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2013/05/07

ローマアメリカンアカデミー財団ピクニックディナー

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週末はローマにあるアメリカの芸術財団アメリカンアカデミーへ。
今までも何度かこのブログに登場したこのアカデミーはローマの
一等地、ジェンニコロの丘のそれはそれは美しいヴィラ内にあります。
個人の寄付から成り立つ芸術家を育てる組織で、アメリカ全土から
選ばれた奨学生がここで約1年間生活しながら芸術活動を行ってい
ます。作曲家から画家、彫刻家、建築家などその分野はさまざま
ですが、アメリカでもピューリッツァ賞を受賞した人や教授などすでに
かなり有名な人物も多く、年齢もさまざまで、アメリカで第一線で活躍
しているアーチストが環境を全く変えて新たなインスピレーション
を得る空間なのです。

アカデミー内には映画のシーンみたいな美しい庭があり、週末はここで
アメリカ人奨学生VSアカデミーのイタリア人従業員のサッカー戦があり
ました。(このあたりはやっぱりローマ)

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大人も子供もトッティだらけ!

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試合が終わったあと、こんなちっちゃな子供が自分の頭より大きな
ボールを大人同様にすごい勢いで蹴っていました。さすがローマっ子。
将来のトッティか!?

アカデミー内ではオーガニック野菜の自家栽培が行われています。
ここではアメリカに始めてスローフード革命をもたらした、バークレーの
オーガニックレストラン『シェパニース』のオーナーアリス・ウォ
ータースさん率いるフードプロジェクトがすすめられているのです。
雑誌【自遊人5月号】でも彼女の食哲学が特集されました。

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写真上左からビエータ、アーティチョーク、写真真ん中は
チコリとネギ、ソラマメ、写真下は前を通るだけでハーブの
香に包まれるセージとローズマリー、そしてレモンの木。

これらの野菜はどれも今が旬!という勢いがあって見ていると
畑からもぎ取って食べたくなる衝動にかられます。
農薬は一切使用しないので、一つの畑に害虫に強い野菜
と弱い野菜を植えるなど、いろいろな工夫がされています。
もちろんこれらの旬の作物は毎日アカデミーの食堂のランチやディナー
のテーブルにいろいろな料理となって出てきます。
ここにいるアーチスト達、そりゃいいインスピレーションが沸くでしょうね。

この日はサッカー戦のあとのディナー、ということでいつもの食堂内
ではなく、緑が広がる芝生の庭でピクニックビュッフェがありました。

ピクニックがテーマだったのでこのディナーはいつもよりシンプルな
メニューでしたが、アカデミーの野菜レシピの豊富さは、イタリアのどの
レストランにも見られない膨大なバリエーションがあり毎度驚かされます。
アカデミーの食堂はレストランではないので、メニューが決まって
いるのですが、ここに滞在しているアーチスト達は毎日食堂で昼夜と
食べるので同じメニューだと飽きてしまいます。そのため毎度違う
メニューを出しているのです。これって結構大変な作業です。
同じメニューで年中営業しているレストランと違い、メニュー考案という
仕事が毎日行われているわけです。それもその季節の旬の野菜
だけを使うので、日ごとに変化する仕入れ内容も把握しなければなりま
せん。というわけでアカデミーの厨房スタッフ達は相当な仕事量だそう。
今まで何度もアカデミーの食堂で食べましたが、一つの野菜が同じ
料理として繰り返し出てきたことは確かにないのです。たとえば春の
ソラマメでもすりつぶしたスープ、サラダ、パスタの具、フライなど
毎度違う料理となって登場します。他の食材との組み合わせも見事で
ここのメニュー構成はものすごく学ぶことが多いのです。

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この人がアメリカンアカデミーのシェフ、クリス氏。【シェパニーズ】出身。
料理はもちろん、メニュー考案から畑の手入れ、キッチンで修行する
インターンの指導まで、すべての仕事を英語とイタリア語を使い分け
ながらビシバシこなす、かなりやり手のリーダーです。

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料理がそろいました!
春の旬野菜の代表アスパラガス。今青果市場に行っても山積みに
なって売ってます。イタリアの山菜です。グリルにしてオリーブ
オイルであえています。
ポテトサラダ。皮付きのポテトにセロリ、プレッツェーモロ、オリーブの実
であえてありました。

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ズッキーネとインゲン豆のパスタサラダ。そしてアメリカのピクニック
らしく、ハンバーガー。中身の具が自分で組み合わせられるように
並べてありました。自家製ピクルスに自家製マスタード。コールスロー。
市販のものとは似て非なる食べ物でした。

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サックサクの自家製のポテトチップスにトマトケチャップとマヨネーズ。
マヨネーズはすごくオリーブオイルの味がしました。ストロングフルーティー
のオイルを使っているのかもしれません。こんなに深みがあってまろやか
な味わいのマヨネーズ。ツンとする酸っぱさがなくマヨネーズのようなクリー
ムといった感じ。ケチャップはしっかりトマトの味。

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ミルクとチョコレートのアイスのデザートが出るころにはすっかり
外も暗くなっていました。オーガニック牛乳をつかったなんとも
コクのあるミルクアイス。夜の冷え込みにもかかわらずぺロリと
胃におさまりました。
すべてが健康的で体に染み渡るようなおいしさ。

アカデミーはアーチスト達の作品を鑑賞するのもおもしろいのですが
実のところそれよりも今後もイタリアにおける健康食の発信地として
注目し続けたい貴重な場所なのです。

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AMERICAN ACCADEMY IN ROME

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