« ミラノのオアシス『CAFE TRUSSARDI カフェ・トルッサルディ』 | トップページ | 『EATALY MILANO SMERALDO イータリー ミラノ ズメラルド店』 »

2015/05/25

『ミラノ世界万博 EXPO MILANO 2015』

00_3

5月1日にとうとう開幕したミラノ世界万博2015。
工事の遅れや、反対派による暴動などいろいろな懸念があったものの
訪れてみると、そんな心配もすっかり忘れるほど各国平和ムードで盛り
上がっていました。
ミラノ万博のテーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」。
110ヘクタールの会場に、53カ国のパディリオンがあります。
5月1日から10月31日まで184日間開催されています。

ますは会場の中心地に建てられたミラノ万博のシンボル、”生命の樹”の
写真から。これは夜はライトアップされるのですが、正直これを見て、大阪
万博の”太陽の塔”を造った岡本太郎さんの偉大さをしみじみと感じてし
まいました。実際に見たわけでもないですが40年前の”太陽の塔”のほう
がよりモダンで新しいシンボル的なインパクトを放っていました。

0

この巨大な会場には2つの出入り口が両端にあります。
タクシーで乗り付けた場合と、地下鉄で来た場合の出入り口に分かれます。
タクシーの場合はかなり空いていました。後日地下鉄の出入り口からも
出入りしましたが、混んでいる上に駅から会場まで結構歩きます。

0a

万博会場が見えてきました。

タクシーの出入り口から近くにある日本館へ直行!ありました!
日本館は”めり込み”という技術によるはめ込んで組んだだけの木材で
造られています。

1

2

実は日本館は53あるパディリオンの中でもトップ3に入る人気という
全国紙の記事が語っているほどで、訪問される人には朝の開幕と
同時にまずは日本館に直行されることをおススメします。
これが40分以上の行列なのです。
(今は状況が変わっているかもしれませんが。)

3

エントランスにはスポンサー企業の看板がありました。

ここからが日本館の展示会場になります。

4

4a

5

5a

6

6a

6b

7

8

9

10

11

2階建ての日本館には9つの展示ルームがあるのですが、展示会場ごとに
それぞれの観覧時間が決められていて、ある程度の人数ごとにまとめて
団体行動をするようなシステムになっているので、結構時間がかかります。
待ち時間を合わせると結構な時間を要します。また途中で抜けることは
できません。なので、そのところをわかって入館しないと後で困ることになって
しまいます。

これは全部の展示を訪問者にしっかり見てもらおうという趣旨なのかもしれ
ませんが、外国人の訪問者の中にはこのシステムに結構困惑している人た
ちがいました。

13

9つの展示ルームを出ると、今度はフードコートのようなホールがあり
4つのお店と、懐石料亭「美濃吉」があります。

12

-天ぷらとおそば「サガミ」
-カレー「ココイチ」
-和牛 すき焼き&ステーキ「柿安」
-ハンバーガー「モスバーガー」

どこもかなり流行っていました。日本人スタッフもキビキビしながらも
堅苦しさはなく、笑顔で対応していてここはなかなかよかったです。
このように注文とお支払いはマシンで行い番号をもらいます。

14

16

ああ懐かしい!モスバーガー!高校生のときよく行ってたんですよ。
外国の来場者も若い人にやはりモスバーガーは人気がありました。

17

18

悩んだあげく、天ぷらそばを注文。期待以上においしかった!
麺のコシ、茹で具合、天ぷらの軽やかさ、満足。
このお料理をいただいて、日本からスタッフが来て裏手ではいろいろと
大変な業務があることと想像しながらも、その努力が功を奏しているよう
に感じられました。

19

そして脇に隠れるようにひっそりとあったのが京懐石の「美濃吉」。
カウンターの席数も少なく完全予約制。
メニューとお値段がありましたが、ミラノで京懐石がこの値段で食べられる
のであれば決して高くはないと思いました。

