ワイン - VINO

2014/10/28

テスタッチョ セリエAローマファンクラブ本部『ROMA CLUB TESTACCIO』

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東京出発前の忙しい日々。
大急ぎで近所で買い物を済ませ、早足で帰ろうとしていたところ、たまたま
前を通ってしまったのがローマファンクラブ。
そう、テスタッチョはローマファンの発祥地なのです。
ファンクラブ会長のおじさんはご近所さん。「ちょっと寄ってきなよー!」と言ってくれた
ので中に入ってみました。
ワーなんだコリャー!?
ローマチームのテーマーカラー、赤と黄色だけで彩られ、選手サイン入りのありと
あらゆる写真や記念品が飾られまるで美術館のよう。
なんでもプライベートグッズにしてしまう彼ら。ワインもありました。
その横には”フランチェスコ・トッティ広場-ローマの王様”と描かれた道路標識
プレートまで。

そういえばテスタッチョに引っ越してきた2001年にローマチームが優勝した
時はすごかった。最終戦では中田選手が活躍し、私も同じ日本人というだけ
で何人もの人に感謝され、涙されました。その日から毎日、子連れのお母さん
とか、おばあちゃんまでみんなローマの旗を持って夜中まで大行進。これが1週間
続いて、生まれて始めて耳栓のありがたさを知りました。テスタッチョ中、車から
道路から店舗のシャッターまでが赤と黄色に塗りつぶされて「これ、この後どうする
のだろう?」と心配になったことを思い出しました。
道路の色はその後アスファルト色に戻ったけれど、みんなの想いが集結して残った
のがこのローマファンクラブ。

会長のおじさんたち、このお城の中で朝からトランプしてました。
好きなものに囲まれてシアワセそうなおじさん4人組み。

VIVA TESTACCIO!!! VIVA ROMA !!!

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2014/09/30

琳派400年記念限定純米吟醸酒『月の桂』TSUKINOKATSURA PREMIUM SAKE

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来年、琳派400年記念祭際が開催されます。

『琳派りんぱ』-を辞書で調べると、桃山時代後期に遡り江戸時代に栄えた
造形芸術上の流派。本阿弥光悦と俵屋宗達が創造し、尾形光琳・乾山兄弟
によって発展、酒井抱一鈴木其一が江戸の地に定着させた、とあります。

琳派芸術の中でも最も世界に影響を及ぼしたのが風神雷神図といわれています。

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宗達が描き、光悦が筆を揮った時代、光悦が家康から鷹峰の土地を拝領した
元和元年1615年を琳派誕生の起点とし、2015年を琳派400年記念の祝の年
とし、来年いろいろなイベントが京都を中心に行なわれます。

その記念際にあわせ限定生産される純米大吟醸酒をいただきました。

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風神雷神図は何度も今まで見たことのある屏風絵だったけど、この面白い

