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2015年4月

2015/04/28

ある日曜日の午後

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あまりガラのよろしくない地域を歩いていたときのこと。
ふと通りがかったBARにて、幸せオーラに包まれていた人を発見。
愛犬と本とコーヒーで過ごす日曜日。なんのことはない光景ですが
なんだかとっても満たされた空気が流れているのでした。
それにしてもこの二人、似ているなあ。




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2015/04/26

ローマ『PIPERO AL REX ピーぺロ・アル・レックス』

ミラノ在住の日本人シェフと、ミシュラン1ツ星の『ピーぺロ・アル・レックス』へ。
ローマテルミニ駅から近い4ツ星ホテルレックスの中にあるレストランです。
ローマでは珍しく7テーブルしかないという、ほんとにこじんまりとしたお店です。

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アペリティフは『FUTURA14』というイタリアの有名TV司会者ブルーノ・べスパ氏
が経営するプーリア州のワイナリーの発泡酒「NOITRE」。
プーリアの在来品種ネグロアマーロ100%、30ヶ月ボトルでねかせたもの。
巨大なワイングラスの形をしているカラフがステキ。

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店内の照明がかなり暗いので写真がイマイチきれいに撮れなかったこと
を前置きします。
アミューズはパタネグラのラードとモストコットで始まり。

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豚のチップス、ヨーグルトとオリーブオイルのマヨネーズ。

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フェラテッレにのせた鶏のレバーとラッツィオ州のモスカートのゼリー
フェラテッレというのはアブルッツォ州の郷土菓子で、ワッフルに似ています。

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レモンのフォカッチャ、ミルクとハチミツ入り、ひまわりの種とゴマいり全粒粉
のパンなど。ちょっとパンケーキのようなふかふかの食感。

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春のサラダ
一番下がイカ、その上にグリンピースや香草など春の野菜が添えてあります。

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これはメニューが記憶にないのですが、お菓子のような前菜。
鰹節の味がしました。

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こちらはサバを使った一品。
おもしろかったのは、ほとんどのイタリア人は魚の皮を食べないのですが
皮だけをかりっと焼いて身の上に乗せてあり、皮を主役にした魚料理

は始めて。イタリアでは魚の皮は無視されていることが多いのです。
(皮がおいしいのに!)

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卵の燻製とジャガイモ
白い円盤が半熟状態の卵。
その下はクリームスープのようななめらかな食感。

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ウサギの内臓料理

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ここでやっとパスタ料理。ラヴィオリ。

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仔羊の一品。
お急須から注がれたのはソースでした。

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プレデザートはかわいらしい一口サイズのティラミス。

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ソーテルンとともに。

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シェフは30歳を超えたばかりのルチャーノ・モロシーノ氏。
和食に興味があり、写真には撮れなかったのですが米のチップスに味噌
のソースをのせたものあり、鰹節のような燻製の味わいあり、と和のアクセント
がところどころに織り交ぜられていました。
こういった和の食材に興味を持つ星付レストランのイタリア人シェフは今
とても多いのです。
こういった彼らなりの表現を味わうのはおもしろいですが、伝統和食の基本
を習得しているイタリア人シェフは少ないのが現状。フランスではもうすでに
何年も前から行なわれている伝統和食の伝道を今後イタリアで行なえれば
将来もっとおもしろいイタリアンイノヴェーションが誕生するのかもしれ
ません。

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PIPERO AL REX 
Via Trino 149 Roma
Tel 06.4824828

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2015/04/19

ネコビストロ『ROMEOW CAT BISTROT ロメオウ・ キャット・ビストロ』

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昨年末ローマにオープンしたネコビストロ第一号店『ロメオウ』。
オーナーのヴァレンティーナさんは日本のネコカフェからアイデアを得て
このお店をオープンしたそう。でもこのお店を訪れてみると日本のネコ
カフェとは全くコンセプトであることがわかります。