20
21

日本館を出て、各国のパディリオンへ。
1日で53のパディリオン全部をもちろん観ることは不可能で、ざっとよかった
国だけ写真アップします。

まずはアメリカ。壁側には縦型の畑が。

A

カタール。この民族衣装の人たちが並ぶと圧巻ですね。イタリアでも日本でも
見かけないので新鮮でした。

B

バチカン市国。世界一小さな国ですがひとつの国家なのでパディリオンも存在
するわけですね。

C

クエート。パディリオンの前には砂がひいてあり砂漠を再現。

D

クアドール。遠くから見るとわからないのですが、実はこの色とりどり
の壁は伝統工芸のビーズでできています。

E

純白の建物は韓国。ここも人気館の1つ。展示内容も国際的で
おもしろかったです。館内には韓国料理のレストランも。

I

フランス。お洒落でかわいらしい館内で、展示内容もおもしろかった。
名物のブーランジェリーでバケットやクロワッサンの販売も。

K

L

ヴェトナム。建物はものすごくステキだったのですが、中は少量の展示
しかなくがっかり。

M

ここも食の宝庫。スペインです。館内では生ハムやリオハワイン、オリーブ
オイルなどを分りやすく紹介。やはりフェラン・アドリア氏は国民的なスター
なんですね。

F

名物のオリーブオイやワイン、チーズ、食品などの小売販売コーナーも。
これは楽しい企画。

G

スペインの名物タパスが味わえるテラスレストランもひときわステキでした。

H

ミラノ万博の主役、イタリア館へ。
これは”森”をイメージした曲線の建築で、3階建てになっています。

O_2

ここもまたすごい行列。
平日はイタリア中の学校から修学旅行で訪れるので、学生の行列で
1時間待ちでした。

入るとすぐにイタリアにある22の州の各州から1人ずつ、自分の土地に
ついて、人生について、将来について語っている声が聞こえてきます。
州によっては無名の大学生などランダムなのですが、フリウリ・ヴェネツィア
州はカリスマ的ワインの造り手である大好きなヨスコ・グラブナーさん。
ちなみにアブルッツォ州は3ツ星シェフのニコ・ロミートさんでした。

P

その次の展示はテーマが”イタリアの風景”。
全面総鏡になっており、これがまさに万華鏡の中にすっぽりと入り
込んだような錯覚に陥る迫力で、素晴らしいアートでした。
みんなテンションあがりまくり。

Q

R

その次はイタリアを代表する内装の美しい宮殿やヴィッラをテーマとした展示。

S

T

U

V

W

イヤーお見事でした。
これは見がいがありました。

X

ほかにもたくさんの展示がありましたが。このミラールームが一番
すごかった、素晴らしかった!と感動していたら一緒にいたある人の
「それにしても、なぜテーマが”食”なのに”建築物や風景”が展示
されているのだろう?」と素朴な疑問。たしかにイタリアだけが
食以外のものも紹介しています。不思議に思って、その場にいた
館内ガイドさんに聞いてみたところ「それは、イタリアの文化は”食”
だけではないからです。風景や建築物にも私たちは世界に誇る文化
を持っているからです。」という答え。
あらまーッ!?さすがイタリア!他の国だって同じことなのに、この万博は
食がテーマということで世界で統一しているのに、この自分勝手な行動=!
やっぱりイタリアだなーとつくづく想わされたこのパディリオン。

X1  

さて、イタリア館の周りにもいろいろなイタリアの団体のパディリオン
があり、中でもおもしろかったのがここワイン館 TASTE OF ITALY
この2階には全国22州の1400種類のワインが州ごとに並べられており
試飲できるようになっています。

000_2

こうして各州ごとに分かれているのでかなり広いのです。
それぞれのコーナーにちゃんとソムリエがいて説明をしてくれます。
もちろん料金制。一気に全国のワインをこうして並べて見たことは
ありませんでしたが、改めてワインとはイタリアが誇る最高の食品
なのだということを体感しました。

0000

全てこの真空状態の冷蔵庫に入れられており、設備投資がどれくらい
になっているのかわかりませんが、さすがイタリアで最も高い輸出利益
を上げている食品、ワインのなせる業です。

00000000

1111

もう1つ印象的だったパディリオンは「未来形COOP」。

2222

555

3333

444

どこの国でも同じですが、スーパーでもどんどんコンピューター化が
進んでいて、なんだか自分も宇宙人になったような気にさせられた生協でした。

まだまだ見所はいろいろありましたが、ざっとおもしろかったところはこんな
感じ。
それにしてもホントによく歩きました。
ミラノでかなり気温があがった時期だったので、ものすごく体力を要しました。
7月末とか8月の猛暑の時期に行くとかなりキツイと思われます。
またイタリア人の修学旅行生が多い平日より日曜日のほうがまわりやすかった
です。食事をするところはいくらでもあり、ランチを持参して公園のようなところで
食べている人も。

世界の食文化を見て周り、改めてイタリアの食文化のすごさを思い知った
イベントでした。なんというかもう何もかもの種類の多さが圧倒的ですねイタリアは。
各州にそこの土地にしかない自慢の野菜、加工品、酒、そして料理があります。
そのバリエーションを守り続けてきたイタリア人の愛国心にもまた圧倒される
ものがありました。

世界の胃袋に圧倒させられたこの万博、イヤーおもしろかった!

**************************

EXPO MILANO 2015
日本館

*************************





|

« ミラノのオアシス『CAFE TRUSSARDI カフェ・トルッサルディ』 | トップページ | 『EATALY MILANO SMERALDO イータリー ミラノ ズメラルド店』 »

その他 - ALTRI」カテゴリの記事