裏ラベルを読んでから、この風と雷の鬼達がどうも酔っ払ってはしゃいでいる

ように見えてきました。厳かで重厚だとしかとらえていなかったこの江戸時代の

絵画はもしかしたら何やら愉しいことを表現しているのかも。町人層まで衣食住

の文化が花開いた江戸時代。宗達さんも旨いお酒に杯をかたむけていたのか

どうかわかりませんが、そんなおかしく楽しい想像もこのおいしい純米吟醸酒

の前ではなんだかごく自然なことのように思えてくるのでした。

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琳派400年記念祭

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2014/07/19

『CANTINA UMBERTO BORTOLOTTI ウンベルト・ボルトロッティ』のワインとイタリアのワインマーケティング

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ワインほど人が作ったマーケティングに左右される飲み物はない。
と最近よく思うのが、フランチャコルタの人気ぶり。
フランチャコルタとは北イタリアのロンバルディア州で作られる発泡酒
で、シャンパーニュのように瓶内で2次発酵させたワイン。
他のイタリアワインに比べ歴史が浅く、1950年代後半に原産地
呼称が認可された、いわば新しい世代のワイン。
ロンバルディアの大型ワイナリーベルルッキ社のオーナーが大のシャンパン
好きで自分達の土地で作ってみたいとトライしたのがこのワインの由来だそう。
フランチャコルタはイタリアでも海外でも一流レストランのワインリストに
名を連ねていて、日本でもおなじみになっています。
ボトルもシャンパンと見間違える垢抜けたデザインのものが多く、イタリアワイン
の中でもかなり高価格。
これほどうまく”ブランドイメージ”というのを創り上げられたワインは右に出る
ものないと感心するほど、その高級ワインとしての地位はがっちりと
確立されています。こういうところがやっぱり北イタリアだなー。
個人的にはシャンパンに負けず劣らず!と胸をはれる『MONTEROSSA モンテロッサ
や他のフランチャコルタに比べ辛口の『GATTIガッティ』が好き。
ただしこのフランチャコルタブームだからこそ声を大にして言いたいのが
ブランドイメージだけでワイン自体はぜんぜんおいしくない!というのがごろごろ
あふれてるということ。フランチャコルタというドレスに身を包まれた安ワイン
が高価格で販売されているのは、なんとも見苦しいものがあります。

ちなみにイタリアでマーケティングの失敗で売れ行きが悪くなっているのが
キャンティ・クラッシコ。80年代から90年代にかけてイタリアワインブーム
を築き上げた歴史のあるワインですが、有名になりすぎて2000年以降から
安いキャンティを大量生産する生産者が増加し、キャンティ=安ワイン、という
これまた悲しい構図がいつの間にかできあがってしまったようです。
最高のブルゴーニュのような職人仕込みのキャンティ『Castelli in Villa カステッリ
・イン・ヴィッラ』のようなワイナリー、つまり丁寧に時間をかけて造り上げた最高の
ワイナリーなんか、営業妨害もいいところ。
このワイナリーの「キャンティ・クラシコ・リセルヴァ2006」を販売しているある
ローマのワイン屋さんでは、10ユーロのキャンティがはびこる中で43ユーロ

(約6000円)のキャンティは外国人しか買わないよと嘆いていました。
このレベルのワイナリーがもしモンタルチーノにあれば倍の価格でもバンバン
売れていたと思います。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノもまたマーケティング
に成功し、世界に高級ワインのブランドを確立したワイン。
腐っても鯛、まずくてもブルネッロ。
そう思うと、他人、もしくは同業者が勝手に創り上げたイメージによって
自分たちが代々から生産してきたワインの売れ行きが左右されるとは
本当に怖い話です。

さてイタリアワインの発泡酒に話しを戻すと、まずいフランチャコルタもあれば
最高のスプマンテもまた存在します。
それが『ウンベルト・ボルトロッティ』のプロセッコ。
ヴァルドッビアーデネ地区のど真ん中に位置する、自社でブドウ生産している
ワイナリー。
『Valdobbiadene Prosecco Superiore Extra Dry 47 DOCG プロセッコ
スーペリオーレ エクストラドライ 47』はロンドンのハロッズで販売されている
唯一のプロセッコ。ブドウ品種は90%がグレーラ(旧プロセッコ。2009年より
ネーミングが変更)、10%がピノビアンコ。
ブーケの芳香、泡の繊細さ、どこまでも伸びるきれいな酸味、キレのよい辛口
の飲み心地は見事。

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発酵タンク内にて第2次発酵を行なうという、このワイナリー独自の醸造
で造られた「Bulllae ブルラエ」も爽やかながらも味わいに深みがあり
美味。ヴィンテージは2007年。8年越しのスプマンテ。このワイナリーの
ワインの特徴はアペリティフ向けの可憐なスプマンテではなく、しっかりした
食事にあわせられる存在感。
この真夏の蒸し暑いローマでキュッと喉を癒すのもよし、また秋口や冬場にも
しっとり、じっくりと飲みたいワインなのです。

プロセッコは過去の安ワインのイメージから抜け出すべく、2009年に
プロセッコスーペリオーレ生産者組合が一丸となって、ワインとブドウの名称を
変更しました。『プロセッコDOC』から『ヴァルドビアッデネDOCG』となり15の地域
(ドロミーティ山脈からヴェネツィア市近郊)、全6000ヘクタールで生産されています。

