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2013年10月

2013/10/28

ローマで独走中のカフェ『CRISTALLI DI ZUCCHERO クリスタッリ・ディ・ズッケロ』

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10月の最終週というのに、昼間はまだ半袖でもOKなくらい暖かいローマ。
この週末からイタリアは冬時間に変わり、全国のイタリア人がいっせい
に時計の針を1時間前に戻ししました。といっても、このごろは携帯電話も
PCも自動的に調整してくれるので、針をずらすという行為も大分少なく
なってきました。
1年で1度、1時間得したような気分になる日曜日のお昼、おいしいコーヒー
を飲みにと『クリスタッリ・ディ・ズッケロ』へ。ここは「カストローニ」や「タッツァ
ド・オーロ」なんかに比べるとあまり知られていないお店なのですが、実は
「ガンベロロッソイタリアBARガイド2013」で最優秀BARの一つに選ばれた
お店。2012年に引き続き今年も受賞、ハイクオリティBARとしてローマで
首位独走しているカフェなのです。
ピンクずくしの小さな店内にはスイーツコーナーとサンドイッチやミニ
パニーノなどの軽食コーナーがあります。

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軽食コーナーには新鮮なモッツァレラや生ハムを挟んだ小さな
パニーノがずらり。これにクラフトビールのミニボトルを合わせて
簡単なランチをするローマノたち。ここでテイクアウトをして、すぐ目
の前にある古代ローマ時代から存在するチルコ・マッシモ広場で食べる
人たちもかなり見かけました。晴天の日曜日、おいしいパニーノ
とビールでのんびりと芝生の上でランチ。11月に入ると寒くなって
もう外でピクニックなんてできなくなるのを予想してか、パニーノ片手に
ここぞと日光を浴びている人たちがたくさんいました。

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スイーツコーナーには、いかにもイタリアの郷土菓子ではなく、洗練された
どちらかというとフランスっぽいお菓子が並んでいます。
外せないのはこのところイタリアでも流行っているマカロン。
ベルガモットティー、シチリアのピスタッチオのマカロンをゲット。

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自家製ヨーグルトジェラートもあり、こちらもこのお店の人気商品。
お店は真実の口の教会の裏手、チルコ・マッシモ広場にあるので観光途中
の休憩にもおススメ。

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CRISTALLI DI ZUCCHERO
クリスタッリ・ディ・ズッケロ

Via di San Teodoro 88
Tel 06 6992 0945
無休

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2013/10/14

ソリアーノ栗の収穫祭 『SORIANO SAGRA DELLE CASTAGNE』

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10月のイタリアの醍醐味は、各地で行われるあらゆる秋の味覚の
収穫祭。週末ローマから車で1時間半ほど北に上がったところに
ある、ソリアーノ村で開催された第46回目の栗収穫祭に行って
きました。この村があるモンテチミーニ山脈はイタリア有数のおいしい栗
それも、もっとも高品質とされる”マローネ品種”がとれる栗林が広がり
ます。

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ソリアーノ村に到着してびっくり!
どこを見渡しても中世時代を再現した映画のセットの中に入り込んだ
よう!村中の飾りつけが半端じゃない!
あちこちに飾られている紋章が入った華やかな旗は、村に属する地域を
あらわしています。
収穫祭は10日間も続くのですが、週末はパリオと呼ばれる馬のレースや
中世時代の服装でのパレードや、SBANDIERATOREズバンディエラトーレと
いわれる旗手団のショーなどが行われます。
”栗祭り”といっても、これは村の歴史を若い世代に伝え、村の繁栄を住人
みんなで盛り上げる大切な催しなんですね。
実際、決して年配世代だけでなく、村中のイケイケ姉ちゃんからイカツイお兄さん
子供たちみーんな参加していて、この盛り上がりぶり、団結振りにはちょっと
感動しました。

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村のあちこちには栗やサラミ、チーズなど村の名産物が販売コーナー
があります。穴が開いたフライパンは家庭で焼き栗を作るのに使います。

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ランチは村の中心にある『NOBILE CONTRADA TRINITA' 
ノービレ・コントラーダ・トリニタ』というワイナリーへ。
ワイン倉庫を開放して、ここで地元の郷土料理をふるまっていました。

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小さなニョッキとひよこ豆、栗の入ったスープ、仔牛と黒オリーブの
煮込み、ソーセージ、トリッパのトマトソース煮込み。
これに地元のテーブルワイン。
秋ならではのこってりした料理でしたが、それがスイスイ食べられて
しまうほどおいしかったー!
これらのメニューは、料理人ではなく村のお母さん達がせっせと大鍋で
作ってくれていたのでした。そりゃおいしいわ!