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まずはこのお店はれっきとしたレストランであるということ。旬の野菜や
果実をふんだんにつかったヴィーガン料理を提供しています。
さらにはヴィーガンスイーツの本を出版したパティシェのロミーナさんが
毎日作るアーモンドミルクやココナッツミルクを使ったスイーツや季節の
果実を使ったスムージー、グルテンフリーの焼き菓子もあり、充実した
メニューが展開されています。
自然派ワインやクラフトビールもあり、このナチュラル志向のビストロの中に
6匹の行儀正しいニャンコズが暮らしているのです。

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このニャンコたちは元野良猫。
それがヴァレンティーナさんに拾われて、この2回建てのお店の中で
のびのびと自由気ままにくらしています。
決してテーブルに上ってくるわけでもなく、客にちょっかい出すわけでも
なく、逆に人間がネコの邪魔をしているような構図。

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昨年末にオープンしたこのお店、予想以上の大変な人気店になって
いるのです。土曜日のランチに訪れたのですが外には行列が。
自分も誰にも負けない自称ネコオタクと認識していたのですが、なんのその
もっとヤバイネコマニアたちが集結していたんですよ!おじさんとか若い男の人
カップルで必死にニャンコズの写真を店内で追いかけながら撮ったりしている
人たちがわんさか!
なんだなんだここはネコの撮影会か!?と叫びたくなるような光景。
オーナー曰く、ネコの美術館化しているとのことでした。

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それにしても。
飼っていたネコ、生まれたネコを捨てる人はいっぱいいるのにネコビストロ
にはネコを美術品のようにあがめる人たちが。「これって変な社会現象だと
思いません?」とヴァレンティーナさん。ここぞとナイスショットをキャッチしよう
としてお客同士でぶつかったりしている人も。ハハハ。

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といっても実は私もその一人なんですけど。何か?

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それにしてもネコはなぜか箱が好きですねえ。
世界共通ですね。
箱を置いておくと必ず入っていきますね。

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あのですね、そんなにつめつめに入らなくても。

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ランチは全粒粉のスパゲティ、ブロッコレッティとニンジン、黒オリーブ添え。
8ユーロなり。
かなりパン粉がかかっていてこれを混ぜながら頂きます。

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パスタが香ばしく、またアルデンテ具合も完璧でぺロリと平らげました。

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目の中に入れても痛くない愛くるしいネコたちを眺めながら、おいしい
パスタにきりりと冷えたスプマンテ。しみじみシアワセ。
時がたつのも忘れるこの空間。もう他に何もいりません。
マイブーム全開の店。

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ROMEOW CAT BISTROT
Via Francesco Negri 15 Roma
Tel 06 57289203

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2015/04/11

カクテル&DJ SET 『STADLIN スタドリン』

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数ヶ月前にオスティエンセ地区にオープンしたグルーヴィなバー『スタドリン』へ。

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このバーは『ULTRA SUONI RECORDS VINILI SHIOP』というレコード盤
専門店に隣接しています。
ローマにも未だ根強いこのアナログレコードファンが存在しているんです。

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ファンには垂涎もののLP盤があるらしい。が、よくわからないので
さっさと通り抜け目的の酒場へGO!

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ワーステキ!!!レコードよりもお酒のボトルのほうがい・い・ね!
コンクリートとレンガでできた壁には前衛的なアートが飾られ、ほどよく
アンティークの家具もミックスしたクールなインテリア。
ローマじゃなくって、ベルリンにいるような!