ブドウの名前もプロセッコ品種からグレーラに変更。
世界のあらゆるところで造られている”スプマンテ(発泡酒全般をさす)”
と一線を引こうというわけです。
食事の前にBARで細長いグラスでちょろっと飲む甘い発泡酒ではなく、しっかりと
ブドウのうまみが感じられる高品質ワインとしての認識を広めようとしています。
それも『ボルトロッティ』のようなワイナリーがこの地域に存在するからこそ
可能な大改革なのかもしれません。

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CANTINE UNBERTO BORTOLOTTI

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2014/03/10

ローマバローロ試飲会『BAROLO NEL CUORE』

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ローマで行なわれた、第2回目のバローロ試飲会『BAROLO NEL CUORE』へ。
20社のワイナリーが参加。中でも突出してよかったのが『ブレッツァ』
と『ジュゼッペ・マスカレッロ』。
前者は1885年からバローロを生産しているという、バローロ村にある
老舗ワイナリー。計16ヘクタールの畑を所有し、畑違いで5種類もの
バローロを生産しています。
古典的バローロのお手本みたいなワイナリーで、どのワインにも一寸の
狂いもない高貴さが佇んでいます。プチプチっと鼻腔をくすぐる可憐な
果実香にブーケ。口に含むとフルーツ味にきりっとしたミネラル感、シルキー
なテクスチャー。飲むほどに心に響き、いつまででも飲んでいたくなる
バローロなのです。
でもこのワイナリーのすごさは、バローロではなく、セカンドワイン
の『NEBBIOLO D'ALBA SANTA ROSALIA』を飲んでみるとよくわかります。
ネッビオーロ100%、大樽で1年間寝かせたワインですが、これが他社の
バローロのレベルなのです。これは普段飲みにまとめ買いしたい!
どこのワイナリーも大抵リセルバやそのメーカーの中で一番高いワインは
一番いいブドウを使い、手間隙かけられているのでよくできているのはいわば
当たり前で、こういう2番手のブドウから造られたセカンドワインのほうが
その造り手のレベルを明白に語ってくれます。

ちなみにこのワイナリーは同敷地内にホテルとレストランも家族で経営して
います。オーナーのおじさんがうれしそうにホテルのパンフレットをくれました。

その名も『HOTEL BAROLO』。なんだかこのネーミングもグッドだなー。
開いてみると、ブドウ畑の丘陵に囲まれた小さなホテルの写真が。1800年代の
アンティーク家具で全室しつらえられています。外には広々としたプールまで!
そしてホテル内のレストランではピエモンテの伝統料理と、70種類もの
ピエモンテワインを提供しています。すべて家族経営だそう。なんてステキな!
ちょっとここ、理想的な至福のバカンスじゃありませんか=?!
陽の明るいうちはプールでひと泳ぎ、夜はレストランでピエモンテ料理とバローロ
を満喫してみたい!『ブレッツァ』のバローロをラグーソースのタヤリンと一緒に
味わってみたいなー。いやいやバローロは最後にして、もっと地元的な赤、ランゲ
フレイザなんかではじめてもいいな。
ピエモンテ牛のステーキとバローロの組み合わせは絶対はずせないなー。
ホテルのパンフレット片手に、考えただけで舌なめずりしてしまうシアワセ予想図
にうっとり。
いやーいいワイナリーです。

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そんなブレッツァの隣ブースは、あの有名大御所ワイナリー『チェレット』。
バローロからバルバレスコ、ランゲシャルドネなどあらゆるピエモンテワイン
を生産している、地元ではかなり大きなメーカーです。
『チェレット』といえばまだ日本にイタリアワインブームが始まる前ごろ
から輸入されていて、あのアルファベットの一文字が大きくデザインされた
シャープなラベルが印象的でした。
驚いたのが、『チェレット』がここ数年でビオワインの生産を始めていること。
『BAROLO BRUNATE』の2005、2006、2008、2009を試飲したのですが
2008からビオワインとなったそう。
『チェレット』にも新たな時代が到来しているのですね。

