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2013/05/02

あんきものフリット

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このところ28度まで気温があがり、もうすっかり夏日のようなローマ。
すぐ近所にある魚料理が安くておいしいトラットリアへ。
暖かいので夜でも十分外のテーブル席で食べられるようになり、すで
に近所の常連がみっちりと。
「本当にイタリア人って外で食べるのが好きなんだなー。」とここに来た
ころは思いましたが、今はこれほどシアワセを感じることがないくらい
外で食べるのがスキ。夜の匂い、オレンジの灯り、道行く人を眺めたり
しながらおいしい料理をつまむ楽しさ。これに変わるシアワセってあまり
ないってくらい心が浮き立つのです。

今夜の日替わりメニューに見たことのない一品が。
FRITTO DI FEGATO DI RANA DI PESCATRICE D'ORATO
ってことは、あんきものフライ?!
トマトソースでブイヤベース風に煮込んだり、イタリアでは結構アンコウ
料理が普及していますが、その肝を使ったメニューは珍しいのです。
イタリア生活17年にて初めてあんきもをこちらでいただきました。
アンコウはアドリア海で獲れたもの。シチリアやサルデニアなどよほど
海の地でない限り、日本に比べると新鮮さに劣るので、一般的にあまり
どんな魚も卵や内臓を食べないのです。オーナーのアンドレアに聞くと
今夜のアンコウはかなり活きがよかったので肝を料理することにしたと
のこと。
カリッとした香ばしい揚げ衣とねっとりとしたあんきもの食感が絶妙。
かに味噌思い起こさせるような独特のほろにがくくせのある味。

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アツアツのフリットを、キリリと冷えたリグーリア産の白ワインで流し込み。
CANTINE LUNAE BOSONIの『COLLI DI LUNI DOC VERMENTINO』。
リンゴに洋ナシ、ちょっとトロピカルなのが後味は塩を感じるほどミネラル
感たっぷり。
ほろ苦くクセのあるあんきもに、フルーティーなアロマと心地よい辛さが
口の中で奏であって感涙。

電灯の下を飛び交う虫もなんのその。
ちょっと懐かしいような初夏の夜の匂い。
テーブルにはおいしい料理と爆笑している友達たち。
そんなシアワセをしみじみ心で確認した一夜でした。






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