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2014/01/08

『EATALY ROMA』で想うこと

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年末にどうしても『イータリー』に寄る用事があって、混んでる
だろうなーと思いながら入店したら、イヤな予感的中。
4階建てのビル中が押すな押すなの大混雑。
2012年にオープンした世界最大規模のローマイータリー。食材はもちろん
本屋あり、売り場内で生産しているコーナー、イートインコーナーありで
一つ一つ商品を見ていると、すぐに半日つぶしてしまうほどとにかく広い。
初めて来たときは『イケア』で買い物をした時と同じ、この「売り場どこで
終わるの?!」という疲労感がありました。

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それにしても、「この人入りはオープン時だけじゃないの?」という
ロマーノの予想は大きく外れて、平日の朝とかでない限り、常に結構
繁盛している感じ。最近はツーリストも見かけるのでちょっとした
観光スポットにもなっていると思う。
年末はヘトヘトになりながらお店を出たので、年始の買い物は
週末の朝早めに行くことに。

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『イータリー』で好きなところは店内で見られる生産コーナー。
モッツァレラ、手打ちパスタ、パン、ビール、製菓などなど自社生産
している新鮮な食材を買ってできたてをその場で食べられること。
今まではこういうのは個人店でしかあり得ませんでした。例えばパスタ
専門店の奥でこういった手打ちパスタを作っていたり、パン屋さんも
チーズ屋さんも同じ。ここではいろいろな食材の生産を見比べながら
その日の気分によって選べる贅沢さがあります。

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今日の”気分”で精肉コーナーへ。
前はなかったのに新しく設置されたのか、今世界で流行している
熟成肉の冷蔵庫がありました。さすが『イータリー』。

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ずらりと熟成されている牛肉には精肉屋さんの名前と産地
が表示されています。肉屋さんで選ぶのですね。
こういうシステムも『イータリー』ならではです。

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精肉コーナーのイートインでランチをすることに。
ピエモンテ産グランダ牛のハンバーグにラード、タマネギ添え。
ポテトのオーブン焼きもついて12ユーロほど。パンは無料で
ついてきます。もちろん『イータリー』内のパン屋さんのもので
有機栽培小麦で生産されたなかなかおいしいパンです。
バラディンの赤ビールと。
グラスワインメニューは、どのイートインコーナーでも傘下にある
フォンタナフレッダ社が圧倒的に多くちょっとバリエーションが少なく
つまらない気が。

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もう一つ『イータリー』ならではでおもしろいのは、従業員たちが
一般客と同じテーブルで食事をするところ。普通飲食店の従業員
は裏で食べる”まかない”というものがありますが、ここではその”まか
ない”は『イータリー』内のイートインコーナーなのです。みんなわりと
すいている時間に来て、制服のまま食べています。
これくらいの価格のレストランであれば、確かに客としてもイヤな気は
しないし、作った人が自ら作ったものをおいしそうに食べているとこっち
も安心して食べられる感じがしました。

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ふと横を見ると、ひとりでもぐもぐ食べているロマーノがたくさん。
一緒にいた京都からの友人が「うわー!イタリア人がカウンター席でひとりで食べてる!」
と叫んだので爆笑。
たしかに日本の1杯飲み屋みたいな光景。イタリア人の食事といえば
家族で囲む食卓とか、大勢の友人達とピッツエリアでわいわいみたいな
常に大勢の人と一緒に食事をするイメージ。実際たいていそうな
のですが『イータリー』では”イタリア人もひとりで食事をすることが可能である”
ということを自分の眼で確認することができます。(ちょっと大げさ?!)

注文を取りに来たカメリエーレが内容をタブレットに打ち込んだり、エコバック
持参で買い物している人々、混み合うレジで行列に並んでいる人々などなど
「ここは北欧か?」みたいなイタリアらしくないイタリアを見られる意味でも
『イータリー』っておもしろい。
でももっと思うのは『イケア』ができたときに周りにあった、個人商店
レベルの家具屋さんが一気につぶれてしまうようなことがなければいいな
ということ。イタリアのいろいろな業界で競合相手との差別化が急伸していく
のは消費者にとってもいいことですが、それにしては『イータリー』はあまり
にも強豪な新顔です。

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EATALY ROMA
イータリーローマ

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