他にもかなりの数のバローロ飲み比べましたが、ワイナリーによってそのスタイルは

ほんとにいろいろで、なかなか収獲の多い試飲会でした。

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AZIENDA AGRICOLA BREZZA

HOTEL BAROLO

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2014/02/26

ローマ自然派ワイン試飲会『VINAIOLI NATURALI A ROMA』

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今年で第6回目となるローマの自然派ワイン試飲会。
2日間にわたってヴェネト通りのエクセルシオールホテルで行なわれ、イタリア
さらにフランスやオーストリアなど含め100社以上が参加しました。
通年ものすごい人が押し寄せるので、会場に早めに行ったところ、3つのホール
は意外とガランとしていました。
はげしくおしくら饅頭をしていた自然派ラヴァーはどこへ行ったのかなーと思い
ながらグラス片手に試飲開始。
イタリアでは未だ賛否両論の”自然派ワイン”というカテゴリー。
賛成派、反対派の論争は聞き飽きるほどあっちこっちで飛び交っています。
で、今回のイベントではあくまで個人的な感想として、ひどいものが多
かったー。
特に酸化臭がものすごいもの、これはないんじゃないの?ってほど濁っている
もの、どんな食事も台無しにしてしまうようなワインが多々ありました。
ワインってなんなの?と考えた場合、”飲む人を心地よくさせるもの”というのが
大前提だと思うのですが、そういう一番基本的なところから大幅にずれて
宗教論の古本みたいなワインがごろごろしてました。
それらがどんなすごい手間のかかったワイン造りをしてようが飲む気がしないと
言うと、アンチ自然派ワインととらえられてしまうのもなんだかなー。
ランゲピエモンテの『CAVALOTTIOカヴァロット』(最高!)や『RINALDI リナルディ』など
自然派の枠を超えて素晴らしい造り手が存在する中で、不出来なワイナリーとのあまり
の品質の差に愕然。

参加ワイナリーは下記の通り。

Amerighi Stefano- Toscana

Ar.Pe.Pe.- Lombardia

Az.Agr. Dos Tierras- Sicilia

Jacques Beaufort- Champagne - Francia

La Biancara- Veneto

Bonavita- Sicilia

Podere Le Boncie- Toscana

Campi di Fonterenza- Toscana

 Az.agr. Calcabrina- Umbria

CARUSSIN- Piemonte

CASA BELFI- Veneto

 Casa Caterina- Lombardia

Casebianche- Campania

AZ.AGR MARIA PIA CASTELLI- Marche

AZ.AGR I Cacciagalli- Campania

 Az.agr Casale - Toscana

F.LLI CAVALLOTTO - Piemonte

 Az.agr Il Censo - Sicilia

Damiano Ciolli- Lazio

Castello Conti- Piemonte

Castello di Verduno- Piemonte

Az. Cirelli- Abruzzo

I CLIVI- Friuli Venezia Giulia

CONSORZIO I DOLOMITICI- Trentino:
-CASTEL NOARNA
-CESCONI
-ELISABETTA DALZOCCHIO
-ELISABETTA FORADORI
- EUGENIO ROSI
-MASO FURLI
-GINO PEDROTTI
- FRANCESCO POLI
-VIGNAIOLO FANTI
-VILAR

CO.VI.BIO:
-Az.agr. De Fermo- Abruzzo
-
Casa Wallace- Piemonte
-
Masiero Gianfranco- Veneto
-
Vigneto San Vito- Emilia Romagna
-
Tenuta Selvadolce- Liguria
-
Voltumna- Toscana

CONSORZIO VINI VERI:
-Augusto Cappellano- Piemonte
-Az.agr. Paolo Bea- Umbria
-Casa Coste Piane- Veneto
-La Castellada- Friuli Venezia Giulia
- Ezio Cerruti- Piemonte
-Salvatore Ferrandes - Pantelleria - Isole Eolie
-MASSAVECCHIA- Toscana
-OASI DEGLI ANGELI- Marche
-Dario Princic- Friuli Venezia Giulia
- Giuseppe Rinaldi- Piemonte
- Eugenio Rosi - Trentino
-Trinchero- Piemonte
-Paolo Vodopivec - Friuli Venezia Giulia
-ZIDARICH - Friuli Venezia Giulia

