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2014/07/23

テッリーネ貝のスパゲティ

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「夏のこの時期って一年でも一番日本がなつかしくなる。」と言う横浜出身
ローマ在住10年以上の友人T子。
「わかるわかる、ホームシックというのとは別で、なんというか日本的な
景色とかお祭りとかすごくなつかしくなる気持ちやね。」と私。
「浴衣を着て行った花火大会とか、夜店とか、夏って子供のころの思い出が
いっぱいあるからかなー。」
子供のころから毎年欠かさず行っていた祇園祭もイタリアに来てからというもの
1度も行っていないので18年も見ていないことになる。それを思うと未だに
ものすごく大きなものを失っているような気持ちになってしまう自分がいます。
ネットニュースで見る祇園祭の写真。あんなにたくさんの人が1つになって
宝もののように誇らしげに鉾を動かしている様子、かなり胸にぐっと来るものが
あります。あのコンチキチンの音色。今度はいつ聞けるのかな。
あんなすごいお祭り世界中見てもないよなーという話をしながら、友人宅での
おうちディナー。

ディナーのメインは、テッリーネ貝とニンニクのスパゲティ。ヤッター!!!
ローマ郊外のアンツィオの海岸で採れた貝で、これがアサリ以上のすごい
いい出汁が出るのです。パスタの芯までこの貝の出汁が染みこんでうまーい!
人差し指の爪ほどの小さな貝の身も最後の一つまで食べ切りました。

昔はローマの人たちは、夏になると近郊の海に行って家族ぐるみでテッリーナ
貝を採るべく潮干狩りに行っていたそう。貝がいなくなったのか、なんなのか

今ではそんな光景はほとんど見られないそう。確かに昔はこの料理はどこの
トラットリアでもあったのに、今ではほとんどありません。
その土地に伝わる習慣がなくなるのは残念なこと。
大人になったとき、何十年も前の光景や匂い、音を思い出せること、その懐かしさに
心がキュンとなれるのはほんとに贅沢なこと、シアワセなこと。
そんなことを想いながら満腹のおなかをかかえて帰宅。






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