモは海老のタリオリーニ。アルデンテな麺で濃い味付けだったけど
満足の一品。

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エオリア諸島の名産『マルバシア・ディ・リーパリ』のデザートワイン
がメーカー違いでずらり。ここまで揃えているレストランはここくらい。

満腹になったところで大きなお腹をかかえて転がるように隣の博物館へ。

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MUSEO ARCHEOLOGICO LIPARI
リーパリ考古学博物館
Via del Castello Lipari
Tel 0909880174

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RISTORANTE FILIPPINO
リストランテ・フィリッピーノ

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