Charles Dufour- Champagne - Francia

ELVIRABIO- Veneto

 ANTONIO FANCELLO- Sardegna

Az. Vitivinicola Fontorfio- Marche

Pierre Frick- Alsazia - Francia

GARLIDER- Alto Adige

 Vittorio Graziano- Emilia Romagna

GRIFALCO DELLA LUCANIA- Basilicata

 AZ. AGR. GUELI- Sicilia

 Renaud Guettier- Loira - Francia

 Az.agr. Giovanni Iannucci- Campania

JO LANDRON- Loira - Francia

 Az.agr. Macea- Toscana

I MANDORLI- Toscana

Cantina Margò- Umbria

MEYER-FONNÉ- Alsazia - Francia

 Az. Agr. Giuliano Micheletti- Trentino

 Weingut Molitor Rosenkreuz- Mosella - Germania

Cantina Morone- Campania

Cantina Madonna della Grazie- Basilicata

MARCO SARA- Friuli Venezia Giulia

Andrea Occhipinti- Lazio

Az. Agricola Pacina- Toscana

LA PALAZZOLA- Umbria

EMIDIO PEPE- Abruzzo

AZ. AGRI-BIO STEFANIA PEPE- Abruzzo

CIRO PICARIELLO- Campania

Azienda Poggiolella- Toscana

PRAESIDIUM- Abruzzo

WEINGUT PRANZEGG- Alto Adige

Ferdinando Principiano- Piemonte

 WEINGUT Pretterebner- Austria

 PUNTA DELL'UFALA - Sicilia

az.agr. QUARTICELLO- Emilia Romagna

Redondèl- Trentino

San Giovenale- Lazio

PODERI SANGUINETO- Toscana

az.agr. Skerk- Friuli Venezia Giulia

 SANTA FELICITA - Toscana

CASCINA TAVIJN- Piemonte

Terroir Marche:
- Aurora
- Fiorano
- La Distesa
- La Marca di San Michele
- Pievalta

FRANCO TERPIN- Friuli Venezia Giulia

Trediberri- Piemonte

 Uvatantum- Sicilia

VALCERASA BONACCORSI- Sicilia

Vigneti Vallorani- Marche

Hervé Villemade- Loira - Francia

VinoLauria- Sicilia

CONSORZIO VINTESA:
- Antica Enotria- Puglia
- Camparo - Toscana
- Castello di Stefanago- Lombardia
- Fattoria Castellina - Toscana
- La luna del Rospo - Piemonte
- Loacker - Alto Adige
- Punset - Piemonte

P.ZAMPAGLIONE, DON CHISCIOTTE- Campania


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自然派ワイナリーの先駆者、ヴェネトの『ラ・ビアンカイア』のコーナーを訪れると
いつも日本のインポーターであるヴィナイオータさんとの仕事を熱く語ってくれる
アンジョリーノさん。海外のインポーターとここまでの信頼関係を築けるというのは
メーカーにとって本望ですね。『ラ・ビアンカイア』が日本でこれほど知られる
ようになったのも、この信頼関係のおかげだといつも思わせられるのです。

1つのカテゴリーを築き上げた”自然派ワイン”という波動、今後さらにどう
展開するのか楽しみです。

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VINAIOLI NATURALI A ROMA ヴィナイオーリ・ナトゥラーリ

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2014/02/20

飲み収めは『QUERCIABELLA CHANTI CLASSICO 2011』で

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今年のイタリアは記録的な暖冬。
2月の中旬といえば、一年で一番冷え込む時期なのにローマ
では昼間は15℃から20℃近くまであがり、ダウンジャケットで
出かけると汗ばんでしまいます。暖房をつけた日も数えるほどで
街路樹にはちらほらとピンクの花が咲き始め、ちょっと気持ち
悪いほどのあたたかさです。
このまま春に突入するんでしょうか?