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お店の男の子も女の子も黒ずくめファッションでクールな感じ。

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『スタドリン』ではカクテルやクラフトビール、ウイスキーなど幅広い
ドリンクメニューがありますが、バーテンダーにスペシャルカクテルを注文。

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アペリティフにはベジタリアンメニューを中心とした軽食がふるまわれます。
ブラックライスのサラダやオムレツ、ジャガイモのオーブン焼き、紫キャベツ
のマリネなどがありました。

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アペリティフタイムを過ぎるとだんだんライティングがダウンしDJ
が登場。雰囲気、客層共に久しぶりに新しい空気を感じたハイセンスな店。
すっかり北欧にいるみたいな気分になって、いつもと違うローマ
ナイトを満喫。

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STADLIN スタドリン

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2015/04/08

古代ローマ洞窟跡のトラットリア『FLAVIO AL VELAVEVODETTO フラヴィオ・アル・ヴェラヴェヴォデット』

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ローマの下町テスタッチョ地区は観光地ではないけれど、地元の人の生活
を物語る遺跡がたくさんあります。
その1つが「MONTE DEI COCCHI モンテ・ディ・コッチ」テラコッタの山。
ローマを流れるテベレ川がありますが、ここテスタッチョ地区が輸入港として
荷降ろしがされていました。
当時、スペインやアフリカからローマ帝国に塩や小麦、オリーブオイルなど
がアンフォラと呼ばれるレンガ材の壺に入れられここに運ばれていたのです。
テスタッチョに運ばれたあと、この容器は割られ山積みにされていました。
その破壊された2千5百万のアンフォラのがれきの山が「モンテ・ディ・コッチ」
というわけ。よく見ると、破片になったがれきの中に壺の口が見えます。

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昔はこのがれきの山を掘って、馬小屋や食物倉庫として使っていたのですが
今は飲食店やディスコになっています。
その1つがトラットリア『フラヴィオ・ヴェラヴェヴォデット』。
この週末の復活祭のランチに行ってきました。

このトラットリアでは、ローマ郷土料理が昔ながらのスタイルのまま提供されています。
最近では”ライトなローマ料理”を出すところも増えていますが、ここはなんのアレ
ンジもない、コテコテの伝統料理が味わえます。
胃の調子がよければ、ですけど。(これ大事!)

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トラットリアにしてはなかなかよいワインのランナップ。

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復活祭はキリスト教の三大祭りの一つとも言える、大イベント。
イエスキリストが復活した日なので、再生を象徴した【たまご】を食べる
習慣があります。アンティパストは注文しなくとも、ゆで卵が入った
”コロンバ”といわれるパンケーキとサラミで。

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このお店の名物の1つ、ローマの手打ちパスタ”トンナレッリ”。牛を煮込んだ
トマトソースで絡めてあり、上にはペコリーのチーズ。この麺がすごいコシ!
このコシのよさにどんどん食べてしまうのですが、なんせこの量!
このこってりとしたおいしさ。ローマ料理が労働者の料理といわれる

のがわかります。

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こちらはアーティチョークとグアンチャーレのフェットチーネ。
ペコリーのチーズがオリーブオイルに溶け込み、麺に絡んでねっとり
クリーミー。これも満足感大。

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そしてこちらも復活祭に食べる料理で子羊のローストです。
想像していたよりもクセがなく、肉はホロホロに柔らかく最高!
やっぱりこういう焼き方が一番おいしいですね。
骨の付近のお肉もきれいにこそげていただきました。

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そして絶対にはずせない名物がこれ、肉のポルペッテ。
以前にこのお店を取り上げたときにも紹介しましたが、これは今めったに
お目にかかれないローマの家庭料理なのです。
すごく手が込んでいるのでトラットリアでもメニューに載せているところは
ほとんどない貴重な料理。
感心するのは、この具のしっとり度。茹でた肉にパン粉やチーズ、野菜を
加えて団子にしているのですが、決してパサパサになることなくやわらかく
ねっとりしっとりとした食感を残しています。
なんか白ごはんともいけそうな、おかずなのです。

どのテーブルも10人以上の家族や親戚と思われるグループでワイワイと
おしゃべりしながら、大盛りのパスタや子羊のローストをみんなモリモリと
豪快にかぶりついていました。
典型的なイタリアの復活祭のランチを終え、苦しいおなかを撫でながら帰宅。
しばらくはお味噌汁とおかゆかな。

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FLAVIO AL VELAVEVODETTO

Via di Monte Testaccio 87
Tel 065744194

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