カラブリア レストラン - CALABRIA LOCALE

2014/12/15

カラブリア州ポリステルナ村『DONNA NELA ドンナ・ネーラ』

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イタリア半島をブーツの形に例えたなら、つま先の部分にあたるのがカラブリア州。

この地方は、すばらしい食材の宝庫なのですが、なかなか外には出ない傾向に

あります。地元だけでほとんど消費されている感じです。

すぐ南に下がったシチリア州は、EU共同体の投資地方の1つで、その支援により

柑橘果実やオリーブオイルなど数々の”シチリア名物”を世界で販売しています。

シチリアワインの品質向上も輸出量拡大もその恩恵にあやかっています。それと

同じ肥沃な土壌、豊かな農作物に恵まれているにもかかわらず、売り出すノウハウ

を持たない(興味がない?!)のがカラブリア。だからこそまだまだ知られていない

隠れた面白い食材がごろごろあります。

カラブリア州南部の内陸部、ポリステルナという村にあるワインバー・レストラン
『ドンナ・ネーラ』へ。こんな村にお店が存在するのかな?と思わせられる、もの

すごい田舎の村に突如現る小さなお店。

まずはカラブリア産ハム、サラミの盛り合わせ。
生ハムというとパルマやサンダニエレのものが知られていますが、カラブリアにも
黒豚などのいろいろな種類の生ハムがあるんです。

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こちらはカラブリア州南部レッジョ・カラブリア地方の郷土パスタ『STRONCATURA
ストロンカトゥーラ』。デュラムセモリナ粉麦の全粒粉を原材料としたリングイネの
形の茶色いパスタです。酸味、雑味のある麺。
これにトマトソース、アンチョビ、オリーブそして忘れてはならないペペロンチーノを
たっぷりからめ、最後にモッリーカと呼ばれるトーストしたパン粉をかけたもの。
料理自体はシンプルなのですが、これが辛い辛い!

トウガラシはカラブリアの名物で消費量も全国一。
韓国みたいに、どんな料理にもトウガラシが入っているのです。
特に年配層の中には必ずポケットにトウガラシを持ち歩いていて、トラットリア
なんかでもさりげなく取り出して、マイトウガラシをかけるという人も多々存在する
そう。一緒に食事をしたカラブリア人の知人も「この味がないと料理に”シマリ”が
ない」と言ってました。ウワー。

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こちらは『CORTECCE コルテッチェ』という名の手打ちパスタ。木の皮という
意味の通りのフォームをしています。これがモッチリとしていてコシもあり、いい
食感なんです。ちょっと虜になりました。
ひよこ豆とパンチェッタがよくあいます。

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ワインはワイナリーODOARDI オドアルディの赤『TERRA DAMIA』ガリオッポ
マリオッポ、ネレッロ・カプッチョなどなどカラブリア在来品種の混醸ワインです。
ひとこと”濃い”のですが、地元料理を食べるとワインもこれくらいの存在感がない
とつりあわないのがわかります。うまくバランスのとれたワインで、思ったより
飲みやすく、パスタのトウガラシ辛いのも手伝ってすぐ1本空になりました。

レストランの横には店舗と同じ広さのワインセラーあり。こんな小さなお店に

ぎっしりとカラブリアワインが置かれていました。

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それにしても、どうしてカラブリアではこんなにペペロンチーノを使うのか真相を
解明してみたいものです。

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DONNA NELA ドンナ・ネーラ

Corso Mazzini 23
Polistena - Reggio Calabria
Tel 0966 932943

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