久しぶりに行ったセルジョの店。もう赤ワインの季節が終わり
そうなので、飲み収めに選んだのが『クエルチャベッラ』のキャンティクラシコ
2011。セルジョ曰く、このところ夏期シーズンのごとく、泡も
のや白ワインのほうが赤よりよく出るそう。

『クエルチャベッラ』といえば、90年代に一世風靡したスーパータスカン
ワイナリー。赤のカマルティーナや白のバタールなど、トスカーナIGT
を一躍有名にしたワイナリーの1つです。タンニンやバニラ香の強い存在感
があり、凝縮感たっぷりのフルボデイタイプだったのが、時代の移り変わり
によってすっかり変貌したこのワインに驚きました。

大きなグラスからチェリー、木苺のまだ甘酸っぱい感じのフルーツ香が
プチプチと飛び出してきます。かわいいー。繊細なブーケにきれいな酸味。タンニンは
黒子的存在。後味がエレガントでなんという飲み心地のよさでしょうか。

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ラベルを見ると”BIODIMANICA”ビオディナミ農法とあります。
『クエルチャベッラ』は90年代にスーパータスカンで大成功を経て、2000年
にはビオディナミ農法、自然派ワインへと移行していたのですね。
同じくスーパータスカンで名を馳せたキャンティの『カステッロ・ディ・ランポッラ』も
今はすっかりビオディナミワイナリーとして確立しています。

このところイタリア全土のワインがあの90年代のイケイケスタイルから、すっか
り伝統的な姿にシフトされ、それが定着しているのを感じます。
カベルネやメルロー、プティ・ヴェルドーなどの国際品種ブームももう下火。
イタリアならではの在来品種へのこだわりがさらに増殖しています。
熟成もバリックから大樽に変えたり、新樽100%使用を1年越しや2年越しの樽に
変更したりと、その方法はさまざまですが醸造よりもブドウの質つまり畑で
ワインのクオリティーの向上を図ろうとしています。一時もてはやされた”バトナージュ”
をおっぴらにやっているところはもう見かけなくなりました。
それにしても、バブル時代に投資されていたあの醸造コスト
は異常なものがあったのかもしれません。毎年使用したあとの樽を新樽に総入れ
替えすることだけでもものすごい金額です。
時代の変化、さらに地球の天候までも先が読めないこの状況で、どういうワイン
造りを行なっていくのか、いやーワインビジネスってほんとに大変な事業。
にもかかわらずイタリアワインの総輸出額は毎年新記録を出しています。
そんな話をしながら、セルジョが出してくれたおつまみがこれ、牛肉のカルパッチョ。
牛肉を加熱せず長期間赤ワインに漬け込んだもの。薄くスライスしたパルミッジ
ャーノとオリーブオイル、黒コショウ添え。わーこのワインに合う!
赤ワインの飲み収めにふさわしいボトルを最後の一滴まで満喫。

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Querciabella  クエルチャベッラ

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2013/09/26

秋の始まりはいつもこのバルバレスコで

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このところ日に日にじわじわ感じる秋の足音。
発泡酒を欲していたのが、ジャケットなしでは肌寒い
夕暮れに、しっとりとした赤ワインを思慕してしまう今日この頃。
セルジョの店で注文したPRODUTTORI DEL BARBARESCOの
『BARBARESCO2009』。
バルバレスコワインの産地である3つの村のうちの一つバルバ
レスコ村で、56軒の農家が共同で生産している協同組合。
全部で約100ヘクタールのネッビオーロ畑から、10種類の
バルバレスコを造っています。
その生産ラインの中で一番のベースワインがこれ。
10種類の中で唯一リセルバではなく、唯一単一畑からのブドウ
ではないワインです。
価格はもちろん10種類の中で一番低価格で、ローマの酒屋で
大体23ユーロ(3000円強)で購入できるので、普段のみできる
という貴重なバルバレスコ。