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ランチを終えて外に出ると、村中煙だらけ。
空気が全体的に白くなっています。
それもそのはず、村のあちこちで底が網状になった大きなフライパン
で焼き栗を炒っているのです。
人ごみをかき分けてやっと焼き栗を味見していたら、すごい歓声が
村の中心の広場の方から聞こえてきました。
広場では、なんと綱引きや、ワイン熟成樽ころがしなど、村人の大運動会
が繰り広げられているのでした。
サッカーの試合のような雄叫びが近づいてきたかと思うと、すごい勢いで
中世の格好をした若者達の団体が坂道を登ってきました。
大運動会で優勝したチームが自分達の地域の旗を誇らしげにかかげ
優勝パレードを行なっているのでした。

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今までいろいろな収穫祭を見てきましたが、ソリアーノの栗祭り
ほど人が集まり、活気があるお祭りはそうそうありませんでした。
気合の入った飾りつけからして他の収獲際とは違います。
そして村の人達の、時代も階級も年齢もまったく関係なく心から楽しんでいる
姿がなによりも、私の中でイタリア収穫祭グランプリに輝いたのでした。

ソリアーノの栗祭り10月19/20日まで続きます。

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SAGRA DELLE CASTAGNE

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2013/10/04

フードフェスティバル『TASTE ROMA』でハインツベックの料理教室

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9月26日から29日までローマで開催された第2回『TASTE』。
会場は、関西空港を手がけた建築家レンツォ・ピアノ氏による
コンサートホールアウディトリウム。
4日間にわたるフードフェスティバルは、ローマの星付きレストラン
や人気シェフが一同に集い、試食イベントやセミナーが行われ
押すな押すなのすごい反響ぶり。第2回目の開催にして巨大な
会場をみっちり埋めることができたこのイベント、大成功で
幕を閉じたようでした。
フェスティバルの皮切りとなったのが、第1日目に行われたローマ
3ツ星『ラ・ペルゴラ』の総料理長ハインツ・ベックの料理教室。
39ユーロのチケットはあっという間に完売。

テーマは【ハインツ・ベック流ボンゴレとトマトのスパゲッティ】。

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レシピ:
材料(4人分)

スパゲッティ - 240g
にんにく - ひとかけ
エクストラヴァージンオリーブオイル - 適量
ボンゴレ - 600g
ジャガイモ -小1個
白ワイン - 150ml

トマト水
ミニトマト - 2kg

イタリアンパセリのソース
イタリアンパセリ - 1束
バジリコ - 1束
タイム - 1本
にんじん - 半本
セロリ - 半本

1.トマトをミキサーにかけたあと、麻のふきんで濾し水分を取っておく。
2.ボンゴレをフライパンで白ワインと香草と一緒に3分ほど火にかける。
3.イタリアンパセリとバジリコの束を4分ほど茹でた後、すぐ氷水にとる。
4.茹でたパセリとバジリコに50mlの茹で汁、ボンゴレを炒めたフライパン
にたまったソース、茹でたジャガイモと一緒にミキサーにかける。
5.スパゲティーをたっぷりのお湯で5分茹た後、今度は先ほど濾したトマトの
水分を沸騰させた鍋に入れ、そこでトマト水がなくなるまでパスタに
吸収させながら茹で上げる。
6.パスタににんにく風味のエクストラバージンオリーブオイルと貝から
実を取り出したボンゴレとあえる。
7.お皿にイタリアンパセリとバジリコのソースを敷き、その上にパスタ
をバランスよく盛りつけ、香草の飾りをのせできあがり。

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トマトソースの赤い色がついていないのに、噛むほどにトマト
の風味がたっぷりと漂うハインツベック流ボンゴレスパゲッティ。
ほのかに香るニンニクもいい仕事しています。
レシピは思ったよりもシンプルだったにもかかわらず、トラットリア

で食べるあのスパゲッティボンゴレとは一線を引く高級感があり

とてもライトな一皿でした。

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試食の後は、材料であるスパゲッティの品質の見分け方の
説明がありました。

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お皿の中にあるのはパスタの原料であるセモリナ粉。
左のスパゲッティはセモリナ粉とほぼ同じ色をしていますが
右はより濃い黄色です。
どちらの品質のほうが上でしょうか?正解は左!
パスタの製造工程でもっとも品質を左右するのは、パスタ
に含まれた水分を抜くために乾燥させる作業です。大量生産
のメーカーではより短時間で作業をすすめるため高温で行います。
そうすると右のような色になってしまうというわけです。
ゆっくり低温で乾燥させると左のような色に仕上がるのです。

セミナー終了後、会場の外にはシェフハインツベックと記念撮影
をとりたい人でずらりと行列ができていました。

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TASTE ROMA テイスト・ローマ

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