猫の記憶
11月末に突然の事故でラモが天国に旅立ってからもう7ヶ月。
ラモと兄弟のように仲のよかった同じ建物に住むフゾーネは
ラモを探しに未だに我が家へやってきます。
ラモと同時期に近所のおうちに拾われてやってきたフゾーネは
ラモと同じ年の黒猫。あまりにもそっくりで双子のようと近所の人
みんなからよく言われたのもでした。
お昼の時間になるとフゾーネが我が家へやってきてニャーニャー
叫ぶので扉を開けると、そこにここぞと待っていたラモに飛びかか
って2人いっしょに家中転げまわるのでした。
生まれてから8歳になるまで2人でいっしょにいたのでこの半年は
それに比べるとまだ短いのかも。
いまだに毎日やって来るフゾーネ。
家に入れてやると、しばらくきょとんとしているかと思うと突然そわ
そわとソファーの後ろや冷蔵庫の裏をにおぎながら必死でのぞいたり。
「もうラモはいないよ」という私の顔を不思議な表情で見つめたり。
そしてしばらくすると気がすんだようにスタスタと彼の家に帰っていきます。
どこかでラモもこの光景を見てるような気がしてなりません。
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