発泡酒のそれよりもずっと大きく、金魚鉢みたいなピカピカのグラス。
丸い空間に注がれたバルバレスコから、その芳香を思い切り吸い込む時。
これが秋の始まりの瞬間。
スミレにプルーン、木苺のアロマ大全開!
タンニンもほとんど感じないほどしなやかで、2009年でちょうど今
が飲み頃という感じ。組合員みんなのブドウから造られたワイン。

農家のおじさん達いい仕事してます!
もちろんジャコーザやソッティマーノのような、世界に誇るイタリアワイン
としての高級バルバレスコは感涙もの。でも毎日の時の流れの中で
なにげに秋の到来を感じるのは、この協同組合のバルバレスコが一番

の適役者なのです。

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PRODUTTORE DEL BARBARESCO

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2013/09/03

ワインでも日本酒でもない『グラヴナー』という美酒

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イタリアで、そして日本でも熱烈なマニア、コレクターが存在
するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリアのワイナリー『GRAVNERグラヴナー』。
地下に埋め込んだグルジア産のアンフォラ(テラコッタの壺)で
ブドウの皮ごと発酵、熟成するという、唯一無二の醸造法で造ら
れたワイン。試飲会に参加したとき、造り手のヨスコさんは、一見
穏やかで礼儀正しいお坊さんみたいな印象でしたが、話が進む
につれ、凡人ではない精神と体力が備わっているのがじわじわ伝
わってきました。
シャンパーニュやブルゴーニュ、もちろんイタリアの同業者からも
尊敬される造り手で、おそらく自然派イタリアワインの中でも
高級ワインとしてここまで地位を確立させた人はいないと思います。
と、感服しながら、実はいつも心の中で「で、このワインに合う料理って
あるのかな。」という大きなハテナがありました。あまりにワイン自体
の存在感が重すぎて、どんな料理にもしっくりこないどころか、台無し
にしてしまう気がして、”酒”としてバーで飲むようなワインというイメー
ジを持っていました。
個人的には、”いつの間にかボトルが空になっていた”というワイン
が好きなので、レストランで飲むグラヴナーのワインはなんだか
難しいお経を読まされているような堅苦しささえ感じていたのです。

一時帰国中、京都祇園の「なかむら」へ。
京都の生き字引的な存在のメランジェの経営者松宮さんにご案内いただいた
日本酒とワイン、炭焼きのお店。
ここへ松宮さんが持ち込みされたのがグラヴナーの「アンフォラ2006」。

ヨスコさんが自ら開発されたという専用グラスも持ち込み。さすが松宮さん。
3つのくぼみがあり、ここに指を入れて持つようになっています。
普通のワイングラスよりも手が当たる面積が少なく、口も大きく
なっています。
グラヴナーのワインを飲むべく熟考された器。

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濃いサーモンピンクと黄金が混じったようなロゼよりも濃いブランデー色
のリボッラが注がれます。

そして目からウロコ!
なんと、この「なかむら」の料理、つまり和食なのですがこれがアン
フォラと絶妙な調和で、今までずっと料理に合わないワインと思っていた
のが”気がついたら空になっていた”というワインに様変わりしているのでした。
イタリア料理には酸味のある果実ブドウからできたワインが合い、和食
には米の甘みのある日本酒が合うというのが一般的な倫理ですが
アンフォラはまったくこのロジックに反した反応をしているのでした。
なかでも宮崎産の尾崎牛の炭焼きとはもうこれ以上の組み
合わせは世の中に存在しないというほどのおいしさで、スイスイとワインが
すすみました。肉もまたアンフォラに絡まれることによってさらにその肉感

とうまみが強調されていました。
グラヴナーのワインを”飲みやすいおいしさ”と言うとかなりのイタリア人
に否定されると思いますが、それが過言ではないほど印象が変わったのです。
アンフォラを造っているリボッラ品種がどこでどうなったのか、これを
もし世界中の酒と一緒にブラインドテイスティングしたとしたら、多くの人が
ワインと思わないのではないでしょうか。紹興酒と思う人がいるかもしれ
ません。{ワイン}でもなく{日本酒}でもなく{紹興酒}でもない。
『グラヴナー』というどんなカテゴリーにも属しない驚くべく美酒を一口一口
最後の残り香まで堪能。
グラヴナーの聖地フリウリからはるか離れた京都にて、グラヴナーの驚異
を体感したのでした。

