『VIOLETTA DI SICILIA ヴィオレッタ・ディ・シチリア』
その名もシチリアのロイヤルパープル。
カターニャやパレルモの街角で、トラックに山積みになって売られている
この鮮やか過ぎる野菜を見て「絶対いつかあれを食べてみたい!」と切願していた
のが、ローマテスタッチョの青空市場に初めてお目見え!
即効ゲット、自宅のキッチンまで大切に持ち帰りました。
この野菜”カーボルフィーレ”は一般的には白が多くて、それは全国どこにでも
販売されているのですが、この色はシチリアにしかなかったんです。
このなんとも美しいお色、どんな味がするんでしょうか?!
いつもの”レッソ”(茹でて塩とレモンとオリーブオイルであえる)にしてみました。
驚いたのが、茹でているうちにどんどん色が変わって紫から紺みたいな藍色
になりました。キャーと驚いていたら、茹で水はもうほぼ黒色。
茹で上げてレモンであえたらみるみるうちに色が紺からショッキングピンクに!!!
これシャネルのマニュキュア”ピンクトニック”みたいな、バービーちゃんの
唇みたいな、ほぼ人工的な色。
でも栽培に一切科学的なものを使っているわけではなく自然の色なんです。
このヴィオレッタは野菜の中でも抗酸化物質を多く含み、免疫力を高め
アンチエイジングの効果も期待され、イタリアでは健康的な食材として
勧められています。
風味は白色のカーボルフィーレとほぼ同じ。
パスタにからめたり、ピンクのポタージュを作る人もいます。
ニンジンや緑色のロマネスコと3色温サラダにしてもカワイイかもしれません。
ルックス、味、栄養と3拍子揃ったヴィオレッタ。
ちょっとしたマイブームです。
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