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GRAVNER

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2013/05/02

あんきものフリット

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このところ28度まで気温があがり、もうすっかり夏日のようなローマ。
すぐ近所にある魚料理が安くておいしいトラットリアへ。
暖かいので夜でも十分外のテーブル席で食べられるようになり、すで
に近所の常連がみっちりと。
「本当にイタリア人って外で食べるのが好きなんだなー。」とここに来た
ころは思いましたが、今はこれほどシアワセを感じることがないくらい
外で食べるのがスキ。夜の匂い、オレンジの灯り、道行く人を眺めたり
しながらおいしい料理をつまむ楽しさ。これに変わるシアワセってあまり
ないってくらい心が浮き立つのです。

今夜の日替わりメニューに見たことのない一品が。
FRITTO DI FEGATO DI RANA DI PESCATRICE D'ORATO
ってことは、あんきものフライ?!
トマトソースでブイヤベース風に煮込んだり、イタリアでは結構アンコウ
料理が普及していますが、その肝を使ったメニューは珍しいのです。
イタリア生活17年にて初めてあんきもをこちらでいただきました。
アンコウはアドリア海で獲れたもの。シチリアやサルデニアなどよほど
海の地でない限り、日本に比べると新鮮さに劣るので、一般的にあまり
どんな魚も卵や内臓を食べないのです。オーナーのアンドレアに聞くと
今夜のアンコウはかなり活きがよかったので肝を料理することにしたと
のこと。
カリッとした香ばしい揚げ衣とねっとりとしたあんきもの食感が絶妙。
かに味噌思い起こさせるような独特のほろにがくくせのある味。

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アツアツのフリットを、キリリと冷えたリグーリア産の白ワインで流し込み。
CANTINE LUNAE BOSONIの『COLLI DI LUNI DOC VERMENTINO』。
リンゴに洋ナシ、ちょっとトロピカルなのが後味は塩を感じるほどミネラル
感たっぷり。
ほろ苦くクセのあるあんきもに、フルーティーなアロマと心地よい辛さが
口の中で奏であって感涙。

電灯の下を飛び交う虫もなんのその。
ちょっと懐かしいような初夏の夜の匂い。
テーブルにはおいしい料理と爆笑している友達たち。
そんなシアワセをしみじみ心で確認した一夜でした。






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2013/04/01

ピエモンテ白『VIGNA MASSA DERTHONA 2009 ヴィーニャ・マッサ デルトーナ』

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この土日で夏時間になったイタリア。
あいにく雨模様の復活祭3連休にもかかわらず、新しいローマ法王を
一目見ようと、通年より20%以上もの観光客がローマに押し寄せている
そう。確かにこのところ街中を歩いていると南米系のツーリストを多く
見かけます。フランチェスコ法王の一挙一動は毎日TVや新聞で報道
され今や押しも押されぬ大スターです。
そんなバチカン市国に手が届きそうなところにあるにもかかわらず
観光客よりも地元の常連でにぎわっていた週末のセルジョの店で。

なぜか赤よりも白ワインが飲みたい気分になっていたところに、友達がお
ススメしてくれたピエモンテの白。これがおいしかったー!
『ヴィーニャ・マッサ』というワイナリーの”TIMORASSO ティモラッソ”という
珍しい品種のワイン。
生産地はピエモンテでもバローロやバルバレスコのある地方ではなく、もっと
南部のロンバルディアに近いアレッサンドリア県。
おいしいピエモンテワインってこういう黄金色をしていますが、なぜなん
でしょうね。トロピカルっぽいかわいさに始まり、ちょーっとほろ苦い後味。
注文したモッツァレラと生ハムとも最高!
復活際を祝う常連の人ごみの中で最後の一滴まで堪能しました。














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